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子育ては“つかず離れず”親子の距離感が絶妙な家

「木目と白をベースにしたシンプルな室内は入居4年目とは思えないほどの清潔感を保っている。日用品などの収納は1階では階段下のみだが、買い置きをせず、不用品を溜め込まない生活スタイルとバランスが取れているため、物があふれることがないスッキリ空間」

2018.10.05/イエマド編集部

大切なのは信頼できるビルダーとの出会い

外観はシンプルよりも凹凸のある形状が奥様の好み。太陽光パネルを載せる屋根も、片流れではなく段ちがいの差し掛け型を採用した。窓の取り付け位置は外観の見栄えを考えて微調整されている。また遊び心でガラスの種類も一部で変えた。

ご自身が次男であることから、若いうちからマイホームを意識してきたご主人。建てるなら早い方がいいと、結婚後はアパート暮らしを経て実家に移り、ご夫妻でコツコツと資金を貯めたと言います。

 

そんな堅実なご夫妻がアトラスホームに魅力を感じたのは資金計画に安心感があったからでした。

 

「担当の長岡さんはファイナンシャルプランナーの資格を持っているんです。まずうちの家計を聞いて、生活の負担にならない返済額を出し、それを上限に建物にいくら、土地にいくらと決めてくれました。仕事がある限り、お金の心配はないと思っています。何社か見て回りましたがアトラスさんと出会って工務店探しはおしまいになりました」とご主人。

 

融資額を増やすため、長岡さんのアドバイスで先に車のローンを完済することにしました。1年ほどかかりましたが、その間に土地探しも設計プランもじっくりと取り組むことができたと言います。

玄関は北向き。右手奥にすべり出し窓があるため十分に明るく風通しも良い。 子供が小さいうちは玄関が狭いと何かと大変だと考え、間口はできるだけ広く取って一間とした(収納部分を含む)。

リビングダイニングはより広く見せるため廻縁もクロスと同じ白に。6畳の和室の幅に合わせたリビングはダイニングよりも広く、ダイニングからの視界がより開けて見える。キッチン横の壁とリビング出入口横のでっぱりは、キッチン方向の目隠しの役割を果たす。でっぱりの部分にスイッチ類をつけて一石二鳥。

障子を使った純和風の和室。将来、親を迎えるときのことを考えて6畳にした。右手側の出入口から、リビングを通らずに玄関やトイレに行ける。

キッチンのライムグリーンはシンプルな1階のアクセントカラー。収納は、使うものしか置かないため余裕があり、引き出しの一つをゴミ箱スペースとして使っている。

脱衣室に洗面台を置くと入浴中に歯磨きなどができなくなるため、思い切って洗面台は独立させた。造り付けの収納棚のデザインはアトラスホームにお任せ。(写真左)

 

洗面台とトイレは玄関の脇に。「子供がいるのでトイレは少しでも玄関に近い方がいい。わずかな差が“もしかしたら”の差になるかもしれないので」(奥様)(写真右)

親の願いがこめられた階段とトイレとベランダ

特に間取りには時間をかけて、お子様たちの成長が見守れるようにと考えました。リビング階段は、その最たるものです。

 

「自分にも覚えがありますが、年頃になると親の顔を見ないで出て行って、親の顔を見ないで部屋にこもる。でも、自分が親になってみるとそれをしてもらいたくないんですよね」とご主人がお子様への思いを明かしました。

 

2階にトイレを設けなかったのも同じ理由から。「欲しいという話も出たのですが、下にしかなければ嫌でも降りて来て顔を合わせることになりますから」とは奥様。

 

お子様の行動を知りたいという思いはあってもプライバシーには立ち入りません。寝室に面したバルコニーは、つくる気ならば子供部屋まで延ばすことができました。しかし、それをしなかったのは「親がベランダから入ってきたら嫌だろうなと思ったので」とご主人。「干渉しすぎず、無関心になりすぎず、です」と子育てのスタンスを端的に語りました。

 

そんな複雑な親心を知ってか知らずか、思いきりパパとママに甘えてくるお姉ちゃんと弟君子育ての一番いい時期を新居で迎えられて幸せいっぱいの横田家です

サンルームとして活用する2階ホール。照明のスイッチは各部屋の扉の脇に一つずつ設置した。「夜、部屋を出るときに暗い中を探さなくてもいいように」とご主人。(写真左)

 

2階にトイレをつくらなかったため、2畳半ほどの納戸を設けることができた。上下で段差をつけた棚の使い勝手が良い。プリンターを置いた端のスペースは立ち作業専用の書斎。(写真右)

プラスアドバイス

外観のアクセントにも出窓でディスプレイを楽しむ
ダイニングに写真や雑貨を飾るための出窓を設けました。出窓は室内が冷えやすいなど、長岡さんからデメリットも聞いていましたが、断熱がしっかりしているせいか冷えは感じません。凹凸のある外観が好みなのでつくってよかったです。(ご夫妻)

子供部屋は、クローゼット1畳付きの6畳を一人に一つずつ。仕様はほぼ同じだが、片方の部屋だけ一部に型ガラスを使い、外観のアクセントにした。将来、テレビを置くことも考えてあらかじめアンテナ線を配線している。

夜勤明けのご主人が昼間寝るため、寝室のカーテンは遮光タイプにした。カーテンのブラウン色で十分に落ち着いた雰囲気が出るので、壁クロスのトーンを落とすといったことはしていない。

寝室に設けた2畳半のウォークインクローゼットはご夫妻専用。左右で住み分け。

アドバイザーの長岡さんと。「次はここまでやってきてくださいと、毎回宿題を出していただきました。こちらも負けずにさらに先まで進めていきましたよ(笑)」(ご夫妻)

紹介したお家の基本情報

構造:木造

延べ床面積:107.12㎡

階数:2階

工務店情報

会社名:アトラスホーム GTO株式会社

所在地:長野県長野市北条町1-1

連絡先:026-217-2430

FAX:026-217-2432

http://atrashome.co.jp

メール:customer@ atrashome.co.jp

間取り

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