
一つひとつ出しているサインを見逃していると、どんどん大きなサインを出してきて、
どうしてなのということになってしまうので、ちょっとしたサインを見逃さずに受け止めてあげることが
とても大事なことですね。
そうですね。これはいくつになっても同じだと思いますが、特に小さいうちは出していても気づかないお母さんが多いです。キャッチできるようになってくると、小学校になっても、中学になっても、高校になっても、何か違う、「ただいま」の言い方が違う、「ドアの閉め方」が違うというように、ちょっとしたことでもわかるようになってきます。
そう言われると思い当たるというか、玄関を開けて入ってきたときの足音や靴の脱ぎ方の音で確かに違いますね。
違いますね。笑って帰ってくるときもあれば、ムッツリして、「ただいま」も言わずに部屋にこもってしまうときもあります。こうなるとはっきりしていますが、ガチャと開ける音で違ってくることがあります。子供たちはちょっとしたSOSを出します。音によって違いがわかる!
気に留めることが大事ですね。
大事です。だんだん子どもは成長していきますが、それだけではなくて、子どもを伸ばしていかなければならないということです。成長していきますから、いろんなことをお母さんが教えていく。 能力を伸ばしていくことに結びつけなければならないので、まずは見て、受け止めて、認めてあげてして、ポイントを押さえながら言葉がけやルールを作り、自分を見せるということ、それに加えて生活・気質を見極めて子育てをしていくことが大事なことです。
子どもたちに、例えば「大好き」と言ってあげるとき、3パターンの子供たちにどう言えばいいのかお話しましょう。
お母さんが子どもに「大好きよ」と言うとき、感じる子どもには、まず抱っこしてあげてください。そして大好きというお母さんの気持ち(こころ)を乗せて、「あなたのことが一番大好きだからね」とギューと抱きしめながら言葉を伝えてあげる。動く子供には、「あなたの素直なところが好きよ」「優しいところが好きよ」とそのものズバリを言ってあげると、子供は「お母さんは僕のことがわかっている」「私のことを見ていてくれる」という安心感・安堵感が生まれてきます。
考える子供には、「あなたのことが大好きよ。すごく物知りだね。お母さんにもいろいろ教えてくれる?」というように話しながら褒めてあげると、子供たちはすごく喜びます。
逆に今度は怒るときにどう怒ればいいのか。間違ったことをしたときやルールを守らないとき、いろんなことで怒らざるをえないときがあります。怒るということも子育ての一つですから、そういうときにどうすればいいかということです。
感じる子どもは、みんなの前で怒らずに一人だけ、一人だけ呼んで「こういうところが悪かったのじゃないの。今度から直していこうね」と怒ってあげると、プライドも傷つかずに「うん。わかった」と素直に受け入れてくれると思います。
動く子どもを怒るときは「ここの部分が悪かったね」、「物を投げたことが悪かったのよ」というように具体的な例を出して、ここが悪いということを説明してあげると、動く子どもは納得します。
考える子どもたちは、どこのどういう部分が悪かったのか、なぜ悪かったのかどうすればよかったのかをきっちり説明してあげると納得します。
それぞれのタイプによって、怒り方や褒め方が変わってきますので、それを子どもがどうとらえるのか、ということをお母さんが踏まえて行動すれば、褒められるときも怒られるときも、より子どもたちは納得し、お母さんの言うことを理解してくれるのではないでしょうか。
きょうだいでも怒り方、その子性格・気質を見極めて言うと、すんなり入っていくのかもしれませんね。
そうですね。子どもをどう伸ばしていくかというと、まずは
この4つのポイントが教えることの基本です。
その方法ですが、どのようにやる気を出す言葉を言えばいいのかというと・・・。
感じる子どもには、「お母さんと一緒にやろうよ。歌って覚えたらもっと楽しくなるね。一緒にがんばってみようか」というように、感じる子どもは一人でするのが苦手ですから、「お母さんと一緒」ということがキーワードかもしれません。
動く子どもには、「お母さんと比べっこしない、競争なんてどう?。いくつまで覚えられるかなあ。これが終わったら一緒におやつを食べようね」と言うと、動く子どもは乗ってきます。
考える子どもは、例えば「キリンという言葉を知っていたよね。英語で言うとGiraffeというよね。すごい、よく知っていたね。じゃあ今度、もっと動物の名前をたくさん覚えて、動物園に行ったときにお母さんに教えてくれる?そのためにお母さんと一緒に覚えっこしようか」なんて言うと、考える子どもは乗ってきます。
