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【間取り特集STEP7】失敗しない!新築間取りプラン基本レッスン

理想の新築マイホーム像はご家族によって様々。家づくりを始めるとなれば、それを具体的に間取りプランに落としこむ必要があります。理想の新築マイホーム像や要望を間取りに反映するには、どのように進めれば良いのでしょう?間取りを考えるポイントや注意点を学びましょう!

2020.02.03/イエマドアルファ編集部

場所別プランニングポイント⑤ 寝室

寝室と言うと、「寝るだけの部屋なのだし、どこに置いてもいいのでは…」と思いがちですが、そんなことはありません。東側に大きな窓のある部屋を寝室にあててしまうと、早くから朝日が射し込んで早起きを余儀なくされることも。また、ベッドでは寝具を干すことがなかなかできないため、湿気がこもらないように風通しを良くする必要もあります。寝室でも陽当たりや風通しは大事なポイントに変わりはありません。

 

もちろん、主目的である快適な睡眠を得るため、一番大事。静かで落ち着ける環境を考えることも重要です。「音」「光」「プライバシー」の3要素には特に気をつけ、隣家や道路、他の部屋との位置関係を見ながら、間取りプランを立てましょう。

 

…道路に面した間取りにせざるを得ない場合は、遮音性に優れたサッシや遮音壁の検討を。

 

…光の入り方を調整できるよう、窓には遮光カーテン、雨戸やシャッターなどを付けることも検討して。

 

プライバシー…寝室は日中の陽射しはあまり必要のないところ。プライバシーを確保するなら、高い位置の窓、縦長のスリット窓なども選択肢に。

寝室を「多目的」にして豊かな時間を過ごす

寝室を仕切る壁は、睡眠を邪魔しない絶妙な高さに。上があいているので書斎側の開放感も◎。写真下、書斎内部の棚やカウンターは造り付けで機能的です。【提供:株式会社シバ・サンホーム】

プロジェクターを備えた寝室は、壁に映写専用のクロスを貼って。ホテルのような間接照明でムードも満点。【提供:大井建設工業株式会社】

広々と14畳とった寝室の一角は、夫婦二人だけのプライベート空間。ソファとテレビ、デスクを完備!【提供:アトラスハウス株式会社】

写真のように、寝室を「寝る」以外の目的にも使えるようにするプランは人気があります。お子様が寝入った後の、ゆったりとした時間を過ごすのに適しているからでしょう。そういう機能を持った空間にしたい場合は、何をするかを具体的にイメージしながら間取りを考えましょう。

 

一番の主流は、寝室にウォークインクローゼットを設置し、着替えの空間として使うパターンです。ドレッサーを置いてメイクも寝室ですませる人も多いようです。また、寝るまでの時間に映画やテレビ鑑賞をしたいなら、プロジェクターやテレビが必要。デスクを設置して、ちょっとした仕事場や書斎のように使うことも考えられます。使用シーンを事前にしっかりイメージして、必要なものが置けるだけの広さ・機能を持たせるようにしましょう。

 

ただし、一人がいつまでも起きて作業していると、相手は安眠できません。寝室の一角を区切るなど、音や光が相手の睡眠を妨げない工夫も検討してください。

寝室は夫婦別だっていい

お互いに寝室に別の目的を持たせるなら、思いきって寝室を夫婦別にするという考え方もあります。それぞれにしたいことができ、かつ快適な睡眠時間を確保することのほうが大切です。また、仕事の都合によっては深夜帰宅や早朝出勤などのライフスタイルも。就寝時間の違いなどを考えると、寝室を分ける選択があってもいいですね。

 

いかがでしょうか?次回からは、場所別間取りプランの階段・廊下についてお伝えさせていただきます。賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!