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欲しいものをつめこみながら31坪に実現したゆとりの空間

リビングは、奥様がひとめぼれしたアンティークな趣きの床材を中心にコーディネートした。かわいらしいシャンデリアに姉妹は大喜び。小上がりは和のイメージ。琉球畳、障子のように薄明かりの入るプリーツスクリーンを採用し、さらに壁クロスをリビングと同系色ながら柄を変えることで和風を強調した。

2019.02.05/イエマドアルファ編集部

不要なものはつくらない欲しいものはあきらめない

玄関ホールの正面にあるおしゃれカフェ風の洗面台。関口様のお宅の洗面台はここ1台のみです。「うちはお風呂上りに歯磨きをするわけではないので脱衣所に洗面台が付いている必要がないんです」と奥様。家族で使う時間帯が違うので数は1台で十分、一つ置くならばお客様も気兼ねなく使える玄関が最適だと考えました。おかげで脱衣室は広々としたもの。収納ダンスを置いてものびのびと腕を伸ばせます。

 

関口様のお宅は建坪31坪ですが、ゆとりが感じられます。サンルームは1階と2階に設け、キッチンの通路は通常よりも広く取るなどぜいたくな間取りです。そんなことができたのも、ご夫妻がご自身の生活様式や価値観をよくわかっていたからに違いありません。

木目でまとめた温かみのある玄関ホール。扉に向かって左手にコート掛け、右手に階段下を利用した土間収納を設けた。(写真右)

 

洗面台は、家族と来客の共用を前提に玄関ホールの正面に1台のみ。おしゃれな飲食店のパウダールームをイメージし、カウンター、洗面ボウル、照明にこだわった。(写真左)

小上がりは4.5畳、リビングは7.5畳。空間を大きく見せるため現しの梁にした。テレビの両側の扉は水回りとサンルームへの出入口で、回遊式の動線となっている。フロートタイプのテレビボードは横尾建設工業の標準仕様。「下が空いているので掃除がラクです」と奥様。

中央の壁の裏は冷蔵庫。現在パントリーとなっている場所から、あえてキッチンの入口に移動した。家族みんなが気軽に使える場所で「キッチンの奥にあるより便利」と言う。キッチンの背面は可動式の棚を設置し、雑貨置き場、収納スペースとして無駄なく使っている。

キッチンの背面は、お子様たちと一緒に料理をすることを考えて122cmと広めに取った。可動式のパントリーとカウンター部分の壁クロスをレンガ調にし、あえて見せることを意識した。

1階のサンルームは2畳。可動棚はリビングで使うおもちゃの収納を目的に設けたが、現在は奥様の家事室として便利に使っている。(写真右)

 

脱衣室とバスルームはご主人の趣味でソリッドなテイスト。洗面台は玄関ホール付近の1台で事足りるため脱衣室には設けていない。上部の収納ボックスは標準装備のテレビボードの一部を活用したもので、ミラーは後から自分で付けた。(写真左)

梁見せ天井ですっきりLDK

たとえばパントリーは、「中身が見えてもおかしくないように並べればいい」と、扉付きの独立型ではなくオープンなディスプレイ式にしました。レンガ調の壁をバックに食品だけでなく雑貨も置いてインテリアの一部として見せています。欲しかった畳のスペースは、和室ではなく小上がりのダイニングで十分。食事の後すぐに横になれる気楽さを気に入っています。

 

一方で、欲しいものはしっかりと取り入れました。空間をすっきり見せるために天井は梁見せにしましたが、照明は存在感のあるシャンデリア。「少し薄暗くて、子供が寝た後に二人でお酒を飲むのにちょうどいい」と大人の時間を楽しんでいます。

 

住宅会社はご主人が選びました。「横尾建設工業さんは構造がしっかりしている。他の会社だと柱は3寸5分、細いところだと3寸ですが、横尾さんは4寸なんです」。実は、ご主人は同社の現場にも出入りするクレーン車のオペレーターで、他社の現場と見比べた上で横尾建設工業に魅力を感じています。

 

「休憩時間に職人さんからいろんな現場の話を聞くのですが、そういう話からも横尾建設工業さんは丈夫なわりに価格もそれほど高くないと感じました。あとで知ったのですが、一棟一棟構造計算もしっかり行ってくれているとのことで、納得です」とご主人。棟上げ作業はもちろんご自身です。「これが自分の家なんだと実感しました」。家族に働く姿を見せることもでき、喜びもひとしおの家づくりとなりました。

2階にも1畳分のサンルーム(左)。1階のサンルームで洗濯干しが間に合わないときのために設けた。将来的に、読書部屋としての活用も検討中。「どこかに使いたかった」というフクロウ模様のポップなクロスは2階のトイレ(右)で使用。 “森”をイメージして天井を青空に、サイドの壁を淡いグリーンに。

二つの子供部屋は4.5畳ずつで、勉強机付きのロフトベッドがちょうど入る大きさ。1畳分のクローゼットを備えている。ご長女の部屋は濃いピンク、ご次女の部屋は淡いピンクでコーディネート。

寝室も8畳と広めにつくった。濃いめの床と建具で大人な雰囲気を出し、壁クロスのダマスク柄でゴージャス感を添えた。お子様が成長したとき互いの生活音が邪魔にならないよう、子供部屋との間に一方は防音壁を設け、一方はクローゼットを挟んで、音が気にならない様にしている。

小屋裏収納は10畳で、そのうち4畳分をご主人の趣味のギター室にした。南北に小窓があり採光は十分、風通しも良い。

プラスアドバイス

使うときだけ引っ張り出す小上がりの折り畳み式カウンター
小上がりのカウンターは、みんなで使える作業台です。子供たちはまだ自分の部屋で一人で勉強ができないので、ここで一緒に見てあげています。使わないときは折り畳むので邪魔になりません。(ご主人)

コーディネーターの山口さん(後列)と。「あれもこれもとテンションが高めになっている私たちに落ち着いてアドバイスしてくださったので助かりました。細かいところまで教えてくれるのでイメージしやすかったです」と関口様ご夫妻。

紹介したお家の基本情報

構造:木造

延べ床面積:101.85㎡

階数:3階

工務店情報

会社名:子育て安心住まい上越 横尾建設工業株式会社

所在地:新潟県上越市北城町1-10-10 保倉ビルB・C

連絡先:0120-998-450

FAX:025-522-4503

http://www.yoko-kensetsu.com/

メール:info@yoko-kensetsu.com

間取り

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