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雪国に強い家を建てたい!山形の冬に負けない無落雪住宅

無落雪住宅とは、屋根に雪を載せたまま自然処理する住宅です。万が一、大雪で雪下ろし作業が発生しても、フラット屋根のため危険性が軽減されます。北国にお住いの方はこれからの家づくりの参考になること間違いなし!

2019.05.27/イエマドアルファ編集部

無落雪住宅とは

無落雪住宅とは、屋根に雪を載せたまま自然処理する住宅です。フラット屋根のため、雪がつもりにくく新雪で1.5mの積雪まで耐えることができます。万が一、大雪で雪下ろし作業が発生しても、フラット屋根のため危険性が軽減されます。ここ数年の大雪でも雪下ろしをした家はわずかです。

信頼できるビルダーと雪国に強い家づくり

壁や天井が白で統一された空間の中で、床や建具の優しい木目が引き立つリビング。すっきりとしたキッチンと、二つのペンダントライトが、まるでカフェのような雰囲気をつくりだしています。

お子様の成長に合わせて、家づくりを考え始めたというご夫妻。そんなとき、ご主人の仕事先の知人が、数年前に家を建てたというご縁から、太田建設に出会いました。「雪国に強い家を建てたい、という思いで地元の工務店を探していたんです。太田建設は無落雪住宅もたくさん建てていますし、何より、スタッフの方たちの気さくな人柄が決め手でした」とご主人。

壁と引き戸で二つに区切った玄関ホールは、土間収納がある奥側が家族用。靴だけではなく、上着や帽子など、外出時に使うものをここで着脱できるようにしている。

小上がりの和室は、スクリーンを下ろして個室としても使用可能。また、奥を吊り戸棚にすることで下に空間をつくり、奥行きと開放感を出している。階段と和室の間にある扉の奥は、1階のトイレ。

来客も多いため、カウンターを高くして手元が見えない仕様のキッチン。パントリー奥の勝手口には網戸をつけているので、夏でも風通しが良い。

裁縫が趣味だという奥様の作業場として、将来は、お子様の宿題スペースとしても活用していくホビーコーナー。座ったときに、キッチンやリビングにいる家族と目線が合うようになっている。

和風になりすぎない正方形の畳を使うことで、リビングとの一体感も生まれる和室。おもちゃ類は、リビング側からは見えない裏側の収納に片付け、スクリーンで隠すことも可能。

お風呂や朝の着替えで2階に上がらなくてもいいように、日常的に着る洋服は1階のウォークインクローゼットに収納している。

洗面脱衣室とインナーバルコニーが隣り合っているので、洗濯物を干すときも効率が良い。乾いた洗濯物は、1階のクローゼットにすぐに片付けることができる。

ゆったりとした前室のある、カフェのようなトイレ。リビングとも近いため、扉を付けて空間を独立させている。

動線と収納にこだわったカフェのような快適空間

冬の積雪や寒さ対策として、1階は玄関やトイレも含め、和室以外の空間はすべて床暖房を入れました。外観はフラットルーフデザインで、積もった雪を地面に落とさず自然に溶かし、それを流すための排水経路を確保した無落雪屋根にしています。

また、家づくりのテーマとして奥様がこだわったのは、生活感を出さない、すっきりとした空間づくりです。「手元の作業台が来客から見えないように、キッチンやホビーコーナーのカウンターを、少し高く上げてもらいました」と奥様。ついテーブルの上に置いてしまう雑誌や絵本は、キッチン横のラックに、畳スペースに散らかりやすいお子様のおもちゃは、和室の裏側につくった棚に隠すなど、リビング側からは見えない場所に、さり気なく収納を設けています。

 お子様がまだ小さいため、すべての家事が1階で完結できるような動線づくりも考えました。「クローゼットとインナーバルコニーを洗面脱衣室の近くにつくってもらったので、洗濯から畳むまで、2階に上がらずにできるのがうれしいです」。

他にも、スキップフロアにつくったホビーコーナー、吹き抜け階段、二つの子ども部屋がつながるスタディールームなど、家族がお互いの気配を感じることができる、アイデアや遊び心が満載です。「妻がキッチンに立って、その手前で子どもたちが遊んでいるのを見るのが好きです」と、うれしそうに話すご主人。家族の距離が近づき、笑い声のたえない、にぎやかで明るい家になりました。

吹き抜け階段を挟んで向き合う、二つの子ども部屋をつなぐように設計されたスタディールーム。隣り合う勉強机にそれぞれつけられた窓からは、吹き抜け階段を通してリビングを見下ろすことができる。

ブルーの壁紙が鮮やかな書斎は、ご主人のリクエスト。「棚や机も造り付けにしてもらいました。まだあまり物を置けていないので早く使いたいです」と笑うご主人。

2階の子ども部屋。壁と反対側にはスタディールームがあり、もう一つの子ども部屋も同じつくりになっている。将来は勉強机の間に壁をつくり、空間を仕切ることも想定。

11畳の広い主寝室は、天井付近に設置した調光ライトの間接照明がゆったりとした癒やしの時間を演出。奥のウォークインクローゼットは棚が3列並び、冬物のコートなど普段使わない洋服を収納している。

プラスアドバイス

2階のインナーバルコニーには布団干し専用の手すりを設置
寝室の隣にも陽当たりの良いインナーバルコニーをつくり、布団が2枚並べて干せるような格子の手すりを設置していただきました。子どもの敷布団はいつも清潔にしていたいし、寒い冬でも干すことができるのでうれしいです(奥様)。

Y様ご家族と、(後列左から)太田社長、現場監督の橋本さん、営業の青木さん、設計の早坂さん。「女性の方に設計していただけたので、家事のことも相談しやすかったです」と奥様。

紹介したお家の基本情報

構造:木造

延べ床面積:152.30㎡

階数:2階

工務店情報

太田建設株式会社

山形県米沢市下花沢3-8-60

TEL:0120-77-2324 

FAX:0238-24-3501

http://www.ohta-kensetu.co.jp/

メール:kikaku@ohta-kensetu.co.jp  

間取り

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