シンプルなホワイトの空間に集成材を採用した梁がよく映える。吹き抜けが高く広い分、屋根裏を補強することで建物の剛性を高めた。2階の子供部屋の窓を開け放てばつながりのある空間に。
チョコレートブラウンがモダンな印象の外観。あえてナチュラルな内観とギャップをもたせた。逆サイドは屋根をほぼ片流れにして7kwの太陽光パネルを設置した。
「見て、余裕で登れるよ」。リビングではご長男がボルダリングに挑戦中。その姿をご夫妻が優しく見守っています。
お子様の成長にともない家づくりを考え始めたM様。住宅展示場に足を運ぶ中で、偶然目にしたのがエスホームの新聞広告でした。「間取りの前に、土地や建物の予算面からアプローチする考え方が信頼できた」とご主人は振り返ります。
家づくりにあたって重視したのは明るく、暖かく、住みやすい家。開放感をもたせながらも、冬の寒さ対策も抜かりありません。吹き抜けを設けた分、外張断熱や断熱サッシ、床暖房で暖かさを保ち、天井のファンを回せば全体に暖かな空気が循環します。5・5mの天井高を活かし、南側には天井に届きそうな窓を付けて採光性を上げました。
北側玄関は2方向に配した窓のおかげで明るく、外観のアクセントにもなっている。ホワイトに統一することで清潔感のある空間に。(写真右)
庭に面した土間は愛犬・桃ちゃん用のくつろぎスペースで、庭にも格好の遊び場が。ケージ周りの壁にキッチン用パネルを張ることで壁が傷つかないよう配慮しているほか、リビングやキッチンからも見える位置に。(写真左)
2階廊下から見た家の内外の眺めは絶品。ダークブラウンのリビング階段は壁を設けずに抜け感を演出。また、南面の大きな窓は採光性も風通しもいい。吊り戸棚を付けなかったキッチンは、開放感と小柄な奥様が家事をしやすいように。シンク下には大容量の収納も。
リビングに隣接した寝室の中央には4.5畳のタタミを配置、横になれるスペースをつくった。日焼けしにくく、汚れが落ちやすいということで耐久性もあり表替えも不要な和紙製畳を採用。また、壁一面のクローゼットには寝具や衣類がたっぷり収納できる。
浴室はご主人の希望で通常の1.25倍と広く、格子のない大きな窓から陽射しも注ぐ。(写真右)
洗面脱衣室に勝手口を付けて外から直接浴室へ行くことができるので、お子様の泥んこ遊びも安心。(写真左)
玄関横の浴室は道路側に面しているため、コンクリート塀の目隠しを兼ねたスペースを設置。お子様が遊べるこの場所は、塀に落書きしても雨で落ちるので描きたい放題。
間取りについては「みんなでいつも顔を合わせたかったので、1階だけで生活できるよう考えてもらいました」と奥様。当初は平屋というアイデアもありましたが、お子様の成長を考慮して子供部屋を2階に。リビングを中心に回遊動線をいくつも設け、暮らしやすさにも配慮しています。また、「家の建坪が広くない分、窓を増やして抜け感を出したり、クローゼットの扉をなくして圧迫感を回避しました」とご主人。
間取りができたら後はお任せではなく、施工現場に足を運ぶことも大切だとご主人は言います。「収納やニッチ、窓の位置は現場で調整しました。〝図面にないけど、ここも収納をつくれるよ〟と職人さんが教えてくれたり、ニッチを増やしてもらったり、おかげでスペースを有効活用できました」。
ボルダリングウォールや2階からリビングを見下ろせる壁の覗き窓はお子様のため。中でも、リビング階段下のフリースペースはお子様お気に入りの秘密基地です。「階段下は収納にするつもりでしたが、エスホームさんのアイデアを採用して大正解」と奥様。大切な家族の一員である犬の桃ちゃんのくつろぎスペースもリビングから目の届くところに配置しました。
「初めての経験でしたが、じっくり時間をかけて楽しい家づくりになりました」。オリジナリティあふれるお住まいにご家族は大満足です。
2階廊下の左側壁には書棚を造り付けたほか、その下を正方形にくりぬいて吹き抜けの一体感を。また、右側の小屋裏収納はあえて扉をつけない開放感。ロールスクリーンを付ければ目隠し可能だ。
2階には子供部屋を2つ。クローゼットに扉を付けなかったことで、より広く感じられるスペースに。高めに設置した窓は外からの視線が気にならない。また、木製の両開き窓は、吹き抜けを通してリビングとつながる。
暖色系のクロスと小窓で明るい小屋裏収納は広さも十分。両サイドに窓を付けることで風が抜ける設計に。
西村社長(右)とご家族。「打ち合わせはアットホームな雰囲気で、決めることが多い中でも、急かさずじっくり考えさせてくれました」とご主人。
構造:木造
延べ床面積:103.99㎡
階数:2階
会社名:株式会社エスホーム
所在地:栃木県宇都宮市平出町3563-3
連絡先:028-613-6606
FAX:028-613-6616
メール:mail@shome.co.jp