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なぜか一緒にいたくなる薪ストーブのある無垢の家

ブラックウォルナットの床、スギの柱、ベイマツの梁、モンキーポッドのダイニングテーブルと、無垢材をふんだんに使ったLDK。床材は、あえて色にむらのあるものを選んで自然な風合いを出した。「時間が経つにつれて白い部分は茶色に、茶の部分は白っぽく変わっていくのが楽しみ」とご夫妻。小上がりの下のすき間には今後、間接照明を取り付ける予定。配線ずみで、現在はスピーカー用のケーブルのみ使用している。

2019.03.22/イエマドアルファ編集部

人が集まる仕掛けは炎と光 にぎわいの中心は小上がりに

奥様のご実家の敷地内に建てられた藤代様のお宅。外壁は雪害に強いガルバリウム。ブラック一色でシンプルにまとめた。ガレージにはご主人手づくりの薪置き場が。

とても仲の良い藤代様ご家族。奥様が赤ちゃんと二人で和室を寝室代わりに使うようになったところ、ご主人とお子様たちが一緒に寝たいと言いだし、つい最近まで四畳半のスペースに5人が肩寄せ合って寝ていたそうです。

 

ご夫妻にとって何よりも大事なのは家族のふれあい。その思いは薪ストーブに表れています。ご主人のあこがれというだけでなく、炎の周りには自然と人が集まるという話を聞き、導入を決めました。

 

低めにつくった小上がりのへりにみんなで腰かけて、薪ストーブを前におしゃべりをしたり、映画を見たり。無垢の床にはじんわりと暖かさが染み込み、初めての冬は身も心もぬくぬくと過ごしました。

大きな窓と無垢床のおしゃれな玄関。ゆくゆくは庭木を植えて窓景色が楽しめるようにする。左手は野菜を保管したり、濡れたコートなどをかけたりする土間付き収納。キッチンに続いており、買いだめした大量の荷物を運び込むのに重宝している。

 

薪ストーブ(写真中央)のあるリビングには自然と人が集まってくる。テレビを見るときは小上がりに腰かけるので、ソファは置かずにすんだ。フルフラット型のキッチンは視界良好。ダイニングテーブルとの距離が近く、また両側から回遊できる動線のため、キッチンとダイニングの一体感がある。

特徴的なキッチンの収納。引き戸タイプで、大勢が行き来しても扉が邪魔にならない。開け閉めの面倒を心配したが、「全然気になりませんでした。迷っている人がいたらおすすめしたい」と奥様。建具はここのみウッド調にした。夜は上部の間接照明を点け、美しい木目を眺めながらお酒を楽しむ。

和室は四畳半。あえて黒の畳と天井クロスで引き締まった空間にした。低い位置の窓は、外からの視線を避けるためと、座ったときに庭の緑を眺めるため。

プラスアドバイス

壁の厚みを利用したニッチ代わりの薄型収納
ダイニングの壁を利用して、既製品の壁厚収納をはめてもらいました。ここにも配線が来ていて、電源などごちゃごちゃしているのですが、これで隠すことができました。建具と同じメーカーなので見た目の統一感もあります。(ご主人)

バスルームは白一色で統一。アクセントカラーも考えたが「やはり白が一番清潔感がありますから」とご主人。(写真右)

 

1階トイレは往来の少ない道路に面し、垣根もあるため、換気と採光を兼ねてすべり出しの縦スリット窓を設けた。トイレも雰囲気を重視して間接照明に。(写真左)

 

家族とのふれあいを大切にしたLDK

薪ストーブの雰囲気に合わせて照明にもこだわりました。間接照明を多く使い、日常とは少しだけ異なるぜいたくな空間を演出しています。そんな中、あえてダイニングの照明を明るいペンダント型にしたのは家族とのふれあいを考えたから。「ほかと比べてここだけ明るい。するとみんなここに集まってくるんです」とご主人。長時間いても疲れにくいようにと掘りごたつ式にしたダイニングテーブルでは、お子様たちが普段から絵を描いたりして遊んでいるのだそう。ご主人の思い通りです。

 

そのテーブルとキッチンとのやりとりのしやすさが、藤代家の一番の魅力でしょう。テーブルとキッチンの高低差があまりなく、家族の会話が弾みます。また、ワークトップがフルフラット型であるため、互いの視線がさえぎられることもありません。

 

キッチンがアイランド型なのも効いています。左右から回り込めるため、お手伝いをするお子様たちの動きもスムーズ。ぐるぐる回って楽しんでお料理を運んでいます。つくる側と待つ側とに分かれることなく、みんなで用意してみんなで食べるという一体感を気に入っています。

 

キッチン収納の上部には間接照明を設けました。ここをつけて周りの照明を落とすと、あたりはバーの雰囲気に。奥様はおつまみをつくりながら、ご主人はテーブルで、夫婦水入らずの晩酌タイム。子育ての合間のゆったりとしたひとときです。

2階ホールはサンルームであり、くつろぎの場でもある。梁の上部に間接照明を取り付けた。「夜は全然雰囲気が違います。ここに大の字になって寝転ぶと空間がパーッと広がってきれいなんですよ」(ご主人)。

子供部屋は5.25畳ずつ。クローゼットの容量に若干違いがあり、大きいほうをご長女に。白のクロスと白木風の床材で明るさと開放感を出した。

ダークブラウンと黒のシックな寝室。大きな壁面照明がホテルのような高級感を出している。ウォークインクローゼット(写真中央)も同様の内装で収納以上のぜいたくな空間になっている。ウォークインクローゼットの隣りは、若い頃から音楽活動を続けるご主人の書斎。3m弱の奥行きを利用して、片面の壁にCDラックを造作した。

2階ホールの吹き抜けとつながる小屋裏。収納として設けたが、「ここも間接照明です。広くて雰囲気がいいので、子供の隠れ部屋にいいかな」とご主人。明かり採りの窓を開けると1階から最上部まで風が吹き抜け、家全体の換気ができる。

コーディネーターの山口さん(後列)と。「“新築でこの値段?”と最初は価格に惹かれましたが、まずはお客さんにお金のことをしっかり勉強してもらってから…という横尾社長の営業スタイルが気に入りました」(ご主人)。

紹介したお家の基本情報

構造:木造

延べ床面積:127.12㎡

階数:3階

工務店情報

会社名:子育て安心住まい上越 横尾建設工業株式会社

所在地:新潟県上越市北城町1-10-10 保倉ビルB・C

連絡先:0120-998-450

FAX:025-522-4503

http://www.yoko-kensetsu.com/

メール:info@yoko-kensetsu.com

間取り

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