子どもたちに覚える楽しさや学ぶ楽しさを、お母さんが日常生活の中で教えていくことも大事な子育ての一つであり、コミュニケーションの一つです。
志和池さんのお話を聞くと、その子の気質に合わせて楽しくやっていくと、お母さんも楽しく楽に子育てができるように感じてきます。これからは、どう子育てをしていけばいいのか、コミュニケーションしていけばいいでしょうか。
子どもは一部分で見ていくものではなく、心も体も一緒に見ていきます。その成長を見てお母さんは、喜びもありますし、こんなに大きくなった、こんなに成長したという実感もあると思います。心と体を一体化して個性をうまく使い分けながら、能力を伸ばすことが最短の方法です。
能力を伸ばすには、お母さんが一番の先生であり、信頼できる人なので、お母さんは(手をかけ)、(愛情をかけ)、(思いやりをかけ)、(言葉かけ)をかけて育てていきます。お母さんのやり方でお母さんのルールを作り、お母さんの方法で子供を育てていくことになりますから、学習するにしても生活するにしても、子どもをよく見、よく聞き、よく触れ合うことが大切です。
すべてを取り入れるというか、この部分ということではなく、コミュニケーションがあっていろんなことを学んでいく。学んでいくことの中で個性を見極め、日常の社会的なルールを教えていくことが大事ではないかと思います。
これからのお母さんは、子育てをしながら自分の人生も歩いていきます。子育てが大事な時期は6年間、もっとも大切な時間は3年間です。この時期はとても大事です。この時期にコミュニケーションをしっかりして親子の絆を強めて、いろんな情報を入れてあげれば、子どもは自然に自分の考え方を持って、自分で判断して生きていく力をつけていきます。
ですから、この時期が一番大事だということです。この時期をうまく乗り越えていくことによって子育てが楽になり、楽しい子育てになっていくのではないでしょうか。
何事もお母さんとのコミュニケーションで学んでいく。コミュニケーションというのは、言葉がけであったり、スキンシップであったりしますが、お子さんをどう生かしていくかというのは、お母さんとのコミュニケーションにかかっているといってもいいぐらいかと、志和池さんのお話を聞いていると思いますが、そうでしょうか。
はい。4歳から5歳のころまでは、お母さんとのコミュニケーションによって子どもたちの本当の気質・性格、それを生かすも殺すもお母さん次第だと思います。大げさかもしれませんが、それぐらい大事なものです。プラス知識を子どもに与えていくこともお母さんの役割だと思います。お母さんが上手に子どもと付き合っていくことによって、子供たちがこれから先どう育っていくか、分かれ目になってくると思います。
育った環境はすごく影響してきます。子どもたちは環境によってつぶされたりもしますし、お母さんの気持ちの持ちようで、本来の性格が出ていないお子さんもいます。
いずれ子どもは自立していきます。小さいときのお母さんの手助が勇気を与え、困難を乗り越え、人とうまく付き合えることが出来、社会で生きていけることにつながってきます。これはまさに家庭から作っていかなければならないことです。お母さんは自分を信じて、子どもを信じて育ていってください。
子供の性格や気質を見極めて、お母さんが子供とのコミュニケーションをとっていくことが、家庭をよくし、子供もよくし、ひいては自分も楽になる。子育ても楽にしていく方法ですね。
そうですね。小さいうちは大変かもしれませんが、長い目でみると、ほんの数年です。本来の自分が持っている性格と後天的にできていく性格・気質、それに上乗せしていくことによって、一つの人格を育てていく大切な仕事を与えられているわけです。やり方はそれぞれ違うと思いますが、その辺を把握していただけると、子育てはとても楽になります。
今までコミュニケーションを聞かれたお母さんたちはこのようにおっしゃっています。例えば、
こんなご意見をお母さんにお話していただけました。まずは自分を認め、子どもを認めることによって楽になり、次のステップに上がることができる。そんな手ごたえを感じました。
人と人との始まりは、まずは家族がスタートです。家族と楽しくコミュニケーションしていくことが私たちの人生の中での第一歩、これから楽になるための第一歩ではないでしょうか。
現場で幼児教育をされている志和池さんがじかに見ている感覚は、なるほど、そういうことなのか、コミュニケーションの大事さが今日はとてもよくわかりました。本当にどうもありがとうございました。
こちらこそ、どうもありがとうございました。
(終わり)