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憧れの無垢材の床|国産無垢材をふんだんに使った家

新建材を使った家には興味がなかったというご夫妻。構造材や内装材はすべて京都産の国産無垢材を使用しました。床をはじめ「まるで森林浴をしているみたい」と奥様は語ります。

2019.07.22/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は国産の無垢材を構造材や内装材にすべて使用した家のご紹介をします。木のぬくもりあふれる室内はまるで森林浴をしているかのように癒されるといいます。素材にこだわるとコストがかかりそうと心配する方もいらっしゃると思いますが、間取りをシンプルにすればコストは抑えることができます。自然素材を考えているという方、参考にしてみてください。

自然素材をぜいたくに使う分シンプルな間取りでコスト減

「子育てで疲れていても梁を見ると落ち着きます。まるで森林浴をしているみたい」。奥様がそう語るN様邸のリビングは無垢材をふんだんに使ったナチュラルな空間が印象的です。

特にこだわったのは、素材です。構造材や内装材はすべて京都産の無垢材を使用。製材してからも呼吸を続けているので、調湿性や脱臭性に優れています。さらに同じ土地の気候風土で育っているので長持ちすると言います。リビングの壁は職人が塗った珪藻土に。調湿性に加えて柔らかな雰囲気を演出しています。

 

自然素材にコストをかけた分、家のつくりを総二階にして間取りはシンプルにと工夫しました。収納が増えれば、その分物も増えるという考えから、収納は必要最低限にしました。「子ども部屋に収納をつくらないということには迷いましたが、以前は子どもが物を出しては片付ける日々…。この機会に物が少ない生活を教えたいと、思いきりました」と奥様。

デザインに関してもご夫妻に明確なイメージがありました。「好きな建築家の設計エッセンスを伝えたり、気になる写真や雑誌の記事を渡しました」。特に気に入っているという子ども部屋は奥様のイメージそのまま。ご夫妻が持参した画像を元に、宝田所長が天井の勾配や窓の位置などを算出して形にしていきました。

 

 

ビルダーと叶える温もりのある自然素材の家づくり

お子様の育児に慣れてきた頃、賃貸住宅が手狭に感じ始め、家づくりを考え始めました。当初から新建材を使った家は味気なく感じ、大手のハウスメーカーには興味がありませんでした。

 

「建てるなら温もりのある自然素材の家にしたかったのですが、京都には希望に合う会社が少なくて…」。調べる中でサエラ暮らし研究所の家づくりセミナーのことを知りました。「宝田所長の自然素材に関する知識、子どもの身体にも優しいところ、コスト面を工夫すればつくりたい家が形になることがわかったのでお願いすることにしました」とご主人は振り返ります。

「宝田所長は建築会社での経験が豊富なので素材への目利き、腕のいい職人さん選びなど、最後まで安心してお任せできました。私たちが気づかないような細かな『住みやすさ』にも配慮してくれました」。笑顔で語るN様ご夫妻のご様子から、新居への満足感が伝わってきました。

N様ご家族と宝田所長(後列)。「腕の確かな職人さんを紹介してくれたり、品質の良い国産木材を選んでくれました」(ご主人)。

事例で学ぶ国産無垢材を使用した家

無塗装の無垢材をふんだんに使ったLDK。木の温もりが感じられるぜいたくな空間が広がっている。構造柱や梁はヒノキ、天井や床には杉を使用。年月が経つにつれ表情を変えていくところは無垢材ならではの楽しみ。壁は、職人の手で塗られた珪藻土に麻が練り込まれていて、味わい深い。

キッチンの吊り戸棚は奥様が手の届く低めの位置に設置。上部に壁を見せることで空間の広がりをつくっている。シンク下はオープンにして掃除道具などを入れるスペースとして活用。

冷蔵庫横のデッドスペースを活用し、棚を造り付けた。携帯電話の充電用コンセントはリビング側から見えにくい棚板の下に付けている。

窓から光がこぼれる明るい洗面脱衣室。モザイクタイルが印象的で、無垢板の風合いに合わせてタイルも優しいトーンを選んだ。造作収納の美しい木目が印象的なトイレ。材質がヒノキのペーパーホルダーやタオルハンガーは奥様がセレクトしたもの。

キッチンや玄関収納のハンドルやつまみはパーツ専門店で自ら選びカスタマイズしました。メーカーには取っ手なしでオーダーして現場で職人さんに付けてもらいました。
専門店にはいろいろな素材やデザインのパーツがそろっているのでおすすめです(奥様)。

無駄のないすっきりしたつくりの玄関は框や建具も杉の無垢板で統一。正面に階段下スペースを活用した収納を設けている。

2階ホールはお子様の遊び場や図書スペースにもなるよう広めにした。コの字型の格子柵にはヒノキを使い、木の風合いを活かした。中央奥のウォークインクローゼットは湿気対策として扉を付けないつくりに。

計算された勾配天井が空間に広がりを持たせる子ども部屋は、天窓で採光性に配慮。屋根や壁にはエコ素材の断熱材・セルローズファイバーを使用している。断熱性に優れ、防虫・防音・防火性も高く、快適な室温が保たれる。

寝室として使用している和室。職人のていねいな手仕事が光る無垢板をはめ込んだ板張り障子は奥様のリクエスト。右の収納は、使い勝手を考えて、ロールスクリーンタイプの収納を設けた。

子ども部屋に収納を設けなかったためウォークインクローゼットは家族みんなで使う予定。奥に窓をつけて明るさと換気に配慮した。

和室とバルコニーの間を通る廊下。下の部分を板張りにした障子を閉めると縁側のような雰囲気に。突き当たりの床の間風ディスプレイも素敵。

バルコニーは長方形のスペースを確保。屋根が深いので、急な雨でも洗濯物は安心。お子様の水遊びなどもでき、物干し+αのスペースとして有効活用できる。階段に光を取り込むFIX窓がポイント。

外壁も職人の手による塗り壁で仕上げ、温かみのある風合いを出した。シンプルな総2階のつくりだからこそ塗り壁の表情が映える。

 

 

 

 

 

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