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5人家族で住む平屋の二世帯住宅

お互いに気をつかわずに暮らせる動線を意識したという間取りの二世帯住宅。息づかいを常に感じながらもプライバシーを保てる空間づくりに成功しました。

2019.09.02/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、ふるさとで家を建てるならご両親と一緒に住もうと、平屋の二世帯住宅をつくったご夫妻の家づくりをご紹介します。完全分離型の二世帯住宅は考えなかっというご夫妻。お互いのプライバシーを保てるよう、動線や間取りに工夫をしました。二世帯住宅をお考えの方、ぜひ参考にしてみてください。

お互いの生活を尊重しながら気配を感じあえる快適空間

一人暮らしをしていたお祖母様が施設に入り、空き家になっていた家に引っ越してきて親子3人で住んでいた橋本様ご家族。梅雨の時期に虫が発生したことをきっかけに家づくりを考え始めます。「この土地で家を建てるなら、両親の面倒を見ようと決めていました」と話すご主人の言葉に奥様もうなずきます。

ご両親と同居するにあたり、間取りづくりでは〝お互いに気をつかわずに暮らせる動線〟を意識しました。「当初から完全な二世帯住宅は考えていませんでした。せっかく同じ家に暮らすのだから、空間をともにしながらもストレスを溜めない生活ができれば」というご夫妻の希望を叶えたのが、リビングを中心にした現在の間取りです。共通の空間となるLDKを家の中央に置き、ご両親とご夫妻・お嬢さんのプライベート空間を両サイドに振り分けることで、息づかいを常に感じながらもプライバシーを保てる空間づくりに成功しました。

玄関からの動線では、ご両親が各自の部屋へ直接移動できるだけでなく、洗面脱衣室などの水回りへの動線も確保。トイレも二つ配置しているので、それぞれの来客時にもお互いに気兼ねすることなく過ごせます。また、玄関横にお母様の部屋を置くことで、お嬢さんの帰宅時には、共働きで不在になりがちなご夫妻の代わりにおかえりと声をかけてもらえる、同居ならではの安心も手に入れました。

信頼できるビルダーと納得できる家づくり

大満足の家づくりとなったご夫妻ですが、住宅会社を決めるまでの道のりが長かったと口をそろえます。一度決まりかけていた住宅会社では、担当者が突然辞職してしまうハプニングがあり白紙に。見学会をめぐるも決め手に欠け、そんなとき偶然、奥様の知人が川上建築で家を建てたことを耳にします。「その方が自宅へ招いてくださり、お話を伺いながら家を見せていただいたんです。家も素敵でしたが、何より家づくりに満足されている様子に心が動かされました」と奥様。「スタートまでに約2年という長い時間がかかりましたが、その分納得できる家づくりができました」と話すご主人の横で、奥様からも笑顔がこぼれました。

家づくりアドバイザーの興梠さん(後列右)と事務の西山さん(後列左)、と。「スタッフさんがものすごい親切。段階的にていねいな説明があるので、安心して進められました」とご夫妻。

事例で学ぶ平屋の二世帯住宅

ご主人のご両親との同居を間近に控えた橋本様ご一家。LDKや寝室、お嬢さんのお部屋は、北欧好きなご主人がインテリアを担当。置きたいライトから空間づくりを考えたというリビングには、シックな色味のクロスを一面に採用。シンプルな中にもスタイリッシュな雰囲気をプラスした。

ご家族が集うリビングは、できるだけ明るくというご希望から、構造も配慮した上で配置できるもっとも大きい窓を特注。窓の外には広いデッキが続く。お嬢さんの部屋へは必ずリビングを通る動線を採用し、ご家族が自然と顔を合わせる機会を増やす。

将来的にお嬢さんと台所に立つことも考慮し、キッチン幅は広めに。カウンター上に付ける収納を背面の壁に移動し、収納力は損なわずに開放感にあふれる。

玄関からはLDK、洗面脱衣室、ご両親の部屋への動線を確保。玄関横と奥に二つのトイレを設置することで、日常生活はもちろん来客時にも気兼ねなく過ごせる。

数日後にお引っ越しを控えていたご主人のご両親のお部屋。ミニキッチンを設置することである程度の独立性を保ち、同居でストレスを抱えがちな水回りの問題を解消した。

ご両親のお部屋。ミニキッチンのあるお部屋との間にはウォークインクローゼットを置き、扉の開閉で開放的にも個室にもできるフレキシブルな間取りに。

洗濯機を二つ置いても圧迫感のない広々とした洗面脱衣室。玄関からつながる廊下側とリビング側の両サイドにドアを置き、2方向からの動線が快適。

一番陽当たりの良い南東の部屋は、お嬢さんのお部屋。ご夫妻の寝室とは逆にワントーン明るくした建具と床色に、空の描かれた天井のクロスも手伝い、明るく清々しい雰囲気に。

ご夫妻の寝室。落ち着いた空間にするため、他の部屋よりもワントーン落とした建具と床色をセレクト。一面に配したリビングと同じカラーのクロスもぐっとシックな印象だ。

当初はサンルームを置く予定だったが床面積が増えると税金も上がってしまうことを考慮し、ウッドデッキに変更。

リビングとフラットでつなぐことで、室内空間を広く感じさせる効果も。お母様のご希望で、ご両親の部屋外をぐるりと囲い、縁側ライフを実現。

 

 

 

 

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