リビングの扉をはじめ、ブルーはすっかり一家のイメージカラーとして定着。友だちからは、N家といえばブルーだねって言われます」と奥様。
注文住宅事例満載の家づくり情報サイト|イエマド編集部です。今回は、屋内のいたるところに淡いブルー系を使い、やさしさあふれる雰囲気のお宅の家づくりをご紹介します。家全体の印象を決めるテーマカラー選びは大事ですよね。白や黒、茶系などをベースにする方も多いですが、好きな色を取り入れることで、生活を一層ワクワクさせてくれます。ぜひ、参考にしてみてください。
N様ご家族のお気に入りはLDKをかわいらしく彩るパステルブルーの扉です。2年前の打ち合わせ時に、コンサルタントの土橋さんが発売されたばかりのシリーズからすすめてくれました。このさわやかなブルーがきっかけとなり、ご夫妻は屋内のいたるところにブルー系を使うことにしました。「キッチンもベージュをやめてブルーにしました。友だちからは、N家といえばブルーだねって言われます」。そう奥様がおっしゃるように、ブルーはすっかり一家のイメージカラーとして定着。エンボスの白壁と相まって優しい雰囲気があり、ご主人の手づくりする雑貨やおもちゃがよく映えます。
新居での2年間で、ご夫妻はお子様の様子が変わったことに一番驚いています。「たとえばご飯の時間はご飯、遊びの時間は遊びと生活にメリハリがつきました」。ダイニングとリビングの間を大きく空け、テレビはダイニングから見えない位置に配置したことで「前よりも食事中の家族の会話が増えたかな」とご夫妻。また、必要な場所にこまめに収納をつくったおかげで自分から進んでおもちゃを片付けるようになったと言います。スカイブルーのキッチンは奥様が〝ウキウキする〟場所。子どもたちは楽しげなママと並んで料理を手伝うようにもなりました。お子様たちと、充実した親子の時間が過ごせることでしょう。
お子様が保育園に入る前に一戸建てを持ちたいと考えていました。心配だったのはやはりお金のこと。お子様が3歳になるまでは奥様が専業主婦となって子育てしたいというご夫妻の希望があったため、片働き期間の収支など慎重に考える必要がありました。いくつか住宅会社を訪ねた中でエルハウスを選んだのは、土地や間取りのことよりも、まずお金の心配事を解決してくれようとしたからです。片働き期間を組み込んだライフプランをもとに予算を出してもらったことでようやく気持ちが家づくりに向かいました。「その予算内できっちり収めてくれたことにも感謝しています。オプションをすすめられて結局予算をオーバーしたという話は周囲からよく聞いていたので。建てた後も生活は変わらずラクに暮らせています」とご主人。
パステルブルーのドアは長岩家のシンボル。キッチンや雑貨もブルー系の色で統一する中、えんじ色の時計がひときわ目立ちポップな印象となっている。ご主人が趣味のDIYでつくる収納ボックスなども青と白の優しい配色をバックによい味わいがある。ご主人はクローゼットの中の可動棚なども使い勝手がいいように自作しており、建築費の節約にもつながった。
ダイニングとリビングの間を空けたことで、お子様たちはそれぞれの場所の用途を理解するようになったという。1階の冷暖房は、夏はエアコン、冬はエアコンの温風が苦手なためFF式ストーブを採用。冷暖気をサーキュレーターでフロア全体に行き渡らせている。建物の断熱性と気密性が高く、光熱費はアパート時代の半分ほどになった。
ブルーのキッチンは、飾り棚を後付けしたり、レンジまわりにアンティーク柄のクロスを貼って好みに仕上げた。「お料理をするのが本当に楽しくて、アパートのときよりおかずが1、2品増えました。5歳の長女はもう卵焼きをつくります。主人はホワイトデーにお菓子をつくってくれました」(奥様)。
リビングの続き間はお子様の遊び場所。メンテナンスなどの面から畳ではなくフローリングを選んだ。クローゼットの横に仏壇用のスペースを設けた。
玄関は約1坪の大きさ。広さを優先してシューズクロークはつくらず、そのかわりにホールにクローゼットをつくりました。
ポーチの目隠し壁は、玄関ドアと重なる位置に大きく窓を切りました。北向きの玄関ですが、ドアの採光窓を通して光が入るので明るさを保てます(土橋さん)。デザインがいいですよね。子どもたちがあそこから顔を出して遊んでいるのがかわいくて(奥様)。
2階ホールは洗濯物干し場として使うほか、ご夫妻の憩いの場となっている。「広さがあるのでソファを置きました。子どもたちを隣りの寝室で寝かせた後に、ここでくつろいだりしています」。
南向きで明るい寝室は、青みがかったグレーのクロスにより落ち着いた雰囲気に。ベッドの枕側を東南( スリット窓の方角)に壁付けする予定で設計してあるが、お子様が小さなうちはベッドから腰高窓へ出てしまわないように、ベッドの向きを変えて壁から離している。
二つの子ども部屋は、学校に上がるまでは収納スペース&遊び場として使用。クロスの色は、元気な子どもたちに合わせて暖かなオレンジ色にした。おもちゃのシステムキッチンはパパのお手製。
トイレは遊び心から、大胆なストライプのクロスを選んだ。来客も使う1階はシックに、2階はN家のイメージカラーのブルーを取り入れさわやかに。
収納を重視した洗面脱衣室。ボリュームだけでなく、使い勝手にこだわり、洗濯機の上の棚などはご主人が自作している。
水まわりとLDKの間にある廊下。初期の設計では突き当たりの壁はなく玄関への扉だったが、あえてふさぎ、リビング経由で階段に上がる動線をつくった。
1日に3回洗濯機をまわす日もある長岩家では、ウッドデッキ、2階ホール、バルコニーと干し場をたくさん用意した。「広いバルコニーは布団を干すのにも便利。アパートでは何日かに分けていましたが、今は一気に干せるのでラクです」。
明るい家”をコンセプトに、外観も内装も白をベースにした。裏側の玄関まわりだけグレーを使って印象を引き締めた。
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