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【家づくり成功マニュアル】ワクワクする未来思考型資金計画のススメ

家づくりは「危険予算」と「安全予算」を理解しないと不安になります。でも、今の年収で、どんな家が自分に見合っているのかを考え、 破綻しない家づくりをするのは大切なことかもしれません。でも…家づくりってもっと楽しく夢のあるものとして考えられないでしょうか?

秋葉工務店の秋葉社長は、「こんな暮らしをしたい!」と夢を描くところから家づくりを始めるのが本来の姿ではないかと言います。そのためには、どんな資金計画をすればいいのか、 目からウロコの逆転の発想を伺いました。

2018.11.02/イエマド編集部

人生最大の買い物だからこそこだわりつくす

家づくりを始めようとして、まず銀行に駆け込んで、「いくら借りられるか?」を相談する方がいます。年収などからすぐに「いくら借りられるか?」は、出てきます。でも、この金額は、あなたが借りられる金額であって、無理なく返済していける金額とは限りません。住宅会社に相談しても、「まず銀行で、いくら借りられるか? 確認してきてください」という会社もあります。

 

ですが、無理なく返済していける金額は、「いくら借りられる?」ではなく、「いくらなら返せるか?」を出して初めてわかります。そこから安心した家づくりが始まります。まずは、家づくりと資金計画を同時に相談できる住宅会社を選ぶことが先決です。そういう住宅会社に出会うことができれば、確かに安心して家づくりに取り組むことができるでしょう。

 

最初、「家をつくりたい」という思いは、おぼろげだったのかもしれません。「子どもも生まれたし、仕事も安定してきた。そろそろ家をつくろうかなぁ。住宅ローンを35年で組むとなったら、そろそろ始めないとなぁ」などと考え始める方がほとんどでしょう。そこで資金計画を行い、家づくりを始めます。

でも、生命保険までかけて、ただ安心予算で家づくりができれば、それでいいでしょうか。そこでできる家は、単に建てることのできる家であって、あなたが建てたい家とは違うのではないでしょうか。無事に家づくりを進めたいという思いが先に立って、夢を縮めてしまってはいないでしょうか。人生最大とも言える買い物です。生涯家族が暮らす目的を考えてみませんか。もっとこだわってもいいと私は思うのです。

 

家づくりを考えるようになるきっかけは人それぞれです。でも、本気で家をつくりたいと思うとき、それは建物としての家だけではないはずです。自分がどんな将来像を望んでいるのか、家族のこと、仕事のこと、趣味や社会との関わりについても真剣に考えてみてください。そして、だからこそこういう家が欲しいんだというイメージを持って欲しいと思います。

 

では、どうすれば、その建てたい家をつくることができるかを考えていきましょう。

夢を実現させるための意識改革

あなたの人生は、この家を建てて終わりではありません。家を建てることが夢で、そこが最終目標であってはなりません。あなたとご家族の将来像を思い描いてください。その後の人生が充実することこそが大事なのです。

 

では、充実させるには、どのようなことが必要でしょうか? 人生の充実は、人それぞれだと思いますが、例えばわかりやすく、10年後に貯金を500万円貯めたいと目標を立てるとしましょう。10年後に500万円貯めるには、単純計算で1年間に50万円、1ヵ月で4万2000円弱貯めなければなりません。

 

ここで、これは無理と思うか、いや、頑張ろうと思うかでその後の人生は変わってくるでしょう。ただでさえ、人生には、いろいろな大きなイベントが待っています。毎月4万2000円という金額を貯金にまわす。また貯金を崩さずに過ごすのは並大抵ではありません。

 

特に、今貯金が全然できていないという人は、10年後に500万円貯めることは簡単ではありません。意識改革するしかありません。しっかりした目標のために、今の生活を見直そうという意識改革です。

 

実際、こういう具体的な目標を設定している方が、目標もなく漠然と貯金しようと思うよりはるかに実現の可能性が高くなります。目標がないと、収入の多い人でも結構使ってしまって毎月ほとんど残らない=貯金ができない、という話をよく聞きます。

貯金をするための意識改革

貯金をするためには何をすればいいのでしょう? 節約をするというのが、一般的な回答です。今の収入が増えなくても、節約することで貯金するお金を捻出するわけです。でも、節約は買い物をするとき、ただ安いものを選べばいいとは考えないでください。多少高くても、長く使えるものであれば、結果安いものを何度も買うより割安と言えることもあります。

