住宅事例や家づくりのお役立ち情報満載!
子育て世代のための家づくり応援サイト
ieMADO[イエマド] TOPページ > 住宅事例 > 窓からの景色が楽しめる二世帯住宅

窓からの景色が楽しめる二世帯住宅

 ご夫妻とご長男が暮らす2階LDKは特注の大きな窓を設置した。四季折々の窓からの景色を楽しむため、ソファの位置や向きを時折変えている。

2019.10.04/イエマドアルファ編集部

 注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、高台に二世帯住宅を建てられたご家族のご紹介です。ご夫婦とご主人のご両親、そしてお子様の生活リズムが異なるということですが、お互いにストレスにならないように多くの工夫をされています。二世帯住宅を検討されている方は、是非、ご参考になさってください。

家族5人と愛犬の同居生活1階と2階で拠点を分ける

 ご夫妻とご長男の3人家族が暮らすのは2階フロア。ワイドな眺めを楽しむため、LDKには特注の大きな窓を設けました。

 外からの視線が心配ですが、夏は生い茂った梅の木が室内をほどよく隠してくれます。ソファは堂々と外に向けて配置。深夜に帰宅するご主人は、調光・調色の照明を暗めにして静かに夜景を眺めて過ごします。「ソファでボーっと。そんな時間が少しでも欲しくて、早く家に帰るようになりました」。

 

 1階はご両親の居住スペースです。早寝早起きで、生活リズムが異なるため、共用のお風呂と洗面脱衣室を除いて、LDKもトイレも個別に用意しました。また、階上の生活音がストレスにならないような工夫もあります。

 たとえば、ご両親とお子様はだいたい寝る時間が同じなので、子ども部屋の下にご両親の寝室を置きました。帰宅の遅いご夫妻の寝室の下には居室ではなくお風呂場を配置。また、お風呂場とご両親の寝室は隣り同士ですが、間に収納を挟むことで水音を伝わりにくくしています。「担当の長岡さんの提案です。防音壁ではなく、間取りで防音してくれているんですよ」。

 1階の大きなウッドデッキからの眺めも抜群。「景色を見ながら食べたいって、友だちがお昼持参で来るんです」とお母様もニコニコです。にわかに人が集まるようになった小林邸の中でも、長男の要望でつくったロフトの隠れ家は大入りです。「近所の子が十人以上も集まっていたことがありました。今まで家に友だちを呼べなかったのでうれしいみたい」と奥様。

 そんな話をしているといつの間にか雨が通りすぎ、街の上に大きな虹が。「すごいっ。この窓あっての眺めですね」とご主人。端から端まで見えるきれいな半円に歓声が上がりました。

LDKの大きな窓から景色を楽しむ家

 坂の途中に建つ小林様邸。木立の上から遠くを望むと、街の上に雨雲が垂れこめているのが見渡せます。「この高台が好きなんです。以前のアパートもすぐ近くです」と奥様。ご主人のご両親との二世帯住宅を建てるにあたり、神社横の土地に目が留まり、「売りに出ないかな」と話していたその翌日に、本当に売りに出たのだそうです。不思議な縁を感じ、すぐに購入を決めました。

 担当の長岡さんと。「飲食の仕事をしていると、なかなか時間が取れなくて大変なんですが、長岡さんはとても段取りがいいので助かりました。打ち合わせに行くと、いつも先々のことまで考えてくれているんです」(ご主人)。

事例で学ぶストレスのない二世帯住宅

 ご主人はフランス料理のシェフ、奥様はパン職人で、メニュー用に料理の撮影をLDKで行うことがある。そのため照明にこだわり、調光・調色の機能があるものを選んだ。「料理によって黄色と白とで使い分けています」(ご主人)。

 食のプロであるご夫妻が選んだのはIHのキッチン。「ガスを使いたいときはお店があるので家はIH。ランニングコストが低いし、衛生的だし、子どもにも安全です」。外を眺めながら作業ができるようにフルフラットタイプで、コンロ前の壁をなくした。

 ソムリエの資格を持っています。店の厨房でも役立っている“グラスハンガー”をつくってもらいました。陽射しがキッチンまで届くように、吊り戸棚の部分には扉を付けていません。両側から使えるので便利ですよ(ご主人)。

 「ホテルのように」というご夫妻の要望に応えたスタイリッシュな寝室。寝るだけの部屋なので照明は壁面に二ヵ所のみ。リズミカルに並んだスリット窓は外観のアクセントにもなっている。

 小学5年生のご長男は自分の部屋で寝起きする。おじいちゃん、おばあちゃんと寝る時間がほぼ同じなので、お二人の寝室の上に配置した。「それでも、男の子なのでもうドタバタ。女の子ならもう少し静かなのかも(笑)」と、おばあちゃん。

 玄関は北西の方角。スリット入りの玄関扉、白をベースにしたさわやかな内装、ホールに設けた窓のおかげで十分な明るさがある。

 1階のトイレは階段下を利用。脇のくぼみは、同じく階段下を利用した収納スペース。「収納ボックスだと頭や足をぶつけたりするのでこの方がいい。さっぱりしていて好きです」(お母様)。

 二世帯で共用するお風呂と洗面脱衣室は1階に置いた。明かり採りの窓はフィックスではなく、横すべりタイプ。浴室にも窓があるので通気が良くカラっとしている。

 ご両親の生活拠点である1階LDK。リビング部分を囲う形でロールスクリーンを取り付けた。親族が泊まりに来たときは、スクリーンを下ろして客間として使用してもらう。雨天のときのために室内干し用の竿を設置。

 ご両親の寝室。LDKに続く出入口(写真中央)に加えて、通路に出られる出入口(写真右)をつくった。これにより通路に面したトイレやお風呂場へのアクセスが良くなった。

 ご両親のLDKから続く大きなウッドデッキ。木々のすき間から街を見下ろすことができる。洗濯物を干したり、シートを敷いて子どもたちが遠足気分で食事をしたり、何をするにも楽しくなる場所。

 ご長男の希望でつくった約12畳のロフトは、置き畳を敷いて隠れ家風に。「ここだったら好きなだけ散らかしていいよ、という場所です。従兄弟たちとマンガを読んで過ごしたり、なんだか落ち着くみたいですよ」(奥様)。もちろん物置としても活用。

 

 

 

アトラスホーム

GTO株式会社

長野県長野市北条町1-1

TEL:026-217-2430       

FAX:026-217-2432

http://atrashome.co.jp 

メール:customer@atrashome.co.jp