ワークトップがフラットで片側の端を壁に付けた“ペニンシュラ型”のキッチンを中心としたLDK。掃き出し窓からは八ヶ岳など雄大な山々が見える。「いずれウッドデッキをつくって、イスを置いて、ゆっくりしたいねと二人で話しています」。
白をベースにシンプルにまとめた外観。メインの洗濯物干し場であるベランダを大きくつくり、雨風を防ぐために屋根を伸ばした。ベランダは玄関の雨除けにもなっている。
「畑で子供が泥だらけになったときは玄関から入らず、勝手口で子供を抱えてそのままお風呂場に行きます。キッチンを通ってまっすぐなので便利ですよ」。
自然の豊かな場所でのびのびとお子様を育てたいと考えていた山田様ご夫妻は、長年暮らした都心を離れ、奥様のご実家のある長野に移住しました。「都内での家づくりも考えましたがコストの面で厳しい。庭もない狭い家で子育てするよりもこちらで建てたほうがいいと判断しました」とご主人。
奥様の地元とは言え、初めての家づくりを不慣れな土地で進めることに不安がありました。そのため住宅会社を決める際は、品質や価格と同じくらい信頼関係が重要だったと言います。
大井建設工業との出会いは、資料請求した奥様のお父様のすすめでしたが、事細かに話を聞いて不安を取り除こうとしてくれる姿勢にご夫妻も好感を持ちました。
「疑問が出るたびに担当の照屋さんが都内のマンションまで足を運んでくださったんです。ほぼ毎週でした。家やローンの話はもちろんですが、ご自身が東京で暮らしていたときの話もしてくれて、人間的にとても温かい人だと思いました」とご主人。
ダイニングをコンパクトに収めたことで、18.5畳のLDKのうちリビング部分は12畳と広々とした空間になった。階段はダイニングの脇を通る場所に配置。「子供には、1階で家族と顔を合わせてから上に上がって欲しいので」と奥様。
キッチンの通路は勝手口と手前の水回りを結ぶ動線上にある。IHコンロの前は、リビングが見えるように、透明タイプのパネルを採用した。
ダイニングとキッチンが隣り合っているため、調理をしながらテーブルにいるお子様の面倒を見ることができる。テーブルは伸縮可能で人数によって調節する。お気に入りの小型ペンダントライトは「光の加減が気に入っています」と奥様。
和室は主に客間として使用。右の2連扉はリビングとの仕切り、左の3連扉は押入れ。「3連扉は広く開けられるので布団など大きなものをしまうのに便利です」と奥様。
キッチンから見た水回り。回遊式動線で、右側から順に、洗面脱衣室と浴室、トイレ、リビングへと続く。
マイホームは〝いろいろなことをお子様と一緒に楽しめる家〟にしたいと考えました。「たとえばお料理なんかできたらいいな」と奥様。キッチンは、ワークトップが広々と使えるオープンタイプ。通路幅も後ろの収納まで1.3mととても広く、二人のお子様と一緒に立ってもゆとりがあります。
そのキッチンの横にダイニングテーブルを置いたのは奥様のこだわりです。「キッチン、テーブル、ソファと縦に置くよりもキッチンを中心に周りを見わたせるほうがいいと思いました。横だったら夕飯をつくりながら勉強を見てあげられるし、おやつを食べさせるのも、片付けるのも、2歩ですむのでとてもラク」。
2階のリスニングルームはご主人の趣味の部屋ですが、やはりお子様との時間を思い描いています。「以前は、物置みたいに使っていた部屋で聞いていたので子供はあまり入ってきませんでしたが、これからは一緒に楽しめるかな」。楽しいことがまだまだたくさんありそうです。
2階ホールはトイレ、子供部屋、リスニングルーム、寝室にぐるりと囲まれている。南に面していないが、北側の大きな窓から十分な光が入る。
2階のトイレは奥様のセンスで水色の地に草花の模様(写真左)。1階のトイレはご主人担当で華やかな花柄に(写真右)。
アナログレコードを楽しむ2畳のリスニングルーム。コンクリート打ち放し風のクロスで雰囲気を出した。造り付けカウンターは大井建設工業からのサービス。(写真左)
寝室のウォークインクローゼット(写真右)
寝室の収納スペースは2畳分が2つ。引き戸はL字の棚をつけたクローゼット、右の折れ戸は両サイドにパイプハンガーを渡したウォークインクローゼット。「1つの大きな収納にしてしまう何をしまったかわからなくなるし、出し入れも大変、という照屋さんからのアドバイスです」(奥様)。
子供部屋は淡いピンクの壁紙とカーテンでかわいらしくコーディネート。将来、5畳ずつ2つに仕切ることを想定し、アンテナ配線も2つ用意した。
現場監督の内堀さん(後列左)、営業の照屋さん(同中央)と齊藤さん(同右)と。「照屋さんは、家だけでなく住宅ローンのことも本当に詳しくてすべて教えていただきました」(ご夫妻)。
構造:木造
延べ床面積:113.45㎡
階数:2階
会社名:大井建設工業株式会社
所在地:長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1670-74
連絡先:0120-33-4152
FAX:0267-32-2935
メール:thanks@ooi-kensetsu.co.jp