 

もちろん、収入が増えれば貯金はしやすくなります。正攻法で考えると、そのためにはキャリアアップをすることが必要だと思います。自分の仕事にとことん向き合い、もっといいもの、もっと喜んでもらえるものをと追求していくことで高い評価を受けたり、周囲の評判も良くなるものです。

 

キャリアアップのために、自己投資するのもいいでしょう。勉強会やセミナーを受け、より高みを目指すことも本気で向かえば効果はあるはずです。

 

他人から「貯金はしておいた方がいいよ」と言われてやり始めるのと、自分の希望する未来像のために貯金をするのではモチベーションに差が出るのは明らかです。

 

人生最大の買い物をしようというときに、そのモチベーションを持ち続け、前向きに考えられる人と、後ずさりしてしまう人がいたとしたら、後ずさりしてしまう人はまだ家づくりを始めるには早いのかもしれません。きっと機が熟していないのでしょう。

目標のためにテスト生活を送ってみる

新しい家で、あなたはパートナーと一緒に暮らしていくわけですが、これまで、育った家ごとのハウスルールの違いを感じたことはありませんか? もし、感じているなら、新しい暮らしを始めるこの機会に、新しいハウスルールをつくると、これからの暮らし方がすごく良くなると思います。

 

例えば、「リビングでどんなことをして、部屋で何をするの?」「庭にはどんなものを植えて、何ができるようにするの?」といったことです。住宅会社にどんな注文をして、それを叶える出費はどのくらいとっておけばよいかを考え…、お子様の教育費や趣味や旅行費用、車の買替え時期や価格まで決めます。それらを叶えられるか?

 

節約かキャリアアップか、目標に向けた具体的な生活は人それぞれですが、貯金を続けていけるかどうか心配な人は多いでしょう。このようなストーリーで家づくりを進めたらもっと安心できるように思えるのです。

 

この方法は、当社で家づくりをされる方にはとても好評です。家づくりが具体的に動き出すまでには準備期間がありますので、その間にテストしてみませんか。ずっと続けられるかどうか見極めるためには、最低でも3ヵ月は試してみる必要があるでしょう。家づくりで自分も家族も幸せを手に入れるためには、それくらいの覚悟は必要かもしれません。

 

貯金に関して言えば、今貯金ができていないという人は、生活を改善する気持ちにならないかぎり、家づくりは無理だということにもなりかねません。酷な言い方になりますが、「大丈夫ですよ」などと無責任なことは私には言えません。

 

もちろん、今の予算に見合った、冒頭で述べた現在の収入や家計簿から家づくりにかけられる金額を割り出すやり方もあります。また、家づくりに使う資材などをランクダウンさせることで、予算に見合う金額に合わせることは可能かもしれません。

 

しかし、安いものに走るとどうしてもクオリティが下がります。つくり手としても、安く提供してあげたいという気持ちと、ここは譲れないという気持ちがせめぎ合うところです。

 

まずは、クオリティを落としたりすることは考えないでおきましょう。きっちりとした家づくりを考えながら、理想の生活を貯金なども含めてシミュレーションしてみることです。あなたのこれからの生活が具体的に見えてくると思います。

資金計画は家づくりのツール

どんな家づくりをするのか、それは最終的にはお客様自身で決めていただきたいと思います。お客様の希望に沿うようにつくりこむのが注文住宅の良さですよね。建て売りではなく、地元密着の工務店で注文住宅を頼むのなら、こんな家を建てたいということにとことんこだわって、楽しい家づくりをしませんか。

 

ライフプランや未来家計簿などの資金計画は、そんな家づくりのためのツールの一つにすぎません。ワクワクする未来をどんなふうに描くかが大切なのです。資金計画に縛られるのでは本末転倒。それぞれに人生観があるのですから、それを達成するために使うツールも人それぞれ。目指す未来像のために必要なものとしてツールを使い分けましょう。

 

そのうち、これくらいなら借りられるという基準が自分の中でできてくると思います。自分の収入がどのくらい上がれば、借り入れ金がどのくらいになるかということもわかってきます。希望の家を建てるために今よりどれだけ収入を増やせばいいか、そしてそのためには何をすればいいのかを考えます。

 

そういうツールとして、資金計画などを使えばいいと思います。ツールに翻弄される必要はありません。あそこまで行きたいんだとモチベーションを高く持つことで、楽しい家づくりになるはずです。

講師の会社をご紹介

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