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【家づくり成功マニュアル】家を建てて幸せになる方法

家を建てて叶えたい要望がご夫婦の間で違っていませんか? 本当に家の値段、仕様だけで決めるのですか?今回は、秋葉さんから「家を建てて幸せになる方法」についてお伝えしていただきます。

2018.12.10/イエマド編集部

会社を訪れたお客様にまず聞くことは「なぜ家が欲しいのですか?」

 これからずーっと暮らす住処はあなたにとって、どんな位置を占めているのか。パートナーと意見が食い違ったままの状態で来社される方が意外に多いのです。また、多すぎる情報に家を購入するまでの過程や選択基準がわからないまま、どうしていいのか戸惑い疲れ果て、悩んでいます」と秋葉さんは言います。

 

そこで秋葉さんは最初のヒアリングで、さまざまな質問をお客様に投げかけ、とことんお客様自身の頭の中を整理してもらうため、じっくり聞き取りをして話し合います。

 

「日々お客様に接していて思うのは、家を建てて叶えたい要望がご夫婦の間でしっかりと固まらないままいらっしゃるお客様が多い点です。単に家の値段、仕様だけでなく、自分の人生において家がどんな位置を占めているのか。そして家族や両親はどう思っているのか。そのあたりの意思統一、話し合いが不完全のまま、ご自分だけの思いでやってこられる方が意外に多いのです。

 

また、多すぎる情報に家を購入するまでにいくら支払うか不明瞭で、どうしていいのか戸惑い疲れ…どんな住宅会社を選べばいいかと悩んでいます」と秋葉さんは言います。

 

そこで秋葉さんは 1回目の打ち合わせの際、さまざまな質問をお客様に投げかけ、とことんお客様自身の頭の中を整理してもらうため、じっくり聞き取りをして話し合います。ご主人(奥様)だけで来社された場合には、 次回の打ち合わせに奥様(ご主人)やご両親を連れて来てもらうことをのぞみます。それもこれも家をつくれば、それだけで家族が幸せになれるとは限らないとつくづく思っているからです。

 

時にはお客様のプライベートにまでずかずかと入り込み、お客様にとって耳の痛い指摘をすることもあるかも知れません。お客様にとっての住処となる我が家が、等身大で憩いの場となるような家づくりをするために、世界観を共有したいからです。

それが、「飾らない家になると信じている。例えば…、お腹が空いたから何かつくってくれと頼んで、頼まれた方はどうすればいいでしょうか?」と秋葉さん。 

 

「『今日はカレーライスが食べたいの。最初に、お肉を炒めて…。理由は肉の脂によって旨味が多く出ておいしさが増すんだって。その後、玉ねぎを透明になるまで炒めて甘味を出したら、次に、ブイヨン(水分)を入れて、火の通りにくい野菜から順番に人参、ジャガイモ…ブロッコリー。玉ねぎはしっかり炒めてね。最後にチョコレートを隠し味にひとかけら入れてくれないかなぁ』。そう言ってもらえたら、つくってもらいたいイメージが作り手にダイレクトに伝わります。

 

これを家づくりに置き換えるとどうでしょうか? 気を使わない憩いの我が家を注文したいのに…、まるっきり違うイメージを作り手が受け取ったらその家は本当に憩いの場になるでしょうか?

 

幸せになる家をつくるという目的がありますよね。おいしいカレーライスをつくるように順番があるのです」と秋葉さんは言います。

夫婦・家族の調和が家づくりで大事なわけ

どんな家をイメージしているのか、ご主人と奥様とでは、時として大きな差があるものです。ご両親やお子様でも考えが違ってきます。

 

ところがお客様の中には、奥様(ご主人)とほとんど話し合いをせずに相談にやってこられる方もいます。聞いてみるとお子様やご両親にも話をしていなかったりする。つまり自分一人の思いだけで家づくりを始めようとしているわけで、それでは独りよがりでバランスに欠けた家ができ上がってしまいます。

 

まず家族でしっかり話し合いをした上でスタートしないと、後からいろいろな意見が出てきて右往左往することになりかねません。

 

上の図は私が考える家づくりで大切な4つの要素を円グラフにしたものです。

 

住宅会社選びは大事、お金の計画ももちろん大事、でもそれと同じくらい大事で、一番初めに必要なのが家族の話し合いだと思うのです。

 

まず当社に家づくりの相談にいらっしゃったお客様には一人暮らしでない限り必ず夫婦で来てもらうよう、お願いしています。そして〝ご家族が仲良く暮らすための19の質問〟に答えてもらいます。

 

ご夫婦それぞれ別々に書き込んでもらうのです。一見、家づくりとは関係のない質問が並んでいると思われるでしょう。でも夫婦で答え、それを確認し合っていくことで意外な相違が見えてくるのです。

 

