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可変性のある間取りにした子供の成長に合わせる家

間取りを考えるにあたって大切にしたのは、完成形にするのではなく、あえて余白を持たせることでした。今すぐには必要のない部屋はつくらず、お子様の成長に合わせてリフォームすることを考えました。

2020.05.08/イエマドアルファ編集部

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、家づくりをするにあたり、お子様の成長にともない家族の形が変化することを考え間取りを決めたご家族の家づくりをご紹介します。お子様が小さいうちは個室を作っても結局使わない、できるだけ家族で過ごしたいなどの悩みや希望を解決するのが、成長に合わせて家の間取りも変更しようというやり方です。ぜひ、参考にしてみてください。

自分たちで手を加えていける可変性のある間取りづくりに満足

間取りを考えるにあたって大切にしたのは、完成形にするのではなく、あえて余白を持たせることでした。「子どもの成長にともない家族の形は変化するもの。家も変えられるようにした方がいいというアドバイスには、なるほどと感心しました」。そこで、今すぐには必要のない部屋はつくらず、LDKと2階を吹き抜けでつなぐプランを採用。お子様が大きくなったら吹き抜けを個室にリフォームすることもできるよう考え、構造状の強度も上げています。結果的に、リビングを広くというご主人、個室にこもらず家族団らんの暮らしをという奥様、お二人のリクエストを叶えることができました。吹き抜けは家じゅうを一定の温度に保つためにも役立ちます。

さらに現場の棟梁のアイデアで、吹き抜けを勾配天井にしました。天井高が上がった分、空間が広がり開放感も増しました。また、DIYが得意なご主人は「自分たちで手を加えていくことで味のある家に仕上げていきたい」というご希望も。後から棚などを手づくりできるように、キッチン横の収納は、何も取り付けずに、スペースだけとってあります。

ご夫妻で一緒に近所を歩き、素敵だなと感じた家の写真を撮ったりネットや雑誌などで情報収集して、宝田所長とイメージを共有した結果、住み心地は想像通りに。「子どもが裸足で元気いっぱい走り回っていますし、足の裏からじんわりと無垢材の温かみが伝わってきます」。Y様ご夫妻は、ご自分たちの希望が、制約のない自由設計によって形になった喜びをたっぷりと味わっています。

経験の多さからのこだわりと情熱に魅了

Y様とサエラ暮らし研究所の出会いは、イエマドの記事がきっかけでした。「ほかの住宅メーカーを検討していましたが、有害物質を含まない自然素材をご自宅に使ってお嬢さんのアトピーが改善されたという宝田所長の体験談を読んで興味を持ちました。息子もアレルギー傾向だったので」と奥様は振り返ります。その後、慎重派のご主人とともに、直接話を聞きに行くことに。すると、自然素材のことばかりでなく、断熱をしっかりすれば床暖房を導入しなくても底冷えしないといったことも話してくれました。多くの経験に裏打ちされた家づくりへのこだわりと情熱を感じ、お願いすることにしたと言います。

あえて余白を持たせた間取りの室内

上下で大きくとった窓から光がたっぷり差し込む。1階から2階へと空気が回るので、吹き抜けの柵からもう一方の柵へ物干し竿をかけ、洗濯物干しスペースとして活用している。梁や柱は京都産の杉。床はフィンランド産のレッドパインの無垢材を使
い、温かみのある空間に。

吹き抜け部分のクロスは竹の繊維を織り込んだ自然派タイプを採用。統一感を持たせるためシーリングファンはホワイトの物を選んだ。スクエアの羽根が洗練された印象を与える。

玄関側からキッチンの中が見えないよう高さを出したLの字型カウンターを採用。カウンター下のニッチを利用してマガジンラックに。キッチンユニットは室内の建具と合わせてシャビーシック&アイアンパーツタイプをセレクトした。

無垢材の温もりが感じられる玄関。キッチンなどとカラー、アイアンパーツなどをそろえて、おしゃれな北欧テイストに仕上げた。

グレーのアクセントカラーでシックにまとめた洗面脱衣室。手前に浴室、正面にトイレと動線をつなげた。右の引き戸からLDKに出入りできる。

洗面脱衣室から出入りするトイレは階段下のスペースを有効活用した。スリット窓を設置することで明るさと開放感を演出した。

2階のフリースペースはあえて壁の仕切りをなくして吹き抜けや廊下とつながりをもたせた。将来はお子様の部屋にアレンジできるようクローゼットも設置。梁を見せ
るつくりが空間のアクセントに。吹き抜けを仕切るネットは柱や床の無垢材に合わせて強度のある自然素材のコットンを採用。

寝室と吹き抜けの間にある細長いスペースは、本棚やイスを置いて読書スペースにする予定。将来、吹き抜け部分を個室にリフォームする際は廊下になる。

寝室はくつろげる雰囲気をコンセプトにゆったりとスペースをとった。ベッド横の小窓を開けると吹き抜けや1階LDKの様子を感じられるつながりのある空間に。ウォークインクローゼットの床にも無垢のパイン材を使った。

玄関上にバルコニーを配置することで、ドア回りを立体的に仕上げた。深くした
軒が建物全体をバランス良く見せている。

 

サエラ暮らし研究所

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