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新築の収納場所のポイント|実例から見る収納計画

新築をお考えの方、収納はスペースがたくさんあれば便利だ、という単純な話ではありません。使うときにすぐに取り出せ、使い終わったらきちんとしまえる場所があることこそ「便利」。収納を計画する際のポイントを紹介します。

2020.02.05/イエマドアルファ編集部

収納は「たくさん=便利」にあらず!適材適所で使いやすい計画を

 アパートやマンション住まいでは収納量が十分でないケースも多く、「新居には収納を多く設けたい」と考えている人も多いでしょう。しかし、収納はスペースがたくさんあれば便利だ、という単純な話ではありません。

 使うときにすぐに取り出せ、使い終わったらきちんとしまえる場所があることこそ「便利」。収納を計画する際は、見た目の収納量よりも、「いかに使いやすいか」に重点を置きましょう。

 では、使いやすい収納とは? それは、「しまったものが見渡せ、何があるか一目でわかる」ことです。たとえば、奥行きが深すぎる収納は、奥にしまったものが把握しづらく、出し入れの手間もかかります。

 使うものと収納場所が離れていて関連付けが薄いのも、「どこにしまったっけ?」となったり、わざわざ取り出しにいくことになったりして、あまり使い勝手がいいとは言えません。

 収納プランを練る際は、「使う場所に近いところに収納を」が鉄則です。適材適所の収納を心がけましょう。

 あとは、使う頻度や、家族みんなで使うものなのかなども考慮して、収納スペースの量と場所、そしてそこに収めるものを決めていきます。

設置場所やサイズが自在「造り付け収納」は強い味方

 もののサイズが不統一だと、それだけ無駄なスペースができてしまいます。同じシリーズの収納グッズを活用し、可能な限りサイズを統一するのは、収納効率をアップするおすすめの方法です。

 あらかじめしまうものの量と場所が決まっていれば、適したサイズの「造り付け収納」を大工さんにつくってもらえることがあります。造り付け収納は奥行きや棚のピッチなど、自由が効くことが最大の利点。住宅会社にぜひ相談してみましょう。

 せっかくですから、新居での暮らしが始まったら、使い終わった後は「必ず元の収納場所に戻す」ことを、ぜひ習慣付けてください。そして、1年に一度くらいは各収納スペースの点検をし、不要なものを処分するようにすると、スッキリ整理整頓された家をキープすることができます。

収納プランのポイントまとめ

収納は量だけでなく、使いやすさが大事

奥行きが深すぎないようにする

ものを使う場所に収納をつくり、「適材適所」を心がける

「造り付け」の利点を生かす

【実例】収納たっぷり、自慢の家

▲家事の負担減には日頃から整理整頓を」と全16か所もの収納を設けました。

▲教師をしているご夫妻の書斎には資料棚

▲リビングにはおもちゃもたっぷり入る棚、すべて造り付けです。

▲2階ホールにはこんなオープン収納が4か所も。洗濯物の一時掛けなどに便利です。

【提供:トリカイホーム 鳥飼建設株式会社】

▲「見せない収納」の好例。キッチン戸棚の中に電源も完備して調理器具を収納、扉を閉めれば見えないしかけに。

【提供:フリーダムホーム  株式会社川上建築】

 

 

いかがでしょうか?次回からは、場所別収納プランについてお伝えさせていただきます。賢い収納プランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!