たとえば、食べ物の好き嫌い、夫婦であれば当然わかり合えているはずです。でも、複数出し合ってみると、意外に分かっていなかった面を再認識する夫婦も少なくありません。趣味や異性のタイプなども意外にわかり合えていない部分が多いものです。兄弟姉妹、祖父母、両親との関係などは改めて聞かれてみると夫婦で見解が異なる部分も少なくないのです。

 

家に対する希望や要望も自身と配偶者、同居家族ではそれぞれ異なっていることが多いもの。それをどれくらい把握しているか否かが、夫婦で質問に答えてもらうことで浮き彫りになってくるのです。

 

そして20~30年といった長い間隔で家づ くりをイメージしてもらい、自分の思い、家族の思いを改めて知ることでお客様の覚悟を決めてもらうことでもあります」。「腹をくくってもらう」と秋葉さんは表現しますが、要はムードや夢に浮かされがちなお客様の目を一度覚まし、独りよがりでない、家族全員のことも視野に入れてしっかりと地に足のついた計画に立ち返ってもらうために必要な手続きの一つなのでしょう。

甥っ子に家を建ててあげる気持ちでの家づくり

「家の性能を上げるのは簡単です。いい素材を使い、職人がていねいな仕事をこなせば、性能を上げるのは難しいことではありません。

 

でも実は、その他にもっと大切なことがあります。家を建てて家族が得たいものは〝家族の愛〟です。そのために、私たちは家族が幸せに暮らす家をつくるのです。

 

家は数値化できます。性能を判断する基準があります。それを活用し、実際に自分で計算できる知識を身につけることです。そうすれば、だましのテクニックに騙されなくなる」と秋葉さんは言います。

 

こう考える原点は、実の甥に家づくりを相談されたものの実際にはそれを果たしてやれなかった経験にありました。「その昔、まだ先代社長が現役だった頃、甥に家づくりを頼まれたのですが、その当時扱っていた価格帯だと甥の年収では手が届かず、やむなく甥は他社で家を建てました」

 

確かに高性能な家だから、ある程度の経済力がないと手が届かない。実の甥も喜ばせてあげられない。甥の夢を叶える手伝いをできずに終わってしまったことに秋葉さんは今も悔やんでいるのでした。商品や性能にこだわりすぎないこと。もっと大切なことはほかにある、このことを甥の件で肝に銘じたと言うのです。

 

それは価格のことだけにとどまりません。 私が自分のために建てるのであれば多少の妥協も気にならないでしょう。赤の他人に建てると思えばそれほどこだわらずに、割り切ったチョイスで済ますかもしれません。それが、かわいい実の甥に建ててやるとしたらどうでしょう。一切の妥協なく、精一杯の努力をして最高のコストパフォーマンスを追求するはずです。ぎりぎりの低予算で目一杯いい性能の設備を吟味して、労力を惜しまずに取り組むでしょう。

たとえば基礎に配する鉄筋も、ほかの工務 店さんが20㎝間隔だとしたら、甥のためにと 思えば15㎝間隔で入れてあげたくなる。そういった意味で、常に「甥っ子に建ててやる」という気持ちでどんな物件も取り組むことを秋葉さんはモットーにしているのだそうです。

 

そして、その気持ちで皆が一致して力を出すと、自然と性能は上がってくるものです。最近も高気密の試験結果を目指してていねいな仕事をした結果、気密性を表すC値が0.44という高結果を得たこともあります。この値は、家中の隙間がハガキの大きさ3分の1以下であることを表しており、たいへん素晴らしい数値です。

 

職人さんの「かつてC 値0.5を達成したことがある」という話を聞いて俄然チャレンジ精神が沸いた秋葉さんが「C値0.5の家をつくってみたい!」と目標を掲げて一致団結した結果とのことですが、目指す理想を一つに合わせる作業がいかに大切かを表す一事ではないでしょうか。家の性能を上げるのに必要なのはお金ではない、お金では買えない信頼関係がクオリティーを上げていくのだというのが秋葉さんの信念です。

 

徹底したディスカッションにしても、19の質問にしても、あくまでも秋葉さんがお客様との距離を縮めるために用意した仕掛けであり、それがない会社ではいい家が建てられない、という話ではありません。また、このようなアプローチをすれば誰もが信頼関係を築けるというわけでもありません。でも、腹を割った話し合い、お互いが何の遠慮もせずに話し合える信頼関係が、理想的な家の実現への近道であることは間違いありません。

 

秋葉さんはこうも語ります。「極端な話をすると、私は甥っ子のために最高の人生をつくるように、お客様の最高の人生を演出したい。そのためのパートナーとしてお客様に信用されたいのです」と。薄っぺらな関係ではその境地に至ることはできない、そこに至るためにはお客様とすべてをさらけ出して信頼関係を築かなくてはいけない、それこそが自分自身の幸せにつながるのだと秋葉さんは熱く語ってくれたのでした。

講師の会社をご紹介

株式会社秋葉工務店

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