姉弟が縄跳びをするほど広い22畳のLDK。日本で有数の豪雪地域なので、雪積荷重に耐えるために構造を支える柱が2ヵ所に入ったが、ダイニングとリビングの仕切りとして役立っている。共働きで平日の掃除はロボット掃除機に任せるため、手入れが簡単な家を目指した。リビングの壁クロスは汚れを落としやすく、ニオイを吸着するタイプを採用。床は、傷つきにくいフローリングに。
ポーチ部分にアクセントの黒を使ったメリハリのある外観。高床式収納と小屋裏収納を備えているため最高高さは10m近くある。高床式収納の高さは、階に算入されない上限の150cm(上越市の場合)を取り、一部をガレージとして利用している。
家に入るとホールをパッと照らしてくれる玄関の照明。「人感センサーにしました。荷物を手に持ったまま、〝電気、電気〟とやるのが面倒で」と言う奥様の希望です。
共働きで「一分一秒を争う生活」と言う岡田様ご夫妻は、家事がラクにすむ家を第一に考えました。練りに練ったプランは12案目で完成。「社長さん自ら何度も来てくださって、最後までずっと一緒に考えてくれました」という言葉から、岡田様と横尾建設の二人三脚の家づくりがうかがわれます。
玄関もたっぷりの収納力。手前にはレインコートなどをかけるハンガーポール。正面の3枚引き戸の奥は、日用品をしまうコンセント付き収納スペース。左の開き戸を開けると地下の高基礎に通じる階段がある。地下も大型の収納として利用しているので、とっても便利。(写真右)
洗面脱衣室からの視界。キッチン動線と洗濯動線の接続ポイントとなっており、家事全般を最短距離ですませられる。サンルーム、ファミリークローク、ランドリールーム、浴室と続くラインが便利。(写真左)
インテリアは、奥様の好みの北欧風に。シェードを重ねたペンダントライトやご主人の選んだターコイズブルーのキッチンが雰囲気を出している。ダイニングとキッチン回りの整頓は、キッチンの背面収納が鍵。日用品、調味料、コップなどこまごまとしたものを入れる。食品庫はつくらず、吊り戸棚の容量を上げたのは、食材宅配の利用で買い置きはしない岡田家ならではの選択。また、地下の高基礎部分は、お米や野菜がストックでき、夏は涼しく、生鮮食材が痛みにくい場所になる。
リビングに大きく開いた和室。左の引き戸は玄関につながる。畳部分は4.5畳だが、全体の間取りの調整のため、0.75畳の板敷きを追加して5.25畳とした。スリッパを脱いだり、収納ボックスを置く場所として便利に使っている。
ランドリールームに設けた大型のロールスクリーンは奥様のアイデア。洗面脱衣室は、洗面と洗濯場を仕切ることで、家族が入浴中でも気兼ねなく洗濯作業ができる。また、分けられたそれぞれのスペースに鍵付きの扉があり、個室のようにも使える。(写真右)
洗濯動線の最南端はサンルーム。蓄熱式暖房と除湿機能のある壁クロスで乾燥時間を短縮する。冬の5ヵ月、外干しできないこの地域にとっては、大変ありがたいスペース。(写真左)
もっともラクにしたかったのは洗濯作業です。「夜遅くに帰って来て洗濯して、それから2階に上がって干すのは大変」と、すべてが1階ですむように考えました。キッチン横の扉を開けると、サンルーム、ファミリークローク、ランドリールームが一直線に並ぶ動線。サンルームで乾かした洗濯物はハンガーにかけたまま隣のファミリークロークに収納するなど、流れるように作業が進みます。
うれしいことに、この動線になってからお子様たちがお手伝いをするようになりました。奥様が「ポイポイして」とお願いすると、小物はちゃんと仕分けしてたんすにしまいます。お子様は楽しく、「こちらはラク」と、親子での家事分担を喜んでいます。
掃除の手間を省くことも徹底しました。クロスなど素材選びの基準は、汚れが目立たない、汚れが付きにくい、汚れても落としやすいものであること。横尾建設では、床材は無垢材の仕様が多いですが、あえて通常のフローリングに変えました。アパート時代よりも家の中をきれいに保ちたいと思うようになったというご主人も、「無垢よりも手入れがラク」と、フローリングの使い勝手に満足しています。
チーク柄のフローリングが美しいLDKは、体操クラブに通う運動好きなお子様たちの格好の遊び場です。休日ともなるとソファをどかして、親子で野球やドッジボールもするのだそう。フローリングは予想以上に丈夫で、そんな激しい遊びにも「傷は大丈夫みたいです」とご夫妻は言います。
サービス精神旺盛なご長男は、脚を広げて顔を地べたにくっつける「開脚前屈」のポーズでにっこり笑顔。広くて、清潔な家ならではですね。
子供部屋は、明るいブラウンの床と建具でさわやかな雰囲気に。それぞれの部屋に異なるアクセントカラーを選んだ。お姫様のような部屋でドレスアップ。
ご夫妻の書斎。北部屋だが、作業に集中できるように内装の色づかいはあえてトーンを抑えた。カウンターは造り付けで、収納ボックスを置くことを想定してあらかじめ間を空けた。写真左のコーナーの上方に設けた棚はルーター置き場。こういった、ちょっとした配慮がうれしい。
寝室は8.75畳とゆったりとした広さ。暖色系のブラインドとダークブラウンの床に温かみがある。クローゼットには季節ものや外出着を収納。普段使いの衣服はすべて1階のファミリークロークに。
お客様サポートの佐久間さん(後列)と。「広告にあった“強引な勧誘はしません”に惹かれました。行ってみたらとても話しやすくて、その後はとんとん拍子。他社と見比べようという気も起きませんでした(笑)」(ご夫妻)。
構造:木造
延べ床面積:156.00㎡
階数:3階
会社名:子育て安心住まい上越 横尾建設工業株式会社
所在地:新潟県上越市北城町1-10-10 保倉ビルB・C
連絡先:0120-998-450
FAX:025-522-4503
メール:info@yoko-kensetsu.com