パインの無垢床、白木や塗り壁風のクロスでかわいらしく仕上げたLDK。白ベースの壁に淡いパステルブルーのリビング扉でアクセントをつくったところがポイントです。
玄関とリビングを仕切るはめ込みガラスは、既製品では半透明な型ガラスだが、メーカーに相談してクリアな透明ガラスに変更した。「せっかく玄関に力を入れたので、リビングにいても見えるようにしました」(奥様)。
リビングに足を踏み入れたときの空間の広がりにこだわった。実際の面積だけでなく、梁見せ天井とゆったりと回るファンが感覚的なゆとりをつくっている。
玄関はアーチの垂れ壁、白木のシューズボックス、テラコッタ風の土間で南欧風に仕上げた。星型のペンダントライトでかわいらしさをアップ。
リビングにあるオープンスタイルの収納は存在感を放つ。棚板は基本的に可動式だが、絵本など重いものを収納する下半分は安定性を考慮して固定にした。アーチ型の収納は将来的に仏間として使うことも考え、幅をご実家の仏壇に合わせてコンセントも備えた。「扉がない分、きれいにしておかなきゃと思いますね」(ご主人)。
キッチンは白が基調、リビングの見通しの良さもこだわり。「子どもの様子を見ながらいろいろ作業ができるので、キッチンに立つ時間はアパートのときよりも多くなりました」(奥様)。
アーチが美しい2階サンルーム。潮風の影響や、冬の降雪があるため、洗濯物は完全室内干し。機能性を考慮し、右側の壁には調湿機能と消臭機能のある珪藻土クロスを使っている。
洗面はデザイン最優先。無垢メープルのボウル付きカウンターを置き、自身で調達した照明とミラーでアンティークな雰囲気を出した。ニッチ収納は容量よりもインテリア性を重視して上品なサイズに。
リビングをできるだけ広くするためトイレは階段下を利用。小さな空間ながら、清々しいクロスに腰壁、お気に入りのアイアンのホルダーなどで居心地の良い場所に変身。
通路に設けたカーテン付きの大容量収納には日用品のほか、タオルや洋服などをしまう。デザイン重視ですっきりとさせた洗面脱衣室(写真右の扉の奥)の収納力を強力にカバー。
子ども部屋の面積をできるだけ広くするため、ご夫婦の寝室は6畳の大きさ。ただしウォークインクローゼットは手持ちのたんすを置けるようたっぷりと3畳を取った。一風変わったななめの木目が目を引く。
子ども部屋は7畳(クローゼット込み)を2部屋用意。他の居室と同じナチュラルな内装だが、クローゼットの中は象柄のポップなクロスで楽しい雰囲気に。息子さんの部屋は黄色、お嬢さんの部屋はピンク。
物持ちの良い桐山家では大容量の小屋裏が大活躍。大型の玩具やご主人の趣味のものを置いている。「秘密基地みたいでいいですよね。私の部屋にしたいのですが、なかなかうなずいてもらえません」(ご主人)。
オール白の外壁が爽やか。窓枠は正面だけブラウンに変えてメリハリをつけた。海が近く塩害を避けるため、屋根材はステンレス鋼板を採用。
「玄関からパパの独り言が聞こえてくるんです」と笑う奥様。「昨日も、帰ってきて玄関の照明を見たときに、『やっぱりこれを選んで良かった』と一人で言っていました」。
新居のできばえに喜びを抑えきれないK様ご夫妻、目指したのはおしゃれでかわいい家です。無垢床の清々しいLDKは漆喰風や木目風のクロスでナチュラルに彩られ、レトロな照明がそれらを温かに照らしています。
特徴的なのは、LDKと玄関がほぼダイレクトにつながっていること。プライベートな空間であるLDKを玄関の視線から隠す間取りが多い中、ご夫妻は〝家に上がってすぐに広がるLDK〟という光景にあこがれていました。
靴を脱ぐと真正面に構えるリビング扉、その扉も室内がよく見える大きなガラスの入ったものを選んでいます。家事をラクにする回遊式動線をあえて見送ったのはLDKの広さを優先してのこと。扉を開けると梁見せ天井が現れ、縦にも横にも空間が大きく広がります。
コーディネーターの山口さん(後列)と。「私たちの希望を全部受け入れるのではなく、きちんと意見を出してくれるので、とても信頼できました」とご夫妻。
「思い通りに仕上がったのは横尾建設さんが私たちの希望をニュアンスからくみ取ってくれたおかげ」と同社のていねいな対応を絶賛するご夫妻ですが、最初に惹かれたのは横尾社長との勉強会でした。
回数は10回にもおよび、設計の話に入るまで半年を要したと言います。「子育て世代はお金がかかるし、ローンは未知の世界だし、心配だらけでしたが、勉強会のおかげで前に踏み出すことができました。資金計画も安全策を取って、賃貸時代の一番高い光熱費で将来の家計を計算してくれました」。お金の不安がなくなり、心おきなくプランづくりに臨めたことをご夫妻はなによりも喜んでいます。
かわいいリビングでもひときわ目立つ〝見せる棚〟にはおもちゃや絵本がきちんと並び、まるで子ども図書館のようです。「休日はひたすら一緒に遊んでいます」と言うご主人と、「子どもがお昼寝から起きたら家族みんなでおやつの時間です」と言う奥様。理想の家での子育てに笑みがこぼれました。
子育て安心住まい上越
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