陽射しがたっぷりと差し込む明るいリビングは、存在感のあるウォルナットの梁と三連のスリット窓が空間のアクセントに。家の中心として落ち着いてくつろぐことができるよう、床や建具はすべてダークブラウンで統一している。
ダークグレーと白を基調としたすっきりした外観。玄関扉を奥に、外から見えないように配置している。
お子様が小学校に入学する前のタイミングで、と家づくりを決心した渋谷様ご夫妻。大手ハウスメーカーをいくつか見学しましたが、突然の訪問などしつこい売り込みが続き、すぐに疲れてしまったと言います。そんなときにご主人がインターネットで見つけたのがスズモクでした。「もとは材木を扱っていたという会社の経歴が信頼できたことに加え、実際にやりとりを始めても、他社と違ってしつこい営業がなかったことも決め手の一つでした」。
間取りのプランニングについては「順調に進みすぎて、実はあまり覚えていないんです」と奥様は笑顔。部屋数や空間の広さなどの具体的な数字や配置などは、自分たちの中で最初から決まっていたそうです。
「家の中心に玄関ホールをつくりたかった」というご主人。左手にある和室は、その奥にある浴室洗面の目隠しとしての役割も。
のんびり過ごすリビングと食事をするダイニングは、同じ空間の中でも距離をとりたかったと話すご主人。「そのためにもある程度の広さは必要でした」。キッチンを含む3つの空間が、ゆるやかにつながりながらも独立して使えるようになっている。
ダイニング横には階段下を利用した大容量の収納を。幅を広めにつくったキッチンカウンターは近い将来スツールを置き、朝食を食べたりご夫妻でお酒を呑んだりするのに使う予定。
吊り戸棚を付けず、見通しの良いオープンキッチンに。来客時など、作業中の手元がしっかりと隠れるように立ち上がりのカウンターを設置。
客間としてつくった和室は、玄関ホールを挟みリビングとは反対側に配置。通りに面した西側は高窓で採光と風通しを確保。引き戸の板の間部分は玄関の荷物を隠す場所としても活用。
白とウォルナットで統一された清潔感のある洗面脱衣室。「リラックスできるように」と選んだ、淡いグリーンの浴槽がポイント。
特にご主人がこだわったのは、プライベートの時間を大切にした家づくりでした。外から帰宅したら顔を合わせられるようにリビング内につくることが多い階段も、玄関ホールに独立させました。「子供が大きくなって友だちや彼女を連れてきたとき、毎回リビングを通るのはお互いに落ち着かないだろうと思ったんです。自分だったら嫌なので」とご主人は笑います。
2階には同じ広さの個室を4つつくることも絶対条件だったため、一度は考えたリビングの吹き抜けも取り止めました。その代わりにダイニングよりもリビングの天井高を少し上げ、梁を見せることで開放感を演出しています。「リビングダイニングは20畳くらいの広さを希望していました」とご主人。「2階は個人の空間を充実させて、1階は家族が自然と集まってくるような居心地の良い部屋にしたかったんです。実際、僕もここにいる時間が一番長いです」。
また、すべての個室に1~2畳の収納スペースをつくりました。「せっかくの注文住宅なので、建売ではできない細かい希望も入れていただきました」と奥様。ご夫妻それぞれの個室には、ウォークインクローゼットを一つずつ設置しています。
お子様が成長して生活スタイルが変わっても、家族みんなが自分の時間を持ちながら居心地よく暮らすことのできる、理想のお宅が完成しました。
2階ホールには洗面台を設置して朝の混雑を解消。将来的には冷蔵庫も置けるよう広いスペースを確保している。バルコニーへは、個室を経由せずホールから直接出られる。
奥様の個室の壁は一面のみ淡いグリーン。各個室はすべて一ヵ所ずつ壁紙の色を変えている。「全体的にシンプルだから、ちょっとした遊びも入れたかった」と奥様。
2階には家族4人分の個室をつくった。ご主人と奥様の部屋には、それぞれ2畳のウォークインクローゼットも完備。「自分がどれだけ物を持っているのか把握できるので、収納も個別に」(奥様)。
バーベキューをするために設置したというデッキは、お手入れのことを考えて木製ではなくタイルを選択。
スズモクの風見さん(後列)と。「家の完成後も、住みながらいろいろとご相談にのっていただいています」(ご夫妻)。
構造:木造
延べ床面積:132.07㎡
階数:2階
会社名:「ずっとお金のかからない家」をつくろう 株式会社スズモク
所在地:
【本社】茨城県坂東市生子717-2
【つくば店】茨城県つくば市吾妻3-7-14エスワンビル 1-G 【※予約制】
連絡先:0120-18-7388
FAX:0280-88-7388
メール:info@suzumoku.com