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【イエマドα資金計画特集STEP4】失敗しない新築マイホームのお金のはなし

「家づくりで何が一番心配か?」と言えば、それはもちろんお金のこと。「新築マイホームに憧れるけれど、お金はきちんと払えるのかしら…?」と不安になりますよね。でもご安心を!安全・確実の資金計画さえ立てておけば大丈夫。一緒に資金計画の立て方を勉強しましょう。 

 

構成・文◎鈴木キャシー裕子 イラスト◎エダりつこ

2018.11.21/イエマド編集部

STEP4 家計簿つけで家計のダイエット!

家の予算を出す準備に入りましょう。資金計画の第一歩は、家計簿をつけ、我が家の財政状態をきちんと知るところから始めます。ものぐささんも頑張って一念発起を。我が家に見合った予算を立てる、つまり無理のないローン返済をしていくためには必須です。

「今の家賃+α」は危険!絵に描いた餅にすぎない

家づくりの予算をはじき出す際にまず通過しなければいけない最初の関門は、「今の自分たちの家計を知る」ことです。なぜそんなにも、家計把握が大事なのかわかりますか?では逆に、それをせずに予算を出してしまう怖さを見てみましょう。

 

たとえば、「今のアパートの家賃は6万円。頑張って節約すれば、あと2万円はひねり出せそう。だから月々の住宅ローンの返済にあてられるのは8万円」。

 

…ちょっと待って! その8万円の根拠は何ですか? その2万円は、どこをどう節約して生まれるお金ですか? 今のままでは8万円は「絵に描いた餅」にすぎません。

 

STEP5で後述しますが、新居を建てた後では、アパート時代には思いもよらなかった出費があります。水道光熱費はアパート時代の2倍前後を覚悟しなければならないし、持ち家ならではの「固定資産税」が家と土地に新たにかかってきたりもします。その固定資産税は何万円くらいか想像がつきますか?

 

そう、これだけ見ても、いかに8万円が根拠のない数字かわかるはずです。そうしたあいまいなところをなくすためにも、家計簿をつけ、資金計画の第一歩としたいのです。

 

以前レコーディングダイエットというのが流行りました。あれは食事内容を制限する手法ではなく、すべてを記録して意識を高めることでダイエット効果を生み出すものでした。家計簿をつけるのも同じ理由。我が家の収支の実態をきちんと把握することで根拠のある節約が可能になり、ひいてはローン返済も楽になるのです。

収入と支出のバランスをチェックしよう

では、いざ収入と支出のバランスをチェックしていきましょう。金額はここ数ヶ月の平均値で構いません。ただし、保険や税金の一括払いなど、年に一度の出費は月にならして考えることをお忘れなく。

①給与明細で収入をチェック

最初に収入を正確に把握しましょう。ここで注意すべきポイントは「額面」の金額ではなく、税金や保険料などが天引きされた後の「手取り額」を知ることです。

 

食費などの生活費は、当然ながら手取り額から捻出しますよね。それと同じように、住宅ローンも額面ではなく手取り額をベースに考えます。

②家計簿付けで支出をチェック

ここでは、現状を家計簿に付けて毎月どのくらいお金が出ているのか支出を把握しましょう。15項目に分かれているので、少し項目が多いな……と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、大切な部分なのでがんばりましょう!

 

<支出の15項目>

①食費

②住居費

③水道光熱費

④通信費

⑤交通・自動車関連費

⑥生活関連費

⑦子育て費用

⑧医療費

⑨趣味・娯楽費

⑩交際費

⑪小遣い

⑫保険料

⑬税金(給与天引きできないもの)

⑭ローン代金

⑮貯金

以上の15項目を合計して月々の支出を出してみましょう。

③収入と支出は一致していますか?

収入と支出が一致しない=赤字の場合は、貯蓄やボーナスから取り崩しをしているはずです。至急、改善をしてください!

家計見直しのポイント

◎携帯電話

通話料やパケット代そのもの以上に、意外にムダが多いのが、適切な料金プランを選んでいないことによる払い過ぎです。一度プランの見直しを。

 

◎各種保険

「安心を買う」つもりでついかけ過ぎてしまうのが保険。でも、保険金額があまりにも大き過ぎるものや二重がけはムダのもと。住宅ローンを組む際には大抵、保険への加入が義務づけられているため(団体信用生命保険)、ぜひこの機会に保険をスリムに。

 

◎ムダと切り詰め過ぎは別!

気をつけたいのは「切り詰め過ぎ」。過度の切り詰めは生活から潤いを奪い、笑顔の少ない暮らしに。適度な節約を大切にしましょう。

共働きのママのお給料、「収入」に入れるべき?

近年、ライフスタイルの変化や女性の生きがい、あるいは景気の不安定さなど、いろいろな理由から共働きの家庭が増えています。ローンを考える場合、奥様の収入を返済のあてにすべきか否かは、働き方によって変わります。

 

もし「103万円の壁」=配偶者控除を受けられる範囲内や、「130万円の壁」=夫の扶養と認められる範囲内に収まるように働いているのであれば、奥様の給与を合算してローン返済を考えるのは現実的ではありません。無理をせずその分は貯蓄に回し、もしものときに備えたり、余裕ができたら繰り上げ返済に回すほうがいいでしょう。

 

もし奥様が正規雇用やフルタイムなら? もちろん安定収入があるのなら、ローン返済のあてにして構いません。

奥様の働き方は今、考えどき

女性の就業意欲の促進を図るなどの目的で、2016年10月からパートタイマーの社会保険の適用基準が引き下げられました。以前は「週30時間以上または年収130万円以上」でなければならなかったところ、「週20時間以上または年収106万円(月額8.8万円)以上」で厚生年金と健康保険へ加入できるようになっています(ただし従業員500人以上の会社の場合)。

 

加入すると、保険料の負担増などで目下の手取り額は減りますが、老後の年金受給額はぐっと安定するのがメリットです。

 

103万円の壁を越えないように調整しながら現状維持か? いっそ就労時間を増やして106万円以上もらえるようにし、社会保険に加入するか? 

 

将来的には配偶者控除が廃止される可能性も検討されている昨今、パートの働き方を見直す機会かもしれません。奥様の収入がどのくらいあるかは、家づくりの予算を建てる際のポイントにもなりますので、ぜひ検討してみては?

 

いかがでしたか?資金計画の第一歩として家計簿の付け方を解説させていただきました。家計簿付けができれば家の予算を出すための最初の準備はバッチリです。

 

次回は、現状の家計簿を応用した「未来家計簿」の付け方を分かりやすく解説していきます。資金計画の立て方を学んで、理想の家を建てましょう!