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空間は分けても暮らしは一緒 3階建ての楽しい二世帯住宅

奥様のご両親とともに暮らすご一家。居住スペースは分けているが、行き来は頻繁でほぼ共同生活となっている。「家事分担など決めごとはありません。できる人ができることをできる範囲でやっています」と奥様。6人が集う2階LDKは20畳。モカの床と紺色の壁で引き締めた。

2019.02.08/イエマドアルファ編集部

独立生活は元気の源 設備完備の親世帯スペース

和モダンを意識して外壁は白黒に。屋根は、近くの線路から鉄粉が飛ぶことを想定して錆びない瓦にした。ガレージと玄関が接しており雨の日も濡れずに屋内に入れる。「お年寄りの足が弱くなったときを考えるとこのほうがいい」とご主人。

「子供たちは、〝ただいま!〟って帰ってくるとすぐにおじいちゃん、おばあちゃんの部屋に行ってずっと喋っているんです」M様邸は奥様のご両親との二世帯住宅。実はご夫妻にとって二度目の家づくりです。県外に住んでいたご両親が〝いずれ近くで暮したい〟と考えていると知ったご主人が、「そんなの家賃がもったいない。だったら一緒に住んだほうがいい。どうせなら子供が小さいうちのほうが楽しい」と、まだ10年しか住んでいない家を手離し、新築を決めたのでした。

 

家を売却するため、業者選びは不動産売買も行う会社に絞りました。その中で奥様が気になったのがフィックスホームです。「もう一度建てるとしたら同じ会社に頼む?」。持ち家の友人たちとこんな話が出たとき、「悪くないけどほかも気になる」という声が多い中、同社で建てた友人は「同じでいい」と答えたのだと言います。「建ててからの対応がいいからまたお願いしたい」という言葉に動かされました。

シュークロークを備えた2WAY玄関。1階は回遊式の動線となっており、玄関左から親世帯のダイニングキッチン、居間、寝室、水回りと回遊して玄関に戻る。

玄関脇に設けた物置用の土間スペースは愛犬・トランプのおうちとして使用。ガレージに面した出入口がある。

ご両親が使う1階のダイニング。往来に面する掃き出し窓の外側に電動式のブラインド型シャッターを取り付けた。「お年寄りはクーラーが好きじゃない人が多い。ブラインドで目隠しをしながら通風できるので、窓を開けて寝ることができます」と奥様。

ご両親がくつろぐ1階の居間は和室。キッチンと寝室の間に配置した。ここにも電動式のブラインド型シャッターを設置。

1階のバスルームと脱衣室は共有。誰かが入浴中でも洗面室が使えるように扉で仕切った。洗面台横の収納は幅わずか20cmだが、ロールカーテンではなく開き戸をつけた。「お年寄りには開き戸のほうが感覚的にわかりやすいと思ったので。こんな細い扉をつけたのは初めて、と職人さんに驚かれました」(奥様)。

プラスアドバイス

お仏壇をきれいに目隠し 場所を取らない特殊な扉
両親の居間に人が泊まるときなど、お仏壇が見えないように扉をつけました。“軸回し”という建具で、普段はお仏壇の脇に収納して、閉めるときだけレールから引き出します。普通は襖なのだそうですが、内装に合わせて木目の扉にしてもらいました。(奥様)

圧迫感のない広々LDKで最高の居心地を叶える

新居は1階が親世帯、2階と3階が子世帯です。当初はキッチンも洗面台も共有でいいと考えていましたが、「できることは自分たちでやったほうがいつまでも元気でいてもらえる」と改めました。1階には唯一の共有部分であるお風呂のほか、ほとんどの設備が個別につき、独立した生活を送ることができます。動線は、動きやすさを第一に、寝室とトイレを隣り合わせ、居間を含めて一直線に並べました。

 

週末は、2階で全員そろって酒盛り付きの夕食を取ります。なるべく長居して欲しくて圧迫感のない空間を心がけました。面積を広く取っただけでなく、キッチンのカウンター下収納を引き戸にしたり、畳縁を淡色にするなど細かい部分でも工夫を凝らしました。おかげで居心地は言うことなし。つい遅くまで飲んでしまうそうです。

 

2階床下には防振マットが施工されています。「フィックスホームが気をつかって入れてくれました。子供がドンドンしても大丈夫。これも大家族のにぎやかさということで、親もうるさいとは言いません」。家族が増えた分、楽しさも増えました。

陽当たりの良い2階は暑くなりすぎないように風通しを重視。また家全体として、光熱費の節約を考えて断熱材は高性能な発泡ウレタンを採用した。さらに、ヒートショックの危険を防ぐため、24時間換気システムで屋内の温度差をなくしている。

2階のキッチン。大家族で料理の品数が多いためキッチンカウンターの幅を広めに取った。「一人だと広すぎるけど、反対側から家族が取ってくれるのでちょうどいい幅です」(奥様)。

2階キッチンとバルコニーの動線上にある4.5畳のサンルーム兼家事室。水道、換気扇を備え、床はクッションフロアを採用。外から室内が見えないように型ガラスの窓にし、衣類が日焼けしないよう丈の短いカーテンで採光を調節している。

3階ホール(写真下)の窓は非常用進入口。1畳のクローゼットには来客用の布団などを収納。子供部屋は3階(写真上)で、クローゼット1畳付きの6畳間を二つ用意。2階の一部と3階は陽射しが強いため、窓に外付けシェードを設けて室内に熱がこもるのを効率的に防いでいる。お子様は3階の窓から山や電車を眺めるのが大好き。

子世帯の4人で寝る8畳の寝室。さらに、2畳のウォークインクローゼットと、2畳のご主人の書斎を備える。書斎の入口は上部を開けて、寝室のエアコンの風が届くようにした。「逆に書斎からは明かりが漏れて、間接照明みたいで便利」とご夫妻。

家づくりアドバイザーの須田さん(後列)と。「みなさん、子供と遊んでくれるんです。業者選びで迷っていたら、子供が“フィックスさんがいいな”と。子供の感性も大事だと思い、フィックスさんに決めました」とご夫妻。

紹介したお家の基本情報

構造:木造

延べ床面積:192.93㎡

階数:3階

工務店情報

会社名:株式会社フィックスホーム 

所在地:滋賀県栗東市下鈎1191-1

連絡先:0120-52-5033

FAX:077-551-5035

http://www.fixhome.jp          

メール:info@fixhome.jp

間取り

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