思い切り遊べる家にと、クライミングウォールやブランコ、つり輪など、趣向を凝らした遊具の数々が目に飛び込んでくるお宅。遊びと暮らしやすさの二つを追求した住まいです。

注文住宅事例満載の家づくり情報サイト｜イエマド編集部です。今回は、おうちの中に、なんと、ウォールクライミングも、ブランコも楽しめる、お子様にとっては夢のようなおうちをご紹介いたします。思い切り遊べるようにしたかったと、ご両親のお子様たちへの愛情があふれています。もちろん、生活のしやすさにもこだわりがたくさん。ぜひ、参考にしてみてください。

開放感いっぱいの吹き抜け空間に、クライミングウォールやブランコ、つり輪など、趣向を凝らした遊具の数々が目に飛び込んでくるO様のお宅のリビング。そこにはのびのびと遊ぶお子様たちの笑い声が響きます。「どうせ遊びをつくるのなら思い切り遊べる家にしたかったんです。そのほうが楽しいじゃないですか」と笑うご主人の言葉に奥様も笑顔を重ねます。

奥様の譲れない条件の一つが〝寒くない家〟。見学会や勉強会に参加して、たどり着いた答えがゼロエネルギー住宅（ZEH）でした。「一軒家というと、どうしても冷えるイメージが拭えなくて。高気密高断熱な家なら、冬は暖かくて夏も涼しいと知り、ZEHにすれば環境にも家計にも優しい。これだと思いました」。そうして、ZEH ビルダーで家づくりを始めたご夫妻でしたが、間取りづくりでの折り合いがつかず、一度白紙に戻すことに。あらためて地元でZEH 実績のある工務店を探し、訪れたのが菅谷工務店でした。「計画に時間をかけた分、やりたいことがたくさんありましたが、菅谷さんは全部を受け止めてくれました」とご主人。

間取りづくりでは、セカンドリビングとしても使える階段途中の中二階や、浴室と寝室をつなぐ動線など、憧れだけでなく暮らしやすさも追求した希望をすべて叶えました。加えて、ZEHの高機能な家を活かした全館空調システムも採用し、さらなる快適さも手に入れました。「心配していた底冷えや結露とも無縁で、〝戸建＝寒い〟ではなかったんだと実感しています」と話す奥様。一方、ご主人は新たな趣味となったDIYで日々、おうちのカスタマイズをお楽しみ中なのだとか。これからも遊びと快適さに磨きをかけていくことでしょう。

ご主人のご実家の敷地内に家を建てることを、ご結婚当初から決めていたというO様ご夫妻。ご長男の小学校進学を機に、まずはご実家と同じ学区内にあるアパートへと移り住みました。「土地は決まっているので建てるタイミングを計りながら、住みたい家のプランを2 人で急がずにじっくりと煮詰めていきました」。研究を始めてから約6年、ついにご夫妻の理想の家が完成しました。

キッチンカウンターにはテーブルを設置。半分はお子様のリビング学習用のデスクとして、半分はご主人用のバーカウンターとして活用する。デスク下には棚も造り付けていて便利。

中二階の下も一段掘り下げて部屋として有効利用。アーチ状の入口とピンクのクロスが愛らしい和室は、普段は姉妹の遊び場として、来客時には客間としても重宝する。

キッチン奥の両サイドと廊下側に収納をまとめ、無駄のないコンパクトな家事動線に。玄関や水回りとも直接つながり、リビングと寝室を八の字で回遊できる。

前の家でもダイニングテーブル横にテレビ代わりのPCモニタを置いていましたが、子どもが倒してしまうことも。カウンターキッチンの側面にモニタ専用のニッチを造り付けて配線もすっきり。倒す心配もありません（ご主人）。

奥様がこだわった、通称“裸でうろうろ動線”。浴室横、寝室との間にウォークインクローゼットを置くことで着替えを持たずに入浴できて、お風呂上がりにはそのまま就寝できる。

来客が多いため、プライベート空間となる脱衣室と洗面所は別空間に。「手をしっかり洗う習慣をつけて欲しいので、トイレにも洗面を付けていません」と奥様。

「ワンフロアで生活を完結したい」という奥様の希望で、寝室はキッチンの裏に配置。友人と深夜までリビングで盛り上がっても、お互い気を使わずに浴室やトイレへ行ける動線も確保した。

「家を建てると決めてから絶対に欲しかった」とご夫妻が声をそろえる憧れの中二階は、お城をイメージ。セカンドリビングやゲーム部屋、シアタースペースとして多目的に活用する。リビングのクライミングウォールからも上がれるように、壁には足掛け用のバーも設置した。

中二階と二階の廊下では、採光と視点の広がりにガラスブロックを効果的に用いた。吹き抜けと合わせてゆるやかに空間をつなぎ、どこにいても家族の気配が感じられる。窓はオシャレかつ機能的な配置。中二階の窓の一部は曇りガラスにし、外からの視線にも配慮した。

ご主人の書斎兼作業部屋。他の部屋とは異なり、クロスやフローリングをダークカラーでまとめて落ち着く大人の空間に。

勾配屋根で天井の低い部分を活用した小屋裏収納。お子様が小さいうちは遊び部屋にも使えるように、ご長女が選んだクロスでおめかし。

空調室。外部からの空気を調温してからダクトを通して各部屋へ給気するので、家中の温度はムラなく一定に保たれる。2台のエアコンを設置しているが、通常1台ですべてまかなえると言う。「心地良い風に常に包まれているような感覚で体が楽ですね」とご主人。

明るい外壁にいろいろな種類の窓がアクセントをつけている。リビングからつながるウッドデッキ、お庭の写真右奥にはバーベキュースペースもあり、遊び心が広がる。屋根には10kWの太陽光発電システムを設置。「夏にどのくらい稼動するか楽しみです」とご主人。

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