ご家族が集う陽当たりの良いダイニングにアンティークな家具がマッチしている。「ナチュラルカントリーなインテリアが映える場所にしたかった」と言う奥様のご希望通り、みんなが笑顔で心地良く過ごせるオシャレな空間に。
真っ白な外壁は、バルコニー部分のみ濃い目のブラウンにして全体を引き締めた。玄関扉は温かみのある木目のブラウンをチョイス。掃き出し窓の前にウッドデッキを設える予定。
「家ができてから、寝ているのがもったいない気がして、早起きになりました」と話す佐久間様。ご夫妻の長年の夢だった家づくりは、2016年4月のご長男の小学校入学に合わせるように、その約1年前にスタートしました。ご主人のご両親の協力もあって、ご実家の敷地内に家を建てることが早々に決まり、そこから住宅会社選びが始まりました。
大手ハウスメーカーをはじめ、いくつかのモデルハウスに足を運びましたが、なかなか納得のいく住宅会社とめぐりあうことができなかったそうです。そんなとき、雑誌記事で見かけたのが家づくりナイスホームズでした。早速、会社を訪ねたところ、当初描いていた理想を現実的な視点で形にしてくれたこと、資金面でもこれからの生活に無理のない計画を提案してくれたことに信頼を感じて、家づくりナイスホームズに依頼を決定。
しかし、順調に進み始めた矢先、ご主人のお母様が亡くなられてしまいます。「このまま進めるか悩みましたが、誰よりも義母が家の完成を楽しみにしてくれていたので」と奥様。約2ヵ月後、本格的に家づくりが始動しました。
玄関は正面の壁のみレンガ調のクロスで柔らかいニュアンスを。大容量の土間収納は、4人分の靴をはじめ庭道具などをしっかりと整理できる。
海が近いため、二つの大きな掃き出し窓からは冷房が必要ないほど心地良い海風がそよぐ。リビングダイニングは、白を基調にした内装と2方向の窓によって、全体に明るく広々とした印象の空間づくりに成功した。
カウンターとキッチンのテラコッタタイル調クロスが南欧の雰囲気を感じさせる。白い大理石調の調理台は収納の色と合わせすっきりと。ご夫妻で立つこともあるというキッチンは、背後にたっぷりの収納を設置した。
洗面脱衣室は扉を閉めると棚が現れる仕組み。棚は高さを変更できるので、お風呂で必要なタオルや下着類ほか、洗剤などの生活用品のストック棚としても大活躍。(写真右)
琉球畳の若草色がさわやかな和室。小上がり下に引き出しを付けて日用品を取り出しやすく収納。押入れは吊り戸棚にして、下部はお子様のおもちゃを置くスペースとして使用。(写真左)
奥様がこだわったのは間取りです。お子様が成長し、生活のスタイルがいずれ変化することも考えて、間取りはできるだけシンプルに。クロスや床、天井は白を基調にし、建具はダークブラウンでまとめるなど、内装もスタイリッシュを心がけました。
また、「インテリアや雑貨、部屋の模様替えが大好き」と話す奥様の希望で、家具やインテリアなどをその時々で楽しめるように、あえて収納は必要最低限に抑えています。必要な場所にだけしっかりとした収納を設けたことで、家族が過ごす部屋にもスペースが広く取れ、また建具の圧迫感を軽減することもできました。一方で、各部屋ごとに一面のみ変えたクロスは、それぞれの部屋の程よいアクセントになっていて、遊び心も忘れません。
リビングダイニングの外に広がるお庭には、今後広めのウッドデッキを取り付けるほか、同じ敷地内に住むお父様と一緒に家庭菜園をつくる予定とのこと。近い将来、お庭で採れた野菜でバーベキューを楽しむご家族の楽しげな声が聞こえてきそうです。
2階ホールは陽当たりと風通しが抜群な広々スペース。遊び場としても活用できるほか、サンルームとしても活躍。
トイレのクロスは一面のみ奥様のセンスが光るシャビーシックな花柄をセレクト。さわやかな色味で、清潔感漂う空間を演出した。
子供部屋は二つ設けたが、間の扉を開け放つことで12畳の空間に。広く使えるようにあえて収納を付けなかった。両部屋の壁の一面は共通の柄クロスを奥様がセレクト。
寝室は隣のクローゼットと同じく、壁の一面のみ花柄を採用した。当初は他の柄クロスを貼っていたとのことだが、施工の最終段階で現在の形に変更して華やかな印象に。2階は寝室に収納を集合させ、できる限りシンプルにした。
寝室には押入れと別にウォークインクローゼットを設置して、お子様の衣類もここに収納。窓からの光と花柄クロスで部屋をほどよい明るさに。
お子様たちも懐いている齋藤さん(後列)と。「齋藤さんの人柄の良さも住宅会社選びの決め手になった」とご夫妻。
構造:木造
延べ床面積:108.06㎡
階数:2階
会社名:家づくりナイスホームズ株式会社
所在地:茨城県水戸市笠原町245-1
連絡先:029-305-3688
FAX:029-305-3766
メール:ie@nice-homes.co.jp