関から見たLDK。右奥の和室上部はリビングと空間をつなげて奥行きを遮らないつくり。仕切りとなるカウンター棚はお子様のおもちゃ入れスペースに。ソファに腰掛けたとき和室の中が見えないようにその高さを調節した。左手はご家族の着替えを収納する大容量のファミリークローゼット。

クリームとブラウンでまとめた外観。外壁には汚れが目立ちにくい漆喰風のサイディング、屋根には平板瓦を使用してモダンな印象に。バルコニーのルーバー格子がアクセント。

S様が家づくりを考え始めたのはお嬢様が誕生したことがきっかけです。大手ハウスメーカーの展示場に足を運びましたが、スケール感が大きすぎて現実的に考えられなかったことに加え、半年後に再び訪れてみると担当者が変わっていて、これでは安心して任せられないと感じたそうです。

そんな折、偶然奥様が見つけたのがスズモクのホームページでした。鈴木社長の家に対する想いに惹かれ、話を聞きに行くことに。土地を農地転用する際の費用、外構費など、わからないことばかりだった菅谷様にとって、すべてを考慮した予算を初めに出してくれたことで安心感を得たと言います。

「初回に話を聞いた後、鈴木社長は『うちじゃなくてもいいから、納得できるところで建ててください』と言ってくれました。その後、ほかの地元メーカーの話も聞きましたが、スズモクさんの『いい家を建てて欲しい』というスタンスが、信頼できると感じ、お願いしました」とご主人。

縦長スリット窓で採光性に配慮した玄関は明るい。土間の市松柄はドア外の玄関ポーチまで続くデザイン。右手の階段下収納には身支度に必要なものも収納できる広さ。

ダイニング側から見たリビングと和室の広々空間。和室のスリット窓は外からの視線が気にならず採光性も高い。構造上必要な柱を三本にして空間のアクセントに。右手リビング階段はお子様の安全性に配慮して、直線ではなく回り階段にした。

窓側に机を造り付けたダイニングエリアのスタディスペースは現在、ご夫妻のパソコンスペースとして。横並びにピアノを置くため床を補強している。

ウッディな雰囲気とミントグリーンのアクセントクロスが映えるキッチン。ダストボックスはリビング側から見えないよう、奥のカウンター下に収納場所を確保する工夫も。

和室は中に入ると独立した空間に感じて落ち着く。お子様の遊びスペースやお昼寝スペースとして活用しているほか、キッチンから目が届くつくりなので安心。

左奥の出入り口からリビングに抜けられる洗面脱衣室はキッチンにも直結して回遊可能。下着や衣類用のチェストを置くスペースを設けるなど通常よりも広いスペースを取ったことで着替えなどがスムーズ。

木の風合いを活かしたカフェ風のデザイン、窓は小さく少なめ、クロスにもこだわって…と、当初は新たなお住まいに並々ならぬこだわりをお持ちでした。「やりたいことをすべて入れてしまうととてつもない費用がかかってしまう。それにいくらデザインが良くても住みにくいと意味がないですよね。そんな私たちの暴走を止めてくれたのがスズモクさんでした」と奥様。

ご夫妻の希望を叶えながらもコストがかかる部分は代替案を提案。間取りは生活動線に配慮し、暮らしやすさを可能にしました。マンション派だったご主人の意向を尊重し、１階で生活のすべてが事足りるように工夫。リビングをできるだけ広くするため廊下をなくし、２階に着替えを取りに行かなくていいようにリビング中央にファミリークローゼットを設けました。

そのクローゼットを中心にリビング～キッチン～洗面脱衣室・浴室～トイレと回遊できる動線は便利。さらにはリビング一角にある和室を独立させず、適度にリビングとの空間をつなげたほか、お子様が勉強できるようにダイニングにスタディスペースも設けたことで実現したのが、ご家族全員がLDKに集うリラックスした暮らし。新居での毎日は明るい笑顔にあふれていました。

南向きのバルコニーに面したホール。洗面を設置しているので、朝の混雑が回避できるほか、掃除にも便利。また、あえて2階にトイレを設けずホールスペースを広くしたことで、将来セカンドリビングとして使えるような工夫も考えている。現在は室内干しスペースとして活用。

ホールの一角を利用したオープン収納。壁の仕切りで程よく中を目隠ししつつ、採光と通気性に配慮して窓を設けたことで、ホールに広がりを持たせる空間に。

4枚のFIX窓が室内と外観の両方のアクセントになっている子ども部屋は二つ用意。ベッドを窓際に置けるよう、窓を高めの位置に置いた。

ストライプのクロスがポイントの主寝室。クローゼットの扉やドアなどの建具に、木の風合いを活かした建具を使うことで空間に温かみを出している。

ルーバー格子で抜け感と和モダン感を演出したバルコニー。雨に降られても洗濯物が濡れないよう軒を長く出した。

S様ご家族と鈴木社長（左）。「建てた後もイベントに呼んでもらったりと、気軽に相談できる良い関係が続いています」（ご主人）。