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フットワークも軽くなる陽当たり良好、シンプルな家

内装の統一感にこだわったLDK。洋間の雰囲気を損ねないよう、奥の和室の色合いまで白系で統一した。床は、表面に無垢材を貼った木目の美しい製品にグレードアップし、ナチュラルな風合いに見合うテーブルセットをそろえた。「モンキーポッドの一枚板のテーブルとウォルナットのイス。もったいなくて、普段はソファの前に別のテーブルを置いて食べています(笑)」。

2020.01.20/イエマドアルファ編集部

理想の家は使いやすくシンプルに

「基本的に収納に扉は付けませんでした。中の物が見えた方が使いやすいから。それに、ちらかさないつもりなので、〝見たかったら見て!〟という気持ちです」と、大らかな笑顔を見せる奥様。村上様ご夫妻にとって家は、使いやすさが第一。どうすればそんな家になるのか、ネットでいくつもの家づくり体験談を読むうちに、シンプルが一番という結論にいたったそうです。

 問題は、〝普通の家が欲しい〟という、簡単そうで意外に難しい要望に業者が応えてくれるか。チラシで知ったモリシタ・アット・ホームに足を運び、省エネ基準をクリアしたしっかりとした家が予算内で建てられそうだと、とりあえず話を進めることにしました。「話していて、こちらの意思がちゃんと伝わっていると感じました。それに動きも速いんです。〝実家の畑に建てる〟と言ったら、すぐに写真を撮りに来てくれて、四方八方から写したものを見せながら陽当たりの説明をしてくれました。〝1週間くらいで図面ができます〟と」ご主人。

“住みやすさ”の基本は採光と家事ラク動線

 完成した家は、〝シンプル〟な上に、驚くほど明るい家。とくに1階は3つの大きな掃き出し窓から1日中陽が入ります。ハイツ時代はあまりの暗さに気が滅入っていたというご主人は、「もしも暗い気分になってもこの明るさで治ってしまう」と上機嫌。奥様も「人間、生きていく上でやっぱり光が大事ですね」としみじみ語りました。おまけに、ひと冬の光熱費が、プロパンガスだったハイツ時代に比べて4割ほど下がり、二重の喜びを感じています。

 内装にはちょっとしたこだわりが。「和室の扉の昔っぽい感じが嫌で相談しました」。設計の長谷川さんの提案で思い切って白の格子扉を採用。かわいらしく軽やかで、シンプルなLDKとの相性はぴったりです。白が映えるように床はブラウン系の木目。その自然な風合いに合わせて天然木のダイニングセットを新調し、トータルコーディネートを楽しみました。

 キッチンと洗面脱衣室をつなげた動線も快適だというご主人。「嫁さんは前にも増して手の込んだ料理をつくってくれるし、食事中の会話も楽しい。私も、何をするにも、頑張ろうという気持ちになっています」。

リビングには大きな掃き出し窓が二つ。明るく暖かく、オール電化と高断熱高気密の効果もあって冬の光熱費がかなり下がったと言う。階段は、冷暖房の効率を考えてリビングの外に設置した。

料理の作業スペースとして使うため、カウンターの幅は広め。後方のカップボードの長さを短くして、収納力の高い食器棚を置いた。標準装備のダウンライトをスポットライトに変更し、シチュエーションに応じてキッチン、ダイニングへと向きを変える。

 

和室は、寝床として使えるように5畳を取った。道路側に位置するが、「外の様子がわかるのがいい」と窓からの景色を楽しんでいる。伝統的な和室の内装は好みではないため、建具や畳に白を使い、3連扉の格子にした。

1階ホールの真正面は洗面脱衣室。左隣がキッチンで、家事の負担を減らす動線になっている。収納棚の幅は1m弱で収納力たっぷり。もちろん、「ここも扉はいりません」(奥様)。

縦ラインのドアがアクセントになっている1階ホール。左脇は玄関収納スペース。階段下の小さな収納ともに、扉は付けていない。「ないほうが便利なんですよ」(奥様)。

来客も使う1階トイレは機能性を重視してカウンターと洗面台付き(左)。プライベートな2階トイレ(右)は「森の動物柄で遊びました」(奥様)。

2階ホールは悪天候時の洗濯物干し場。5畳ほどの広さがあるため、第2のリビングとしての活用も考えている。「“冷蔵庫を置けばここでビールも飲めますよ”という設計の長谷川さんの提案でアース付きのコンセントも付けました」(ご主人)。

寝室はダークブラウンの床で、他の居室よりもワントーン明るさを落としたホワイトの壁クロスでくつろぎの雰囲気をつくった。家族が増えたときに使う予定で、現在は和室を寝室として使用している。

白木の木目が清々しい寝室のウォークインクローゼット。移動スペースにゆとりがあるため使いやすい。入口右横にできた半端なスペースを扉付きのクローゼットにした。

将来のための子ども部屋6畳(奥)とフリールーム4.5畳(手前)。必要になったときに仕切り壁を設ける計画。

ダイニングエリアのカウンターは、化粧をしたり、調べものをしたり、便利に使っています。収納部分の一番下はルンバの基地にしてもらいました。モリシタさんの見学会でもらったアイデアです(奥様)。

伝統的な切妻屋根がご夫妻のお気に入り。外壁は、横ストライプの白壁でかわいらしく仕上げた。大雨時に水が溜まりやすい地域のため、盛り土で対策。

 

 

間取り図

株式会社モリシタ・アット・ホーム

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