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店舗付き住宅実例|生活に配慮した間取りの家

整骨院を経営されているご主人の、店舗付き住宅が完成いたしました。生活感が出ないよう1階の店舗部分と、2階の住居部分との設計を工夫し、来院者にもご家族にも快適なおうちになりました。

2019.08.08/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、整骨院を経営されているというご主人とそのご家族の家づくりをご紹介いたします。店舗付き住宅では、お客様とご家族どちらにも配慮したつくりにしないといけません。U様ご夫妻はどのようにして、どちらにも快適になるようなつくりにしたのでしょうか?店舗付き住居をお考えの方、ぜひ参考にしてみてください。

来院者の目線も考えた併用住宅ならではの設計

設計のポイントは、仕事場と住居をどう分けるのか。玄関を二つ設置する案もありましたが、患者さんの駐車場を3台分確保するため、スペースも考えて一ヵ所にまとめることにしました。そのかわり、内側の玄関ホールの土間は広くつくることに。天井高ギリギリまでのハイドアで空間を二つに分け、整骨院の入口を経由して、その右奥を住居用の玄関としています。

他にも、2階での生活音が響かないよう施術室の上にリビングが来ない設計にするなど、店舗併用住宅ならではの工夫をしました。ご主人が一番こだわったのは整骨院の顔にもなる外観の正面。「目印としてもわかりやすいように黒でまとめ、通風口やキッチンダクトなど生活感のあるものが目立たないよう、フィックスホームさんに相談して裏の北側にまとめてもらいました」。

整骨院も住居も「清潔感が出るように」と、内装は白とナチュラルな木調で揃えていますが、2階のリビングは特に自然素材にこだわっています。床は裸足で過ごしても気持ちがいいメープルの無垢材、リビングや廊下の壁は珪藻土を自分たちで塗りました。

「建築中でまだ照明もなかったので、夕方は頭に登山用のヘッドライトを付けて作業をしたんです。まるで洞窟の中にいるみたいでした」と、奥様は笑って振り返ります。

外勤だった以前の状況とは違い、親子で過ごす時間も増えたという上田様ご家族。「一日の仕事が終わると、タオルなどの片付けを手伝いに子供が下に降りてきてくれることもあるんです」とご主人もうれしそうです。仕事場と住居が快適につながる、理想の家が完成しました。

親身な工務店と楽しい家づくり

落ち着いた黒色の外観が目を引く上田様のお宅は、1階が整骨院、2階が住居スペースという店舗併用住宅です。それまで市内の別の物件を借りて整骨院を経営されていたご主人ですが、以前から検討していた家づくりと合わせて、新しく併用住宅を建てることを決意しました。

フィックスホームとの出会いは、土地選びの勉強会にご夫妻で参加したことがきっかけでした。「私たちの希望や心配事を親身に聞いてくださる姿に心強さを感じました」とご主人。

フィックスホームの楢崎さん(後列)とU様ご家族。「細かい要望ばかり出してしまいましたが、快く受け入れてくださって感謝しています」とご夫妻。

事例で学ぶ来院者と家族双方を考えた家

黒で統一した外観は、1階正面に貼ってある自然木の壁がアクセントに。整骨院の看板も、この外観に合わせてデザインしてもらった。

ご家族が集うリビングダイニングは、自然素材にこだわった明るく優しい雰囲気。照明もダウンライトで揃えてすっきりとした空間に。南向きの大きな窓の枠は、外側は黒、内側は白となっていて、それぞれの壁と統一した色合い。キッチン横の壁は構造上の補強として必要なものだが、来客中の目隠しにもなる。

 

ダイニングからの眺め。リビングにはピアノを置くため床の補強も。左の廊下にはパントリーを設置して日用品を収納、リビングにはなるべく物を置かないよう工夫した。廊下の奥には寝室やウォークインクローゼット、浴室洗面などの水回りが。

キッチン向かいのダイニング奥にはカウンターを設置。お子様が幼稚園から帰宅したときに自分で荷物を片付けられるよう、それぞれの引き出しとハンガーラックを。「小学生になったらここで宿題ができるといいな」と奥様。

ご家族の寝室はフローリングの上に高床式のユニット畳を設置。その下には収納スペースもたっぷり完備してレジャー用品やオモチャなどを収納。

私が昔アトピーで悩んでいたこともあり、家族で過ごす部屋は、肌に触れても優しい自然素材にしたいと思っていました。トイレ引き戸の壁内側を塗り忘れてしまいましたが(笑)、それも子供たちの落書きスペースとして活躍しています。(奥様)

奥様こだわりのL字形キッチンは、作業スペースを広く確保することができる。床は耐水性に優れたフローリングを選択。(写真右)

壁や天井を白で揃えた洗面所。洗面台とは別に設置した木製のドレッサーは、身だしなみが気になり始めたお嬢様のために。(写真左)

清潔感にこだわったという整骨院の施術室は白で統一。壁一面に設置した吊り戸棚の上部には、間接照明を設けて明るい空間に。天井は消臭や除菌効果もあるという塗料を選び、ご夫妻がローラーを使って自分たちで仕上げた。

整骨院の受付。カウンターやデスク、可動式収納棚の高さなどは、「フィックスホームさんのアドバイスを聞きながら慎重に考えた」とご主人。

整骨院側から見た玄関。住居部分を区切る正面のハイドアは患者さんが間違わないようにするため。(写真右)

住居の玄関ホールは、家族用玄関となるシューズクロークを壁とカーテンで目隠し。(写真左)

整骨院には患者さんが使用する更衣室とトイレを設置。住居部分の階段下を利用したスペースは広い(左写真)。2階住居部分のバルコニーは1階のひさしの役割も果たす長さと広さに。外観や看板とのバランスを考え、軒天も黒で合わせている。

 

 

 

 

 

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