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心を晴れやかにする色使い 憧れのカリフォルニア風ハウス

小さなお子様がゴロゴロできるようにリビングの一部を畳敷きにした。天井、床と畳の色を同系色でまとめ、ドアや収納扉は白で統一することで水色の壁が主張しすぎず、爽やかさと優しさを併せ持つ空間づくりに成功。梁出し天井や木目天井は見学会が参考になったとご夫妻。

2018.09.03/イエマド編集部

徹底した収納計画で片付け上手な暮らしを実現

白浜の海岸を思わせる外観の配色は「白い立面図に自分で色を塗って決めました」とご主人。庭にはウッドデッキや家庭菜園をつくる予定。

淡い水色の壁に木目天井。日向様宅の玄関からリビングへと続く白いドアを開けると、そこには明るくさわやかな空間が広がっていました。かつてサーフィンをしていたご主人の憧れだったという米国カリフォルニアのサーファーズハウスをイメージしたLDK。梁出し天井に配されたシーリングファンが心地良い風をもたらします。

 

日向様ご夫妻が家を建てようと思ったのは上のお子様がお生まれになった頃でした。最初は大手ハウスメーカーを巡っていましたが、押しの強い営業が肌に合わずに中断。しかし、さらに家族が増えることを考えて再び動き出したときにエスホームに出会いました。

 

「初めに予算の話をしてくれたので安心できました。無理なことは無理だとちゃんと指摘してくれるし、話せば話すほど信頼が強まっていきました」と奥様。共働きのご夫妻にとって奥様のご実家そばの土地が入手できたことも追い風となり、家づくりは進んでいきました。

水色の壁とヘリンボーン柄の土間収納がリゾートのような雰囲気の玄関。 正面のニッチはマグネットが付く壁紙。「思い出の写真などを貼る予定です」と奥様。

キッチンはリビングダイニング、和室を見渡せるように配置。カウンターの下にも引き戸式の収納をつくった。「リビングを通って2階へ」というご主人の希望と、「LDKとトイレの間に仕切りを」という奥様の希望から、左のドアの先に階段と浴室、トイレが配されている。

テレビの後ろの壁は調湿効果などがあるエコカラット。右側のアーチ型の入口奥にはパソコン用デスクを配した。左側のドアは壁の後ろにある収納(写真上)の入口。天井近くの窓からリビングに柔らかな光が入る。

プラスアドバイス

テレビやDVDの配線は 壁の内側に通して見た目すっきり
壁掛けタイプのテレビは配線が部屋の邪魔になりがち。そこで、テレビだけでなく、DVDプレーヤーなども専用棚を造り付けて、すべての配線が壁の内側を通してつなげるようにしました。おかげで配線が絡まることもなく、見た目もすっきりです。(ご主人)

白で統一した清潔感あふれるキッチン。勝手口は、車から玄関を通らず直接買い込んだ食材などを運んだり、ゴミ出しができたりするので便利。

リビングとの一体感、掃除のしやすさを考えて和室はフラットに、2面に引き戸を設置。縁側には窓を設けてサンルーム風にしたことで室内干しにも活用。

スカイブルーの壁紙に白い腰壁、ヘリンボーン柄の床を配した1階のトイレは 奥様お気に入りの空間。

こだわりの動線で家族みんなが笑顔に

カリフォルニア風というコンセプトのもと、ディテールを決めていったのは奥様。特にこだわったのは水色のリビングに始まる壁紙です。

 

「いろいろな壁紙を使いたくてサンプルをあるだけ借りて吟味しました。派手な柄も収納の中に使えばうるさくないし、開けると明るい気持ちになるんです」と奥様は笑顔で話します。

 

成功のコツは頭の中で間取りを立体的に捉えて生活してみること。そうやって想像を膨らませながら壁紙のみならず、スイッチの位置なども考えていったといいます。

 

一方、頭を悩ませたのは収納です。片付けが苦手だという奥様は適所に物入れを設け、その場所に必要な物がすぐ出し入れできる収納を心がけました。

 

「エスホームさんから〝入れる物を細かく書き出して、収納場所を決めておくと後々ラク〟だとアドバイスを受けました。とても面倒な作業でくじけそうになりましたが、今は何がどこにあるのか明確で助かっています」と話す通り、整理整頓が行き届いた日向様のお宅。

 

2人のお子様が元気に遊ぶ様子を見ながら、「以前に増して早く家に帰りたいと思うようになりましたね」とご主人も目を細めていました。

階段下にアーチ型の入口を設けてパントリーとして活用し(写真左)、手前のストライプの壁紙が印象的な物入れには掃除用品や日用品を収納(写真右)。稼働棚と収納ケースを上手に利用し、一目で置き場がわかるように工夫。

2階ホールの洗面台周りは、清々しい青色の壁紙に青と白のモザイクタイルで海をイメージ。タオルや右隣にあるトイレの備品を入れておくための収納も完備。階段の腰壁には圧迫感を和らげるためにスリットを設ける工夫が施された。

可動式の本棚にL字型の造り付けの机と機能性を重視した書斎。落ち着いたグリーンの壁紙や濃いブラウンの床は、「リラックスできる空間に」と部屋の主であるご主人がセレクト。

子ども部屋は空間を広く取るため、収納スペース(右奥)は枕棚とハンガーパイプのみ。物が増えたらロールスクリーンで仕切る予定だ。

寝る時は布団派だというご夫妻の主寝室は和室。南側一面にバルコニーを取って掃き出し窓を設置したため、陽当たりも抜群だ。3畳のウォークインクローゼットは服の出し入れがしやすい3面ハンガーパイプ。

西村社長(左)と日向様ご家族。「私たちの漠然としたイメージを汲み上げて、理想通りの形にしてくれるプロの手腕が素晴らしかった」と奥様。

 

取材・文◎中川明紀

撮影◎土居政則

紹介したお家の基本情報

構造:木造

延べ床面積:131.25㎡

階数:2階

工務店情報

会社名:株式会社エスホーム

所在地:栃木県宇都宮市平出町3563-3

連絡先:028-613-6606

FAX:028-613-6616

http://www.shome.jp

メール:mail@shome.co.jp

間取り

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