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キッチンの選び方特集<後編>

毎日の生活の中心になるのがLDK。なかでもキッチンは使い勝手の良し悪しで、満足度が大きく変わるところです。まずは間取りからキッチンのタイプを考えることから始めましょう。

2019.04.24/イエマドアルファ編集部

STEP 3 ショールームで体感!キッチンのチェックポイント

収納

まずは今持っている食器や調理器具の大きさ、高さ、量を確認しましょう。キッチンがいつも物であふれている人は、収納する場所がきちんと決まっていないことが多いので、新しいキッチンではそれを解消したいもの。ただし、いくら収納量が多くても、取り出しやすくなければ使いにくく、結局は出しっぱなしになってしまいます。

 

たとえば、天井近くの収納場所では、イスに乗らなければ出し入れできないということであれば、すぐには片付けができません。何をどこに収納するのか、考えておく必要があります。

 

キッチンカウンターやフロアキャビネットは、以前に比べて大きく収納力が増しているなど、実際に使う立場でこうだったらいいのに…というものが形になっています。自分の持ち物に合わせて便利なものを組み合わせるといいでしょう。

便利な収納

キャビネットやカップボードの上部に取り付けられるプルダウン収納。身長が低い女性でも上部の収納が使いやすくなる。(同・ラフィーナ)

シンクの下に収納を設けないオープンタイプにして、ダストボックスワゴンを置くのも人気。(同・ラフィーナ)

幅30㎝のラップやキッチンペーパーなどを立てて収納できるなど、工夫がたくさんある引き出し収納。(同・ラフィーナ)

ワークトップの高さ

身体に合うワークトップは、キッチン選びの際に重要な項目の一つ。低すぎると前かがみになって腰を痛めるし、高すぎると肘が上がって肩が凝ります。ショールームでは靴を履いているので、できればスリッパなどに履き替えて試してみるといいでしょう。最適なキッチンの高さの目安は、身長÷2+5㎝。夫婦でキッチンに立つ場合は、どちらかメインで料理をするほうに合わせるといいでしょう

左から90 cmのワークトップ、85 cmのコンロ、80 cmのシンクと3段階の高さが並んだショールーム。一番低い80 cmは身長155 cm以下の人向け。コンロは多少高くても苦にならないという人も多いのですが、シンクが低すぎると腰が痛くなってしまうので、実際に立ってみてみることをおすすめします。

キャビネットの高さ

最近は、吊り戸棚のないオープンタイプも増えています。その分、ワークトップ下のキャビネットの収納力が重要です。開き戸タイプと引き出しタイプがあり、いろいろな組み合わせができます。収納する物は何か? また、出し入れのしやすを考えて組み合わせなどを選びましょう。

 

たとえば、引き出しタイプの場合、よく使う上段や中段の引き出しは、立ったまま手が届く高さが適切です。また、下段の引き出しは2Lのペットボトルや大きな鍋など大きく重い物の収納によく使います。浅い前かがみで届きやすい高さにすると使いやすいなど、用途と使い勝手をよく考えましょう。扉の開き方、収納された物の見やすさなど、ショールームで実際に体験してみましょう。

通路の幅

キッチンの中は、冷蔵庫から食材を取り出してワーキングスペースに持ってきたり、食器を片付けたりと移動が多いもの。それらが2~3歩でできるのが理想です。さらに引き出しを開けて物を取り出したり、しまったりという動作も加わります。

 

それらの作業が楽にできるようにするために、90㎝幅は確保したいもの。さらに夫婦や家族で料理を楽しみたい家庭なら120㎝くらいあると余裕ができます。それだけのスペースが確保しづらい場合は、壁側のキャビネットを奥行の浅いものにしたり、対面キッチンをアイランド型にしたりすることで解消できます。

お手入れ

毎日使うキッチンは、汚れを溜めておくと後が大変。そこで少しでもお手入れしやすく、さっと掃除がすむものを選びたいところです。とくにシンクはもっとも汚れやすいので、排水口やシンク回りの水アカなどが掃除しやすいものがおすすめ。

 

またコンロ回りは、油汚れなどが拭き取りやすいコーティングが施されているもの、五徳を外すとフラットになるものは掃除がしやすく便利です。ワークトップの素材にもいろいろあるので、ショールームで実際に雰囲気を試してみよう。

人工大理石やメラミンのワークトップとステンレスシンクなど異素材の組み合わせの場合、継ぎ目に汚れが溜まりやすいのが悩み。極限まで段差を小さくしたフィットジョイントで、お手入れが格段に楽に。

ワークトップとシンクを同素材で統一し一体化することで、継ぎ目がなくなり、汚れが溜まりにくくなる。

ごみかごは丸い形状のほうが洗いやすく、汚れが溜まりにくい。汚れがつきにくいコーティングが施されたものなら水拭きだけでOK。

デザイン

ワークトップの素材や色、キャビネットの扉、カウンターの色などデザインは自分の好みを最大限生かせるところ。ショールームでは、それらを組み合わせてみることができます。床材や壁紙の色、建具の色などトータルでコーディネートしてみましょう。

ワークトップの色と扉の色を合わせてみることができる。組み合わせによって印象がかなり変わるので悩みどころ。

キッチンのシリーズごとに選べるキャビネット扉の色が並んでいるコーナー。取っ手のタイプも選べるものもある。

新居のリビングダイニングと併せて空間全体をイメージしながら、キッチンのデザインを決めていこう。

静音

対面キッチンでLDKが一体化している場合、シンクで水を出す、換気扇を回すなどの音がうるさく、会話が聞こえなかったり、TVのボリュームを上げたりといったことが起こります。食事をつくるほうにも、テレビを見ている子供たちにもイライラが募ります。

 

「みなさん換気扇の掃除のことが一番気になるようですが、実は換気扇の運転音や水道の音の問題のほうが大切です」と井學さん。実際に水を出して音を確認できるショールームもあります。試してみましょう。

水はね音を抑える静音設計がされたシンクはシャワー水栓使用でも35dbと静か。

運転音を抑え、強運転でも図書館の中よりも静かな36dbを実現。LDK空間が快適に。

今回取材したのは…永大産業株式会社 梅田ショールーム

今回取材でお邪魔したのは、キッチンだけでなくインテリアをトータルで考えることができるショールーム。リビングやダイニングも含めトータルな空間としてキッチンを考える「リビングキッチン」というコンセプトのもと、ルーム展示を行っています。

永大産業では、特にステンレスキッチンの商品開発に力を入れている。表面の光沢が美しく、高級感が漂う。

玄関からリビングダイニングとキッチンなどをルーム展示しているので、実際に設置したときの雰囲気が体感しやすい。

永大産業のHPでは、玄関やリビング、キッチンなどの空間ごとに、床材やキッチンカウンターなどの素材を選択してコーディネートできる「カラーコーディネートシミュレーション」があり、ショールームでも試すことができます。

 

いかがでしたか?次回でキッチンの選び方についてのお話は最後となります。キッチンの基本を知ってショールームを見に行ってみましょう。