住宅事例や家づくりのお役立ち情報満載!
子育て世代のための家づくり応援サイト
ieMADO[イエマド] TOPページ > 住宅事例 > 二世帯住宅の暮らし|プライバシーを確保した間取りの家

二世帯住宅の暮らし|プライバシーを確保した間取りの家

「お互いのライフスタイルを変えないことが第一」と語るご主人とご両親の二世帯住宅。大人数が集まれる空間と、プライベートな空間の両方を確保した間取りにしました。

2019.08.20/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、ご実家の老朽化に伴い二世帯住宅への建て替えを行ったご夫妻の家づくりをご紹介します。二世帯住宅は、分離型、一部共有型、融合型の三つのタイプに分けることができます。ご夫妻が選んだのは、完全分離型。近くにいながらお互いのライフスタイルが守れる分離型二世帯住宅をお考えの方ぜひ参考にしてみてください。

来客時も気兼ねなく過ごせるフレキシブルな空間づくり

間取りのポイントは大人数が集まれるスペースと家族のプライベート空間の両方を確保することでした。本家でもあるため、法事や季節行事で20人近くの親戚が集まることも多いのだとか。

川上建築と何度も打ち合わせを重ねた結果、リビングに隣接する形で客間、和室を配置。引き戸を開け放てば広い空間が生まれるフレキシブルなつくりになりました。「リビングと客間を仕切れば来客中でも家族がくつろげますし、お客様がリビングを通らず和室や客間に行ける間取りにしたので、お互い気兼ねしません」。奥様の希望だったスムーズな家事動線は水回りを一つにまとめることで実現しました。

ご両親の住居スペースはLDKを中心に寝室と水回りを配置したコンパクトなつくりです。「前の家も平屋で、とにかく広くて部屋数も多く夜中のトイレと掃除がつらかった」というご両親。お二人で暮らすのに程良い広さが気に入っています。

「完全分離といっても、何かあったときはすぐに行き来できる距離感です。共働きの僕たちにとっては放課後の子供たちの面倒をみてもらえるので大助かり」。広いリビングで元気に走り回るお子様の様子からも新たな住まいへの満足度が伝わってきます。

お互いのライフスタイルを尊重した二世帯住宅

お子様の成長にともない家づくりを考え始めたW様。ご実家が老朽化していたこともあり、当初から二世帯住宅の建築を考えていました。しかし、農業を営むご両親と会社員のW様ご家族では生活リズムが違うため「お互いのライフスタイルを変えないことが第一」というご両親の提案で完全分離型の住まいになりました。

W様ご家族が2階建て部分、ご両親が平屋建て部分に暮らしています。「初めは敷地内に離れをと考えましたが、基礎をまとめた方がコストが下がるという川上建築さんのアドバイスを参考にしました」とお父様。

W様が川上建築を知ったのは親族や知人からの口コミでした。宣伝にコストをかけない分、安くていい家が建てられると聞きましたが、最終的には構造見学会が決め手になったと言います。「家づくりの三大要素である基礎、骨組み、屋根じまいがしっかりしていたので安心しました」とご主人。

W様ご家族と川上社長(左)、担当の興梠さん(右)。「現場責任者やスタッフの方とも相性が良かったので安心してお任せできました」とご主人。

事例で学ぶ分離型の二世帯住宅

お子様たちものびのび過ごせる21畳のスペースをとったリビングダイニング。通常2間のところを4m超えのワイドスパンにした。構造上、左側に壁が必要になったが裏側をパソコンデスクにしてデッドスペースが生まれないよう有効活用している。

ご両親宅のリビングダイニング。奥のダイニング側にも窓を付けることで風通しの良さにもこだわった。前の住まいはキッチンとリビングが離れたつくりだったため、ご主人と会話しながら調理ができる対面式キッチンは奥様たっての希望で実現した。

南向きの大きな窓から光がたっぷり射し込むリビングダイニング。高断熱とペアガラスにより冬も夏も快適に過ごせる。ドアや巾木をダークブラウンにして明るさの中にも落ち着いた空間を演出した。奥のドアから玄関に出られるつくり。

大きな窓からたっぷり光が射し込む明るいキッチン。シンク上の収納棚を後ろに設置することでリビングと一体感のあるスペースにした。

家族みんなでお風呂に入れるよう脱衣室は広めに。前が洗濯物干し場なので勝手口はキッチンではなくこちらに配置して家事動線に配慮。

リビングに隣接する洋室。お子様のプレイルームや来客時の客間など自由に使える場所。引き戸を開ければ和室と合わせて12畳の広いスペースになるので大人数で集まっても対応可能。4枚組の引き戸にすることで空間をさえぎらずコンパクトに収納できる。

寝室はベランダに面しているので布団干しが楽。子供部屋は3人のお子様それぞれに用意。まだ幼い第三子の部屋(写真下)はご主人が使用中で趣味の音楽を楽しむ優雅なひととき。お嬢様の部屋のみ腰高窓にして外からの視線が気にならないよう工夫した。

洋室から直接ホールに出られるのでお客様はリビングを通らずトイレに行ける。奥に2階への階段があり、右奥のガラス戸からキッチンに行ける。

ドアのスリットガラスから光を取り込んだ玄関。いつでもすっきりお客様を出迎えられるよう仕切りの壁を設けてシューズクローゼットを目隠し。

 

 

 

会社名:フリーダムホーム 株式会社川上建築

所在地:宮崎県東諸県郡国富町大字森永1659-1

連絡先:0985-75-4893 

FAX:0985-75-4894

http://www.freedomhomekawakami.com/

メール:info@freedomhomekawakami.com