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【イエマドα間取り特集STEP2】
失敗しない!新築間取りプラン基本レッスン

理想の新築マイホーム像はご家族によって様々。家づくりを始めるとなれば、それを具体的に間取りプランに落としこむ必要があります。

理想の新築マイホーム像や要望を間取りに反映するには、どのように進めれば良いのでしょう?間取りを考えるポイントや注意点を学びましょう!

2020.02.03/イエマドアルファ編集部

「ゾーニング」でざっくり間取りを考える

間取りをプランニングするとき、いきなり方眼紙を前に図面を描き出してしまったり、「我が家は4人家族だから4LDK!」とのっけから結論づけたりしていませんか? 

 

マイホームを理想の間取りに仕立て上げるには、その方法はちょっと性急。急がば回れで、最初に「ゾーニング」をしてみることをおすすめします。

 

「ゾーニング」とはスペースを用途や機能で「ゾーン」に分類して、そのボリュームや配置をざっくりと考えること。イエマドでは次の4つに分類してみました。

①パブリックゾーン 家族が集まる、住まいの中心的なスペース。リビングやダイニングなど。

 

②プライベートゾーン 寝室や子供部屋など、外部の人の目にあまりさらされたくないスペース。

 

③サービスゾーン 生活の機能面に関わる共有スペース。キッチン、浴室、トイレなど。

 

④移動ゾーン 上記3つのゾーンをつなぐ役割をするスペース。廊下、階段、玄関など。

ゾーニングは各ゾーンの比重で考えよう

本来ゾーニングと言うと、ゾーンとゾーンをどう配置すれば効率的か、ゾーン同士の接続はスムーズかなどを検討するものなのですが、十数部屋もある豪邸でもない限り、正直なところそれはあまり意味を持ちません。

 

それよりは、一般的な広さの家屋ならば各ゾーンの割合、つまり、どのゾーンにどの程度のボリュームを持たせるのかをゾーニングの核とするほうがいいでしょう。というのも、各ゾーンの比重は、各家庭の暮らし方によってかなり異なるからです。

? 「時間の共有」を重視したゾーニングの例

 

子供部屋を設けず、リビングに勉強スペースを取るなど、パブリックゾーンを拡充しています。

? 「個」を重視したゾーニングの例

 

家族全員分の個室を用意するなどして、プライベートゾーンの比重を高めています。

上の図のように、できるだけ家族が一緒にいる時間を長く大切にするファミリーと、家族個々の趣味やそれぞれの時間を大切にするファミリーとでは、各ゾーンのボリュームと、そこに属するスペースに違いがあることがわかります。

 

このように、細かい間取りを考え始める前に、まずゾーニングとその比重を検討し、プランニングの方向性をしっかり決めることが大切です。

ゾーンごとの考え方一例

①パブリックゾーン

採光や通風など、家の中で条件のいちばん良い場所に置くことが多い。

また玄関からのアクセスがいいことも大切。

 

②プライベートゾーン

静かで落ち着ける場所に。家族の人数分の個室が必要かを考える。

子供部屋は年齢に応じて融通が利くつくりにしても。

 

③サービスゾーン

水回りをできるだけ近くにまとめると家事効率がアップ。

来客が多いファミリーの場合は、トイレの位置は要検討。

 

④移動ゾーン

廊下を少なくし、その分を①に割くプランが人気。

2階廊下は移動目的だけでなく、収納や憩いの空間にもアレンジ可能。

 

いかがでしたか?

 

間取りプランを考えるときは、まずざっくりとゾーニングを行ってみてください。次回はプランニングの際に意識したい3つのポイントについてお話させていただきます。

 

皆様の不安を解消できるようやさしく、分かりやすく解説させていただきます。間取りを考えるときの基本とポイントを押さえて、理想の家を建てましょう!