実家にも薪ストーブがあり、薪のある生活が普通だったと言うご主人。「全部の部屋が暖かいんです」。当初設置を渋っていた奥様、お子様たちも、薪ストーブのある暮らしにすっかり魅了されている様子だ。
街で見かけ、かっこいいと思っていた家が偶然にもトミタの家だった。 その家を参考にベージュを基調にした配色にした。
かねてよりご主人の地元での家づくりを考えていたご夫妻。ご主人の転職を機に地元へ戻り、家づくりをスタートしました。
ご夫妻にはそれぞれ夢がありました。ご主人は薪ストーブのあるリビング、奥様はショールームで心を奪われたシステムキッチンを置くことです。ほかにも設備や間取りなど、多くの希望がありましたが、当初、相談を進めていた住宅会社にはなかなかその希望が伝わらず、家づくりが進まないでいました。
そんなときに、家づくりを始めた同世代の友人との情報交換で、別の住宅会社に相談するという選択肢を考えるようになりました。
そして、いくつかの住宅会社をまわりましたが、なかなか希望の家づくりが叶いそうもなく、「何のために家を建てるのだろう」と、やり場のない気持ちばかりが積もっていました。そんなときに訪れたのがトミタでした。
色と硬さで選んだサクラ無垢の床がやさしく迎える玄関。アクセントとなる黄色いクロスの壁を隔てシューズクロークを置き、コートやベビーカーまで収納。雑多になりがちな玄関もスッキリ。
キッチンからの視線を遮らないよう階段の壁を一部、格子へ変更。梁天井と板張り調のアクセントクロスはともにストーブと調和し、スタイリッシュで落ち着くリビングに。
何よりも先に決まったという奥様一目惚れのキッチン。換気扇付きのライトの下には、これから念願のダイニングテーブルが届く予定だ。
キッチンは、将来お子様二人も一緒に立った時にも動きやすいように稼働スペースは広さを確保。床材には、洗面脱衣室と合わせて、水に強いバンブーを選択した。
将来的には客間として使いたい和室はリビングへ直結させた。お子様が小さい今は遊び部屋として活躍し、友人が遊びに来た際にも大人たちとの空間分けに成功。
玄関横に洗面所とトイレを配置し、帰宅後すぐに手洗いできる動線に。独立しているので、来客時にも気兼ねなく使える。
「希望を伝えて、理想通りの図面を描いてくれたのはトミタさんが初めて。見積もりも予算内でした」と笑顔の奥様。
最初は社長の若さに多少の不安を覚えたご主人でしたが、現場で大工仕事もする社長の〝職人の手〟を見て、信頼できると感じたそうです。資金面でも、それまでは建築にかかる費用しか提示されず、銀行から借りられるお金=予算だと考えていましたが、それ以外にかかるお金についての指摘や助言があり、信頼は確信に変わりました。
ここからの家づくりは迷うことはあれど、順調そのもの。憧れの薪ストーブや、熱望のキッチンを設置できただけでなく、調湿効果と防音性の高い工法の断熱材など、こだわりの設備も実現しました。薪ストーブとの相性も良く、静かなリビングには、薪のはぜる音が心地良く響きます。
「面白くないと嫌になっていた家づくりが楽しくなりました。社長が同世代だから、一生付き合っていける。安心しています」とご主人。
家づくりを始めた頃とは、一変したご夫妻の晴れやかな表情こそが幸せな家づくりの証となりました。
お子様の思春期を考慮し、バルコニーは主寝室と子供部屋の両方から出入り可能に。干した布団をそのまま収納できるように、クローゼットは出入口のそばにした。
家族全員がいつでも自由に使えるようにと、ウォークインクローゼットは部屋として独立させた。すべてのクローゼットの内壁には湿気を吸収する杉板を使用。
喧嘩にならないようにとまったく同じ間取りで用意したお子様のお部屋。十分な収納力のあるクローゼットを備える。
薪ストーブが吹き抜けから姿を現す主寝室。雪の多い冬でも肌掛け一枚で寝られるほどの暖かさが実現。「暑いこともあるくらいで、薪ストーブの威力を実感しています」とご夫妻。ゆくゆくはベッドだけを置くシンプルな部屋にするため、窓の配置と一面に貼ったブルー系クロスで遊び心を加えた。
冨田社長(右)とHさんご家族。「長い道のりでしたが、トミタさんのおかげで 全員が納得できる家づくりができました」とご主人。
構造:木造
延べ床面積:110.07㎡
階数:2階
会社名:株式会社トミタ
所在地:京都府京丹後市大宮町周枳1954-1
連絡先:0120-046-855
FAX:0772-64-3485
メール:info@t-tomita.jp