リビングには庭に面した二つの大きな窓から陽射しが注ぐ。道路側はテレビを置くために横長タイプの窓にし、高い位置へと設置したことで、外からの視線を避けられる。広い畳スペースは、ダイニングとしても活躍する。
ダークブラウンと白の2色を配したモダンな外観。屋根上には10kwの太陽光パネルを設置。庭でバイクを触るのがご主人の休日の楽しみとなっている。
ご長女の小学校入学を機に、家づくりを考え始めた大谷様。無理せず予算内での家づくりを叶えるため、〝ローコスト〟を謳うハウスメーカー数社へと足を運びましたが、広告表示額と提示された金額のギャップに戸惑いを隠せなかったと言います。そんな折に、家を建てたばかりというご主人の同僚から、家づくりナイスホームズの話を偶然耳にします。
まずは話だけと訪れて出会ったのが、後に担当となる齋藤さんでした。「初めて会ったとき、家計簿を持たされて追い返されたんです。それが良かった」と笑うご主人。予算オーバーのプランばかりを提案してきたほかのハウスメーカーとは対照的に、家計を見直して出直しなさいと説得されたことが信頼につながりました。間取りなどのプランニングについても、無理なことは無理とはっきり言ってくれるので、躊躇せずに希望を伝えられたとご主人は振り返ります。
奥様のご希望で、明るくすっきりとした玄関が良い運気を運ぶという風水の考えを取り入れ、玄関はシンプルな空間に。左右にはたっぷりの収納を備える。
木と白を基調にした、シンプルながらも温かみを感じるリビング。家族が必ず顔を会わせる動線を考え、階段とトイレはリビング横へ。奥様のご実家では玄関にあり、来客時に気まずい思いをした経験も踏まえた。
壁向きだったキッチンを対面式に変更したことで、料理をしながらリビングだけでなく庭先まで見渡せる。カウンターの上に追加で設置したダウンライトが手元を明るく照らす。
洗面脱衣室は、「遊び心を加えてみれば」という齋藤さんの助言から花柄のクロスをセレクトし、優しい雰囲気に。階段下のスペースを活用した可動棚には、タオルなどを収納する。(写真左)
リビング横からつながる階段。写真左の扉はトイレ。右側は階段下のスペースを利用したクローゼットで、掃除機などを収納する。奥の窓を開けると、リビングへ良い風が通る。(写真右)
お子様たちの部屋やご主人の書斎を置く2階がそれぞれのパーソナルスペースとなることから、1階は思い切って広く使いたいというご主人の考えで、部屋を分けずに開放的なリビングにしました。冬はこたつでくつろぎたいという奥様の希望で畳を設けたところ、テレビ前は子供の遊び場で畳は大人の場所といった具合いに、一緒に過ごしながらも家族みんなが自由に過ごせる空間が実現しました。
壁向きだったキッチンは、突然の来客時に目隠しになるとの助言を受け、対面型に変えました。以前の住居は死角が多く、お子様の動きで家事の手を止めることがしばしばでしたが、庭まで見渡せるので安心してキッチンで過ごせるようになりました。「子供たちも同じように感じているのか、すごく活発になったのがうれしいですね」と話す奥様。アパートの4階だった旧居では、一度帰宅するとほとんど外へ出なかったお子様たちが、毎日外で遊ぶようになったと言います。
その言葉通り、お二人ともこんがり小麦色に焼け、元気いっぱいです。「暮らし始めたら、前よりも家計が楽になっているからそれには驚いたよね」と視線を合わせてほほえむご夫妻。その表情からも家づくりの満足感がうかがえました。
トイレは、1階と2階の階段横に設置。これからトイレトレーニングが始まるというご長男のことを考え、汚れの目立たないブルーのクロスをチョイスした。(写真左)
手前の寝室と奥のご長女の部屋の間に、最後まで悩んだというご主人の書斎を置いた。多趣味なご主人のプライベート空間となっている。(写真右)
子供部屋にも遊び心を加え、それぞれ一面のみ色味のあるクロスを選んだ。どちらも二つの窓から光が注ぐため明るく、たっぷり収納できるクローゼットがあるので家具を置かずに広く使える。
南向きの陽当たりの良い寝室には、広々としたウォークインクローゼットを備える。2階全体も1階と同じ木と白を基調にシンプルに設えた。
家族4人分の衣類が悠々と収納できる、寝室のウォークインクローゼット。高さの異なる棚が使いやすい。採光性のある窓は風通しも抜群。
大谷様ご家族と営業の齋藤さん(後列)。「先に家を建てた同僚からも話を聞いて全幅の信頼を寄せていたので、ほとんど悩まずにすべておまかせできました」(ご主人)。
構造:木造
延べ床面積:104.34㎡
階数:2階
会社名:家づくりナイスホームズ株式会社
所在地:茨城県水戸市笠原町245-1
連絡先:029-305-3688
FAX:029-305-3766
メール:ie@nice-homes.co.jp