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収納動線の妙でラクラク片付けいつでも来客を歓迎できる家

家を建てる前は、ついデザインや、性能に目が行きがちな家づくりですが、住んでみて感じる使いやすさという点についても気を付けたいところです。今回は収納動線の工夫によって、家を建てた後も快適に暮らすご家族をご紹介します。

2019.05.23/イエマドアルファ編集部

最小限の希望をプラスしたお任せの間取りで快適生活

ご主人が希望通りの土地を見つけたことを手始めに、家づくりをスタートしたS様ご家族。次に行ったのは住宅会社探しです。「数社を訪ねましたが、間取りについては当初こだわりはなくて、羽生建築工業さんに決めたのは会社の雰囲気と金額面の良さです」と話すご主人。実際、最初に提示された間取りからほとんど手を加えていないと言います。

 

「ですが…」と言葉を続けるのは奥様。「こだわりはなかったつもりでしたが、図面だけではわからなかった細かな部分についてもいろいろと提案していただきました。結局、羽生建築工業さんには随分とわがままを聞いてもらいました」と言う言葉にご主人もうなずきます。「こだわりがないのではなく、S様は柔軟性に富んでいるのです」と話すのは担当の伊藤さん。間取りに合わせた暮らしをしていくという考え方が印象的だったと振り返ります。

外観

雪深い地域のため、雪下ろしをしなくてもすむ傾斜のある屋根を採用。「今年の豪雪でも屋根に雪が全然残らず、安心でした」とご主人。

リビング

3方向から光を取り込んだリビングは明るく、梁見せ天井でより広々とした空間に。白と木目でまとめた清潔感のあるLDK全体には床暖房を採用。

また、ダイニング横のテーブルはパソコンスペースで、プリンターなども収納可能な造り付け。

玄関

斜め框の玄関はデザイン性が高く、広さも確保できる(写真上)。また、室内からも室外からもアクセス可能な土間収納を併設。木目のクロスでロッジ風の雰囲気に(写真下)。

LDK+和室①

DKと和室を合わせて23畳以上の広さ。玄関からリビングダイニング、キッチンから洗面脱衣室へと回遊できる動線は、ご長女の遊び動線としても活躍中。陽当たりの良い掃き出し窓手前には、室内干し用のホスクリーンを設置。

LDK+和室②

奥様の希望で4枚窓を採用した掃き出し窓は、2枚窓を二つ置くよりもコストが抑えられるうえ、採光性も高い。

キッチン

フルフラットの対面式キッチンは開放的でスタイリッシュ。ガラスのレンジガードもオープンな印象を保ちつつ、油飛びを防いでくれる。

和室

客間としても使う和室は、押入れや床の間の代わりに壁一面を本棚に。「床置きではなく壁付けにしたので掃除もラク。将来、子どもが勉強する部屋としても使いたいです」と奥様。

洗面脱衣室

洗面脱衣室はサンルームも兼ねる広々スペース。階段下を有効利用した収納やニッチなどのこだわりも光る。キッチンから玄関をつなぐ動線としても活用する。

家族で過ごすのは明るく落ち着きのあるリビング

「暮らし始めてわかったのが、片付けがとてもラクだということ。収納が動線上にあるので、バタバタせずに部屋をきれいにできます。以前の住まいでは無理だった〝いつでも来客を迎えられる状態〟をキープできているのがうれしいですね」と奥様から笑顔がこぼれます。

〝明るい家〟と〝広いベランダ〟というご夫妻たっての希望も叶いました。家族で長い時間を過ごすリビングは、可能な限り窓を大きく取って採光性を高め、家全体を白いクロスとナチュラルカラーの建具でまとめることで、より明るく落ち着いた空間となりました。

 たまに食事を楽しんだり、休日にのんびり過ごしたいというご主人の夢のつまった広いベランダには、裸足でも気持ち良く過ごせるウッドパネルを一面に敷きました。電源や水道を完備したほか、バーベキューなどの道具やテーブルをしまうことができる外部収納をベランダ横に置くことで、準備や片付けも簡単です。

「建築過程を見るのが楽しかった」と話すご主人に対し、そのご主人の姿を眺めるのが楽しかったと話す奥様。家づくり中にはお腹にいたご次女も誕生し、新居にますます喜びがあふれています。

プラスアドバイス

和室にもマッチ!モダンなガラスブロックの明かり採り
和室の壁上部にガラスブロックを取り付けたのは採光のため。和室とガラスブロックの相性が心配だったのですが、意外に素敵なアクセントになりました。玄関にも柔らかな光が入り、とても気に入っています(奥様)。

子ども部屋

子ども部屋はクローゼット内部に女の子らしいクロスを大胆に使用。すべての部屋に、飾り棚としても使えるオシャレなニッチを配したこともポイント。

主寝室

ベランダに面した主寝室は明るい。全開口できる折れ戸扉のクローゼットを設置し、ご主人と奥様のものを分けて収納。「掃除もしやすくて便利です」と奥様。

納戸

布団や大型の荷物を置ける納戸を2階ホールの正面に。「クローゼットの仕様は部屋ごとに違うんです。ここは季節のものなどを収納する共用スペースとして、棚や仕切り壁を設けました」とご主人。

ベランダ

ご主人こだわりのベランダは、インナーバルコニー的部分とオープン部分を組み合わせた。ウッドパネルは羽生建築工業にオーダーメイドしたものだ。ゆったりと奥行きがあるので、外からの視線も気にならない。「夏は子どものプール遊びも楽しみたいですね」と笑顔のご主人。

外部収納

ベランダ横に確保した外部収納。雪深い冬の間はウッドパネルをすっきりと収められるほか、テーブルや椅子などのベランダグッズも収納。

担当の伊藤さん(左)と。「絶対にダメとか無理とか否定的なことを言わないので、いろいろ甘えて無理を聞いていただきました」(奥様)。

紹介したお家の基本情報

構造:木造

延べ床面積:134.40㎡

階数:2階

工務店情報

有限会社羽生建築工業

[本社]福井県大野市中据16-20

問○0120-48-0618 FAX 0779-65-5385

[福井店]福井県福井市手寄1丁目11-23Rink{s}

問○0776-76-2596 FAX: 0776-31-2898

http://www.fithome.jp

メール:info@fithome.jp

間取り

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