「子供ができたらリビングでワイワイしたい」と将来の子育てを思い描いてつくった広いLDK。開口部を大きく取り、和室で遊ばせることもイメージした。蓄熱暖房機とエコキュートを備えているため多くの電力を使うが、4kWの太陽光発電のおかげで2LDKのアパート時代よりも光熱費を抑えられた。
「レンガのレトロな雰囲気が好き」という奥様の要望で、玄関部分とバルコニーの壁の2ヵ所にレンガ調サイディングを採用。
Y様ご夫妻は忙しい共働き夫婦。マイホームは、片付けと洗濯作業がラクになる家にしようと決めました。
物がちらからないように収納は基本的に大容量に。その最たるものが、100足近くは収納できるシュークロークです。「夏物と冬物を入れ替えるのが面倒。こうして全部並べれば箱を取っておかなくてすみます」と奥様。見上げるほど大きなシュークロークですが、2WAY玄関であるため来客からはまったく見えません。
アパート時代は洗濯作業に悩まされました。冬の湿度が高く、外に干しても乾かないからです。そのため、新居では、室内干しで完全に乾かせる4畳のドライルームをつくりました。場所は、居室に優先して、屋内で一番陽当たりのいい2階南側を当てました。「専用の換気扇も付けたので生乾きのニオイもありません。閉め切って乾かせるので、周りの畑で草を燃やしていても大丈夫です」と大喜びです。
奥様がひとめぼれした玄関ドア。色調の異なるさまざまな木目が、木目柄を多用した温かな室内を象徴している。(写真左)
幅2.5mの大容量シュークロークを備えた2WAY玄関。棚板は可動式でブーツもきれいに収納できる。手前にはベビーカーを置くスペースも。ホールの突き当たりは濃いグレーでアクセントを付けた。(写真右)
内装のベースは、白とダークブラウンでシンプルに。3列の照明は、中央の列のみ調光タイプを採用。就寝時は光を最弱に落として常夜灯としている。南側の窓は4枚窓。1枚が細長く軽いため開けやすく、外観のポイントにもなっている。
キッチンは収納重視。食器が増えることを想定して、背面の収納を充実させた。一方で、食品庫がないのは買い置きをほとんどしないため。
純和風ではなく、建具やダウンライト、アクセントの壁紙で「小洒落た和室」を演出。窓は、座ったときの目線の高さにくるように低めの位置に設けた。板の間は作業場とし活用中だが、将来は子供を遊ばせるときのおもちゃ置き場に考えている。
周囲はのどかな田園地帯。「将来子供ができたら近所を散歩させたい」と言うように子供との暮らしを思い描いてこの地に決めました。学校へはバス通学になりますが静かな環境での子育てを望んでいます。
子どもよりも家が先になったのには理由があります。ご夫妻は県外出身で仕事のために移住してきました。「頼れる人があまりいないので、家づくりに時間がかかると思いました。子供ができてから取りかかったのでは、完成がさらに遅くなってしまいますから」。
家をつくり、準備を整えてから子どもを迎えようと、資金計画も早く建てられることが前提でした。「大井建設工業さんには本当に今から取りかかっていいのか、それとも頭金を貯めてからのほうがいいのかを相談しました。ライフプランをしっかりとつくっていただき、最後の返済まで見通せたおかげで、安心して今建てることができました」とご主人は言います。
お子様のために用意した部屋には幅いっぱいの収納を付けました。「男の子だったら狭くてもいいけど女の子だったらこれくらいないと」。子育ての夢が膨らみます。
4畳のドライルーム。南に向かって横長に配置しているため、北側の壁まで陽射しが届く。晴れた日は窓を開けているが、締めきっていても専用換気扇の力で完全に乾かすことができる。(写真右)
淡いオレンジの壁紙が反射し明るい北側のトイレ。大きな収納をつくるかわりに、窓の手前に棚を伸ばして小物置き場とした。(写真左)
将来のお子様のためにひと部屋を用意。3連の引き戸の奥は、1.5畳のたっぷり収納を付けた。「もしも女の子だったらこれぐらいないと」とご夫妻。
寝室は、壁紙や床のトーンを落として落ち着いた雰囲気に。ベッド脇の扉を開けると3.7畳のウォークインクローゼット。ポールを段違いに取り付けることで、空間を最大限に活用している。
アドバイザーの照屋さん(後列左)と現場監督の内堀さん(同右)。「大井さんで建てた会社の先輩からおすすめされました。勉強会では土地からローンまで親切に教えていただけました」(ご主人)。
構造:木造
延べ床面積:105.16㎡
階数:2階
会社名:大井建設工業株式会社
所在地:長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1670-74
連絡先:0120-33-4152
FAX:0267-32-2935
メール:thanks@ooi-kensetsu.co.jp