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2匹の猫のための快適な家

ご夫妻の理想の詰まった新居ですが、影の主役は2匹の猫です。24時間家にいる愛猫のための工夫が満載です。

2020.03.02/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回ご紹介するのは、家づくりの途中に猫を譲り受けたというご夫妻。猫のためにプランを変えたという、猫のためのこだわりの家づくりの工夫をご紹介します。もちろん人間にも住みやすい断熱性の高さも魅力です。ぜひ、参考にしてみてください!

作成中のプランを変更急きょ始まった猫との生活

便利な回遊式動線、1階のサンルーム、趣味の小屋裏部屋とご夫妻の理想の詰まった新居ですが、影の主役は二匹の猫です。家づくりの最中に縁あって譲渡会で譲り受けました。「それで、途中から猫のためにいろいろ変えたんです」とご主人。猫アレルギーの予防としてアレルゲンを吸着するクロスに変更したり、ドアに猫専用の出入口を設けたりと、さまざまです。リビングと洋室の間の垂れ壁に設けた小窓も猫のため。キャットタワーを上り、顔を出して見下ろしているそうです。「いずれリビング側にキャットウォークをつくりたい。梁が出ているのでできると思うんですよね」と計画は壮大です。

住んでみて断熱性の高さを気に入りました。日中35℃以上になる猛暑でも、室内はエアコンをつけずに27~28℃前後。猫にはちょうど良い温度です。冬は、出勤前は25℃くらいの室温。真冬のとても寒い日でも、暖房を消して出かけても、帰宅時は17℃前後に室温を保ってくれます。「猫にはちょっと低いですが、暖房をつければすぐに温まります」と、猫に留守番をさせる共働きご夫妻にとって安心の断熱性能です。「人間は、家にいるのはせいぜい12時間ですけど、猫は24時間いますから」と、二匹の猫にメロメロなご夫妻です。

勉強会で不安を解消し家づくりスタート

ご夫妻がマイホームを検討し始めたのはご結婚前。アパートの家賃を支払うのだったら最初から住宅ローンに当てたほうが良いと考えたからです。それからまもなくして入籍し、家ができるまでは、それまでどおりにそれぞれのご実家で暮らすことにしました。つまり、家族生活を経験することなく、家づくりに臨んだということ。資金計画に始まり、すべてが手探りの中で進んでいきました。

ご夫妻をサポートした横尾建設は、奥様の友人の紹介で、奥様は社長自らがレクチャーする勉強会に惹かれました。「半年で10回ほど勉強会に参加しました。実家暮らしで生活費を計算したことがなかったのですが、初めて具体的な金額を出せました」。また、大工の経験のあるご主人は、別の視点からも同社に好感を持ちました。「業者ではなくお客様の目線で物を扱っていると思いました。いい部分だけでなく、不都合な部分もきちんと教えてくれます」。

2人も2匹も過ごしやすい室内

リビングはできるだけゆったりと使えるように考えた。ダイニングテーブルを置かず、食事はカウンターで取るため、「配膳も片付けもラクです」と奥様。猫の毛の掃除がわずらわしくなるため、ソファは置かない。夏は、洋室の3連扉を外し、リビングと合わせて広々と使う。

エンジ色でアクセントを付けたキッチン。背面の小窓は、サンルームから間接的に光を取り入れる採光窓。猫がサンルームに入ってしまうため、締め切っているが、開閉できるタイプで風を通すこともできる。

リビング横の洋室は客間だが、現在は猫のプレイルーム。奥様お気に入りの弓型の出窓はレースのカーテンでかわいらしく仕上げた。人形や猫の撮影場所として活用している。

洗面脱衣室は収納の使い勝手を重視。洗面台の上に吊戸棚を付けるかわりに、脇にトール収納棚を置き小物を置いている。ドアの上に垂れ壁をつくらず、サンルームから光と風を取り込んでいる。

「洗濯作業は1階ですませる」という奥様たっての希望により、サンルームは洗濯をする洗面脱衣室の横に配置した。サンルームを含め、水回りの壁は吸湿性の高い珪藻土クロスを用いた。天井は蓄光クロスで星座が浮かび上がる。

夏は、空間をオープンに使いたいので、リビングと洋室の間の引き戸を外しています。外した戸は、洋室のクローゼットを区切ってつくった専用スペースに収納。戸の高さに合わせてクローゼットも高くつくってあります(ご主人)。

間口一間(W=1820)のゆったりとした玄関ホール。奥の格子戸は猫の脱走防止用に後付けした。

木目で統一したウッディーな寝室。天井クロスは、継ぎ目がない木目が印象的。ウォークインクローゼットは3畳で、移動スペースをぜいたくにとっているため使いやすい。

将来を考えて4.5畳の子ども部屋を二つ用意した。そのうちの一つは、猫部屋としても使うため、扉に専用出入口を設けた。空間が広く感じられるよう、クローゼットには扉を付けていない。

階段の壁に猫の遊べる小窓をつくった。「本当はもう少し高い位置にしておしゃれにしたかったけれど、猫が落ちても危なくないように低い位置にしました」(ご主人)。

トイレのクロスは、1階(左)も2階(右)も幅広の木目だが、角度をアレンジして印象を変えた。1階トイレは正面の収納やすぐ横の水回りなど、扉の集中する場所にあるため、開けたときに通路をふさがないように折れ戸にした。

勾配屋根を利用してつくった小屋裏部屋は、ご主人がどうしても欲しかった場所。本棚を設け、ゲーム機を置き、猫用コタツまである最高の癒し部屋。ご主人専用の寝室としても使用。

海風が強い地域のため、玄関前に風除室を設けている。外観の色は、メリハリをつけるためにツートーンに貼り分けた。風除室部分は、複雑な模様を再現しているインクジェット塗装の外壁材。

 

 

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