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ユニバーサルデザインを取り入れたコンパクトな間取りの平屋住宅

老後のことを考えて、平屋にしたというご夫妻。廊下をつくらず生活動線をコンパクトにし、段差もなくすように心がけました。

2020.04.01/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、老後はもちろん、子どもや車いすの人でも使いやすいユニバーサルデザインを取り入れたおうちをご紹介します。また、自然素材を使うことで、精神的にもやさしいおうちになりました。ぜひ、参考にしてみてください。

 

段差も廊下もつくらないコンパクトな間取りが快適な平屋

平屋にすることは最初から決めていました。老後も住みやすい家にしようと考えていたからです。「歳を取ったら2階は使わなくなると思うんです。廊下をつくらず生活動線をコンパクトにしましたし、段差もなくすように心がけました」と話すご主人。さらにコンセントの位置は床から35cmと高めに、スイッチの位置は110cmと低めに設定して、老後はもちろんのこと、子どもや車イスの人でも使いやすいユニバーサルデザインを取り入れています。

もう一つ、ご夫妻が絶対にやりたかったというのが無垢の床。LDKのみならずお子様の部屋にもオークの無垢材を使い、家全体が木の温もりに包まれています。

「実家が無垢で、踏み心地や座り心地が良かったんです。冬でも冷えにくいのもいいですよね。リビングの中央だけ畳を敷いたのはゴロゴロしたかったから。カーペットはホコリがたまりやすくて、子どもがクシャミをしてしまうんですよ」

そう話す奥様の目線の先では末のお子様が畳に座って遊んでいます。ただ、理想の住まいを追求する際により重要になってくるのが予算です。そこは川上建築の細やかな対応に助けられたとご主人は話します。

「クロスにしても床材にしても希望に合わせて何種類か用意し、それぞれ見積もりを出してくれました。メリット、デメリットについても説明があるので納得して選べて、予算内に収めることができたんです」。

建設中も奥様が中心となって現場に赴き、照明の位置などを調整。納得の末に完成した家は新居とは思えないほど馴染んでいたと言います。「春には庭づくりを始める予定です」というご夫妻。その笑顔を窓から差し込む柔らかい光が照らしていました。

信頼できるビルダーと夢のマイホームづくり

ご主人が生まれ育った家にお住まいだったK様ご家族。老朽化にともない、建て替えを決意しました。不安だったのはご主人が単身赴任中で月に一度しか打ち合わせができないこと。その問題を受け入れてくれたのが川上建築でした。

「ハウスメーカーなどにも行ったんですが来店予約や契約を急かすところが多くて。でも、川上建築さんは私たちのペースに合わせてくれたので信頼できると感じました」と奥様。引き渡しまで2年近くかかったという新居はこだわりにあふれています。

ユニバーサルデザインで快適な室内

リビングの畳は撥水性に優れ、日焼けもしにくい和紙畳。木の温もりを大切にしたいからとキッチン台の前面にも床と同じ無垢材を貼ったが、カウンターテーブルだけは汚れをふき取りやすい合板にしている。

リビングダイニングと一体感が出るアイランド型キッチン。「両側から出入りできるので家事動線も楽です」と奥様。掃き出し窓にある室内用物干し竿は耐荷重30キロとたくさん干せて便利。

主寝室の和室は天井にアクセントクロスを用いて落ち着いた空間を演出。「開け閉めが面倒だし、見える方が片づけようと思うから」(奥様)とウォークインクローゼットに扉はない。

しまう物によって使い分けられるように壁の一面をハンガーパイプ、向かいの面を可動棚にしたウォークインクローゼット。

和室がある北側の窓(和室の写真も参照)には格子を付けて外観に和のテイストを取り入れている。

トイレの換気扇はニオイの発生元になる便器の背後に配置。掃除がしやすいのもメリットだ。

北側にある玄関には採光性を高めるためにすりガラスが入ったドアをセレクト。玄関ホールの床にも同じ無垢材を使用している。

玄関横のシューズクローゼットは、来客時は扉を閉めればすっきり。汚れが目立たないよう背面のクロスをネイビーにしたのは川上建築のアドバイス。

洗面脱衣室の鏡は自ら探したもの。水がはねて汚れないように壁には水はね防止パネルを設置した。浴室は暖色を取り入れ温かい雰囲気に。

子ども部屋はクローゼットをつくらず、出し入れが楽なオープンタイプの収納を設置。棚は置くものによって高さを調節できる可動棚だ。クロスはお子様がそれぞれ好きな色を選んでいる。いずれも2面に窓があるため、通気性も抜群。

外壁は白一色でシンプルにまとめた。軒を1mほど出したことで夏の直射日光を防ぐうえ、たたずまいに重厚感が生まれている。

 

 

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