ランニングコストを考えて薪ストーブに決めたというご夫妻。コストだけでなく、暖房のゴーッという音がない静けさが、快適もプラスしてくれました。
注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、リビングにある薪ストーブが目を引くおうちをご紹介します。薪ストーブは実はランニングコストを抑えられる優れもの。気密性と相まって一度温めるとずっと暖かさが保たれます。薪が燃えるパチパチした音も癒しを与えてくれます。ぜひ、参考にしてみてください。
片流れの屋根に薪ストーブの煙突が、W様のお宅の目印。玄関を開けば、横に広い玄関ホールが出迎えてくれます。「〝シンプル・ナチュラル・スッキリ〟がこの家のテーマです」と話すご主人の言葉通り、白と木目で統一されたナチュラルテイストの心地良い空間が広がります。
すっきりとした印象の広いリビングで、ひと際目を引くのが薪ストーブ。ご夫妻が「大正解でした」と声をそろえるポイントの一つです。「蓄熱暖房と迷いましたが、エスホームさんからランニングコストについてのアドバイスをもらい、薪ストーブに決めました」。コストだけでなく、暖房のゴーッという音がない静けさが、快適もプラスしてくれました。「リビングにいる時間が一番リラックスできますね。薪の手間はかかりますが、家の気密性が高いから一度温めるとずっと暖かいんです」とご主人。
玄関・玄関収納・パントリー・キッチンをつなぐ家事動線を軸に、奥様思いの間取りづくりが進みました。キッチンから浴室までを直線に配置することにもこだわりました。キッチンにいても浴室の様子が感じられるので、お風呂が大好きなお子様たちの長いバスタイムにも安心して家事がはかどるそうです。一方で、照明を人感センサーにして可能な限りスイッチレスにしたご主人の〝見えない〟こだわりがあります。日常の動作をミニマム化しただけでなく、壁もすっきり、消し忘れも防いでくれます。そして、最後に変更したという寝室の勾配天井もご夫妻のお気に入りです。「夫婦だけの部屋に贅沢かなとも思いましたが、目覚めた時の景色が最高なんですよ」と奥様もにっこり。
ご主人が頭に描いた通りの家族が自然と集まる広いリビングには、今日も笑い
声が響いていることでしょう。
ご夫妻がエスホームでの家づくりを決心したのも、断熱性の高さが決め手でした。「数社の見学会などに行った中で、エスホームさんの自由設計という点に惹かれました。思い描いていた広いリビングができる会社がほかにありませんでした。外張り断熱が標準仕様で熱効率や気密性などの性能も優れていると知って、すぐに心が決まりました」。
薪ストーブを中心に広がるリビングは、白と木目が基調のすっきり空間。できるだけ天井を上げたリビング、吊り戸棚のない対面キッチンが、視覚的にも広さを感じさせる。リビングの一部はロールスクリーンで隔てることもでき、来客時には個室にもなり、室内の温度調整にも役立つ。
ダイニングの奥には、リビング学習やPC作業に便利なカウンターを造作。集中力を高めるというブルー系のクロスがインテリアとしてもアクセントに。リビング・ダイニングのメインの窓には、折れ戸式の全開口窓を採用。外に広がるデッキと一体化して、さらなる開放感が楽しめる。
耐火壁はレンガなどの重い色味が多いのですが、明るくすっきりとした印象の大谷石のおかげでリビングとの統一感が出ました。優れた耐火性はもちろん、消臭性や吸湿効果もあり、コストも高くないのでおすすめです(ご主人)。
キッチンの真横に浴室・洗面脱衣室を配置。前の家では長湯なお子様たちの様子見にキッチンと浴室を行ったり来たりしていたが、キッチンにいても様子がわかるので家事がはかどる。
横に広い玄関は、大人数の来客時に人の靴を踏まずに上がれるようにと、ご主人がリクエスト。アーチをくぐると土間収納、そしてパントリーへとつながり、お米など重さのある荷物も直接運べる。
ワイドな玄関の右手には、すっきりと目隠しできる大容量のシューズクロークを設けた。玄関側の壁へ小窓を取り付け、クローク内にある窓からの採光を利用する。
リビング奥と薪ストーブの裏、階段、洗面脱衣室、キッチンを二重につなぐ回遊動線。普段開け放しておく洗面脱衣室の扉は、着替えの入る収納棚の扉としての役割も。
片流れ屋根の特徴を活かした勾配天井で開放感のある寝室。「屋根裏収納を考えていましたが、いずれ歳をとったら荷物の上げ下げが大変だと考え直しました。誰に見せる部屋でもないので、贅沢かとは思いましたが、思い切って良かったです」と笑顔の奥様。一方の壁一面に、大容量のクローゼットを配置した。
薪ストーブの配管が通る2階ホール。陽当たりがいいので、夏場はもちろん、冬場はストーブの余熱もあり、室内干し場として重宝する。
バルコニーに面した大きな窓からの光が気持ちいいお嬢さんの部屋。水回り以外のすべての部屋は、クロスと床、建具の色をそろえ、統一感を出す。
総二階のシンプルな外観にしたいというご主人のこだわりから生まれた部屋。いずれはご主人の書斎として活用予定だが、お子様の成長に合わせてさまざまに使えるゆとりのスペース。
2階のトイレは気になっていたクロスで冒険。「大胆すぎるかと思いましたが、案外しっくりきて友人にも好評です」とご主人。トイレの照明もスイッチレス仕様。
2階の一面をつなぐワイドなバルコニー。ご夫妻の寝室とお嬢さんの部屋、2階ホールの3 ヵ所に出入り口を設置し、ほかの部屋を通らずにそれぞれの布団を一気に干せる。
片流れ屋根の総二階づくりで、スッキリとしたフォルムがご夫妻のお気に入り。シンプルな外観にひょっこりと突き出た煙突が愛らしい。
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