住宅事例や家づくりのお役立ち情報満載!
子育て世代のための家づくり応援サイト
ieMADO[イエマド] TOPページ > 住宅事例 > 子育ても家事も楽になる家事動線の間取りの家

子育ても家事も楽になる家事動線の間取りの家

掃除が苦手だという奥様。だからラクしてキレイに住める間取りの家を考えたと言います。共働きでも過ごしやすくて子育てしやすい間取りの家が完成しました。

2019.09.12/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、子育ても家事も楽しくラクにをテーマにした、共働きご夫妻が考えた、家事を時短にする工夫が詰まった間取りのおうちをご紹介します。家づくりでは、子育てと家事を両立できるのが理想ですよね。子育ても家事も楽しく快適にできる工夫をぜひ、参考にしてみてください。

家事動線で子育ても家事もラクに

ティッシュ箱を抱えてママのところにやってきた2歳のご長男。どうやら取材撮影で箱を移動させたため、〝いつもと違う場所にある〟と教えにきたようです。

幼いお子様でも物の置き場がわかるほどきちんと片付いているH様邸。かなりのお掃除好きかと思いきや、奥様はまったく苦手だと言います。「だからラクしてきれいに住める家を考えました。共働きでも過ごしやすくて子育てしやすい家です」。

徹底したのは洗濯動線でした。ポイントは、室内干しのできる洗濯室のすぐ外に屋根付きデッキを設けたことです。

洗濯室で洗った服は1着ずつハンガーにかけ、その場で一夜干し。翌朝、出勤前にハンガーのままデッキに移して本格干し。帰宅後に乾いた服を洗濯室に取り込んで、その場で畳んでその場で収納。洗濯室では一歩も動かず、デッキまでの移動も5歩程度なので、作業はとてもラクになりました。

1階の和室も整理整頓に一役買っています。客間にふさわしい高級感のある内装ですが、今はお子様たちの場所。遊ぶのはここでだけというルールをつくり、おもちゃがLDKに侵入するのを防いでいます。

また、押入れにはお子様の届く高さに園服などを収納し、自分で身支度をさせています。「リビングがちらからない分、和室はすごいです。だからここは狭くてちょうどよかった。広い分だけちらかしますからね」。

奥様は、帰宅してから食事、お風呂、洗濯とすべてを済ませ、3時間後にはお子様と一緒に寝る生活ができるようになったと言います。ご主人は「たくさん話しながら決めた家なので愛着がある。家にいるときの幸福度が違います」とうれしそうでした。

ビルダーの決め手はプラスαのアドバイス

「このデッキはモリシタ・アット・ホームさんの〝いくかじハウス〟のモデルハウスで見たものなんです」。〝いくかじハウス〟とは、家事と育児が楽しくなる同社からのアイデアの提案で、共働きのH様ご夫妻にとって大いに参考になったと言います。

ご主人は「それとモリシタさんのいいところは、要望をただ聞くのではなく、プラスαを返していただけること。家を売るというより、一緒につくっている感じがしました」と業者選びの決め手を語りました。

帰宅してから3時間で食事、お風呂、選択を済ませられる家

玄関ホールからの視界。左手に進むと水回り、右手はLDKで、裏でつながる回遊式動線。さらに和室の障子を開けるともう一つの動線が現れる。

洗濯室(写真左)と洗濯物干し専用の屋外デッキ(写真右)はわずか5歩程度の距離。取り込んだら、家族4人に用意した4つの引き出しに収納。引き出しの下2段は、お子様の手の届く高さにした。洗濯機の上のポールはハンガーの待機所。「ハンガーって、重ねて置くと絡まってイライラしますから」(奥様)。

キッチンがすっきりしているのは水切りカゴがシンクの上に納まっているため。電動で降りる仕掛けで、洗った食器をカゴに入れてスイッチオンすれば完全に隠れる。真横の空間はパントリー。扉はないが垂れ壁でLDKと空間を分けている。さらに扉の奥へ進むと洗濯室に。

3.5畳の小上がりの和室はお子様の遊び場&支度部屋。リビング側に扉はないが、段差が空間を分ける役割を果している。せり出す形で奥行1mほどの大きな引き出し収納を設けた。

「賃貸時代の反動です」と、かなり広めにつくった玄関回り。

階段下収納付きのシューズクローゼットはコンクリート打ち放し風のクロスでスタイリッシュに仕上げた。玄関のスリット窓をはじめ、窓の断熱性とデザインにこだわり、最新の樹脂窓を採用した。

1階の通路はギャラリースペースのイメージでつくってもらいました。ポスターを飾っていく予定なので、壁裏にコンパネで補強しています。足元のライトは、カッコいいかなと思い、遊びでつけました(ご主人)。

朝の洗面所が渋滞することを考え、2階にも実用性の高い洗面台を設けた。メイク用の専用ライトとドライヤー用のコンセントを設置。鏡の裏の壁にニッチを設け、大きな鏡裏収納をはめこんでいる。青いモザイクタイルとトイレの水模様クロスは、家族旅行で訪れたバルセロナの海をイメージ。

4つのスペースに分けられた寝室。メインであるベッドを囲むように、左から書斎、子ども用寝室、ウォークインクローゼットが配置された。

T字型に広がる4畳のウォークインクローゼットは、右側がご主人、左側が奥様のスペースで、それぞれ好みのクロスを選んだ。

ご主人の書斎は2.5畳。造作の棚を充実させた。今はまだあまり活用していないが、いずれ専用のデスクセットを置いてPC作業などをする予定。

フローリングの上に畳を敷き、お子様の寝床にした。ここでお子様を寝かしつけたあと、大人はベッドで休む。「子どもがゴロゴロ転がるので、一緒だと疲れが取れないんです。ベッドだと落ちますし」(奥様)。畳は、奥様のお母様の働く畳屋さんの製品。

陸屋根が好みだったが、コスト面を考えて切妻屋根を採用。モリシタ・アット・ホームの提案で、切妻屋根の側面を道に向け、傾斜を調節することで箱型の家に見えるようにした。土地に高低差があるため高基礎になっている。

 

 

会社名:株式会社モリシタ・アット・ホーム

所在地:兵庫県姫路市山吹2-12-30

連絡先:0120-736-066 F

AX:079-295-2070

https://www.m-athome.co.jp/

メール:newh@m-house.co.jp