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【イエマドα間取り特集STEP4】失敗しない!新築間取りプラン基本レッスン

理想の新築マイホーム像はご家族によって様々。家づくりを始めるとなれば、それを具体的に間取りプランに落としこむ必要があります。理想の新築マイホーム像や要望を間取りに反映するには、どのように進めれば良いのでしょう?間取りを考えるポイントや注意点を学びましょう!

2019.01.16/イエマドアルファ編集部

場所別プランニングポイント②LDK(ダイニング&キッチン編)

家族との距離感や動線、掃除のしやすさなどをいろいろ天秤にかける空間

 

調理したものを温かいまま食べたり、配膳や後片付けのことを考えると、当然キッチンとダイニングは隣り合っていたほうが勝手はいいもの。隣り合い方は次の3タイプが代表的です。

◎独立タイプ

イニングとキッチンを完全に仕切るため、ニオイや煙、音がダイニング側に届きません。調理者が調理に専念でき、また、多少散らかっていても、中をのぞき込まない限り見られる心配がないことも大きなメリットです。配膳や後片付けの動線は多少長くなります。

キッチンの向きと絶妙な閉じ加減で叶えた「ほぼ独立」型。ひょいと首を伸ばせば視界が利く点も◎。写真だと階段の右がキッチンです。

【提供:来夢ハウス 辻木材株式会社】

◎対面タイプ(セミオープン)

下がり壁や腰壁などが一応の仕切りとして機能しますが、空間はつながっていて、直接のコミュニケーションが可能です。シンクやワークトップが直接見えないようカウンターの高さを調節すると、雑多な手元が隠せて便利です。吊り戸棚を頭上に付けると、キッチンの個別性はより高まります。

吊り戸棚も頭上に設置して、ニオイや汚れの拡散を極力回避しています。

【提供:大井建設工業株式会社】

◎オープンタイプ

ダイニングとの一体空間の中に、フルオープンのキッチンを置きます。コミュニケーションは非常に取りやすく、配膳動線も優れています。家族みんなで料理をしやすいなどもメリット。ただし開放感の裏返しで、ニオイの拡散や油はね、手元が丸見えになるなどの点は避けられないので、対応策を考えましょう。広いスペースが必要で、間取りの制約が大きいことも忘れずに。

この抜け感とおしゃれ感は、オープンタイプにしか出せない魅力。 

【提供:株式会社建装】

キッチン内だって動線をしっかり考えて

キッチンは、何より食事づくりに適した空間でなければなりません。料理の手順を考えると、冷蔵庫から食材を取り出す→シンクで洗う→調理台で切る→コンロで加熱する→再び調理台で盛り付ける、という流れになります。さらに、この前後に、キッチン外への動線となる「買った食材を収納する」と「ダイニングテーブルへの配膳」という動きも加わります。行ったり来たりにならず、スムーズな流れになるよう、動線を考えましょう。

 

「些細なこと」と見過ごされがちですが、しっかり考えたいのは冷蔵庫の位置。調理動線に上手くはまるところに置くことは大事ですが、比較的キッチンの中では誰もがアクセスする設備。調理中に子供が冷蔵庫にものを取りにきたとき、動線はゴチャつかないか、危険はないか、扉の開き方向は適切かなどをあらかじめ考えましょう。

 

そして調理時の動線には、システムキッチンの設備配置(レイアウト)が大きく影響します。レイアウトには主に4つの型があります。

①I型 

コンロからシンクまでが横一直線に並び、無駄がない。

◎コンパクトで最も安価

◎油はね対策、手元隠しがラク

②L型

動線が短めな上に作業スペースが広めで、調理効率が良い。

◎I型に次いでコンパクトで安価

◎油はね対策、手元隠しがラク

③ペニンシュラ型

一方が壁付けになった半島状。

アイランド型の長所を生かしつつ油はね対策も打ちやすい、いいとこ取り。

◎開放感が大きく、洗練されている

④アイランド型

壁と接する部分がなく島状。構造上フルオープンとなる。

◎開放感が大きく、洗練されている

◎周囲を回れるため動線が自在

①から④の順に価格帯は高めになりますが、視界のオープン度合いも高くなり、開放感も得やすくなります。その代わり、設置に広いスペースが必要など、間取りの制約も受けやすいので気をつけて。また、壁付けで図解されている①や②ですが、写真の例のように対面式にすることも可能です。

 

それぞれにメリット・デメリットもあれば、暮らし方によって向き・不向きもあるため、「素敵だから」や「憧れていた」という理由だけでレイアウトや設備を決めてしまわないように、よく検討しましょう。

 

キッチン動線で気をつけたいこと

いかがでしょうか?次回からは、場所別間取りプランの和室についてお伝えさせていただきます。賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!

 

構成・文◎鈴木キャシー裕子 イラスト◎長尾映美