５本の化粧梁がよく映える白くて、開放感のあるリビングが素敵なお家。リビング階段を設置したことで、家族が顔を合わせられるようになった。

黒で統一されたシックな外観。「外側が真っ黒なので室内は明るい白にしよう、という順番で決めました」とご主人。

南向きの窓からの陽射しが、白い壁によく映える上原様宅のリビング。天井から下がるハンモックでは、お子様たちが楽しそうに遊んでいます。

ご夫妻が家づくりを決めたのは、お子様の成長がきっかけだったと言います。そして、地元のビルダーを探していたときにインターネットで見つけたのが大井建設工業でした。「土地を購入するときや、ローンの関係で銀行に行くときも一緒に来てくださって、とても心強くて安心できました。ほかの工務店に比べて、自由設計ができるという点も決め手の一つでした」とご主人。

リビングから出られるウッドデッキ（写真左）と、表札にもなっている郵便受け（写真右）はご主人の手作り。

玄関ホールには大容量の土間収納を完備し、スクリーンで空間を区切っている。今後、ご主人が自作の棚を設置する予定で壁は合板になっている。

キッチン側から眺めたリビング。窓の向こうのウッドデッキや庭まで見渡すことができる。天井から吊るされたハンモックと、ダイニングのペンダントライトが空間のアクセントに。奥の扉の向こうはご主人のアトリエ。

ご主人のアトリエ。「今は僕の作業スペースにしていますが、将来は客間にしてもいいし、使い方は自由に変えていけたらと思っています」。

キッチンの隣にある棚の内側にはコンセントを完備。パソコンや書類などを置き、家事の合間にも、ちょっとした作業ができるようにしている。

どのタイミングでも気兼ねなく使えるように、洗面室は脱衣室とは分けて設置している。（写真左）

使い方に合わせて高さを自由に変えていけるよう、脱衣室の棚は可動式に。（写真右）

浴室の壁の色は、落ち着いた深いブルー。ゆったりと身体を休めることができる。

プランニングでは、ご夫妻で手描きの間取りをつくり、それをもとに構造上の問題や予算などを担当者と相談しながらクリアしていきました。１階は、家族がくつろぐリビングを広くとるため、廊下はつくらず、キッチンや階段も含めて大きな一つの空間にしました。

「見通しが良いので、子供の様子もキッチンから眺めることができて助かっています。男の子だと目を配るのが本当に大変なので」と奥様は言います。また、冷暖房は〝全館空調システム〟を選択。家全体を同じ温度で保つだけではなく、外付けのエアコンがないので部屋もすっきりと開放感があり広く見えます。

また、将来を見据えて収納スペースも多く確保しています。個室が並ぶ２階には、家族が共同で使える大きな棚を設置するため、あえて廊下をつくりました。「家全体で11ヵ所も収納場所をつくることができたのは、とても満足しています」と奥様。

もう一つのこだわりが、鉄製の家具やインテリアをつくるのが趣味だというご主人のアトリエです。「１階の間取りをＬ字型にしてもらったので、庭やリビングにいる家族の様子を眺めながら作業ができるんです。合板の壁も気に入っています」。庭のウッドデッキや階段の手すりなどもご主人のオリジナルで、今後は庭の柵などもつくっていきたいそうです。

家事で忙しいときや趣味を楽しむときも、家族の気配を感じることができる、ご夫妻のこだわりがたっぷり詰まった理想の家が完成しました。

２階の廊下に設置した大きな棚は、整理整頓がしやすいよう扉を付けずオープンに。隣の空間は採光のことを考えて窓を設置。

２階の廊下を進むと、奥には子供部屋が二つ並んでいる。それぞれクローゼットを完備している。

主寝室の床は他の部屋とは色を変え、落ち着いたダークブラウンを選択。ちょっとした小物が置けるように、壁にはニッチを付けている。

上原様ご家族と大井社長（後列右）、担当の山根さん（同左）。「ていねいにわかりやすく、ときに厳しく教えていただきました」とご夫妻。