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デザイン性と使い勝手を両立してキレイを保つ家

吹き抜けのあるLDKは、奥のキッチンまで合わせると23畳もの広さ。ダイニング部分は、リビング部分とL字型に配置することで、独立した空間になっている。キッチンは動線を考えて回遊型に。

2020.11.05/イエマドアルファ編集部

内観・外観ギャラリー

外観

落ち着いたブラックの外壁にバルコニーと玄関ドアの木目が映える外観。2階の端から端まであるバルコニーがアクセントに。

ウッドデッキ

和室前にはウッドデッキを設け、人工芝を敷いた庭が広がる。畳に寝ころんだときの景色は最高。

リビング+吹抜け

吹き抜け部分は壁付けの間接照明、ほかはすべてダウンライトにしたことで天井もすっきり。「夜、間接照明だけにするのも気に入っています」とご主人。昼間は吹き抜け部分の縦長スリット窓からも光が入って明るい。

和室

リビングとの間に階段があるため和室は独立しており、リビングの物音も気にならない。「今は客間として使っていますが、将来的には夫婦の寝室にしてもいいかもと思っています」。

キッチン

システムキッチンはインパクトのある深いグレー。カウンター内に大工さんに造作してもらったスパイスニッチがあるため、よく使う調味料類もすっきり収まっている。

階段下収納

リビング内の階段下に設けた収納スペースには、よく使うおもちゃや保育園のバッグなどを。あえて扉は付けていないので、取り出しやすく、片付けも楽々。

玄関

玄関には土間収納を設置。靴は下駄箱、靴以外の大きな物は土間収納と使い分けている。上着が掛けられるハンガーパイプも取り付けた。

廊下

和室を出るとすぐ左側に洗面脱衣室があり、廊下の奥左側にトイレ、右側にリビングがある。和室に泊まったお客様もトイレや洗面を使いやすい。

階段ホール

壁紙の白と、木目が目立つ暗めの床材のコントラストが美しい。吹き抜け上にファンを設置する案もあったが、コストや掃除のしにくさなどのデメリットも考え採用しなかった。そのおかげで、すっきりと広く見える。

子供部屋

今はお子様と3人で使っている寝室。ベッドのサイズを測って打ち合わせで知らせていたので、ベッドを入れても十分動きまわれる広さを確保できた。

子供部屋

子ども部屋は今後のことも考えて三つ用意。南側の2部屋にはホスクリーンを取り付け、洗濯物の室内干し場にもなる。ベランダへも出られるように掃き出し窓にした。

家事スペース

2階の一角につくった家事スペースには、洗濯物をたたんだり、アイロンがけをしたりするのに便利なカウンターを設置。「立ったままアイロンがけをできるのがとてもラクです」と奥様。

ウォークインクローゼット

寝室から続くウォークインクローゼット。普段着もなるべくハンガー収納できるようにパイプを多めに設置。左側の下段は以前から使っていた収納ボックスがぴったり入るサイズにしている。

本当に必要かどうか?を見極め「欲しい」をアイデアで実現

「なんでも言ってください、と言ってもらえたのは秋葉工務店さんだけ。とにかくこちらの話を聞いてくれるのが心地よかったです」という大野様ご夫妻。アパート住まいでしたが、お子様が生まれて手狭になったこともあり、家づくりを考え始めたところ、ご主人のお父様が秋葉工務店を見つけてきてくれたのだと言います。「大手住宅メーカーにも行きましたが、こんなに話を聞いてくれるところはありませんでした。こちらの要望に対しても、きちんと意見してくれるところも信頼につながりました」。打ち合わせを重ねる中で「本当に必要な物か」「後々のことを考えても、いるかいらないか?」を考えることができたと言います。

 

そうして完成した大野様のお宅のリビン本当に必要かどうか? を見極め「欲しい」をアイデアで実現グは、吹き抜けのある開放的な空間。広さを重視するために柱を極力少なくしていますが、梁を太くするなどして、十分な強度が保たれています。リビング内にある階段は、初めはスケルトンにすることを希望していましたが「小さなお子様がいるなら安全面から避けたほうがいいのでは?」という提案で通常の階段に。その代わり飾り穴を開け、木目の板をはめ込んだことで、かえってアクセントのある素敵なリビング内階段ができました。

 

当初、奥様が希望したのはアイランド型キッチンでした。ですが、高価なアイランド型キッチンが本当に必要なのか? また、構造上の柱も必要ということから、アイランド型をベースに壁をつくりながらも回遊できるように修正しました。お気に入りの収納家具の幅に合わせてカウンターを造作し、キッチン横には、奥行を浅めにすることで中の物の管理がしやすいパントリーもつくりました。「カウンター内にスパイスニッチを造作してもらったり、ゴミ箱を置く場所を初めから確保したことで、本当にスッキリとしたキッチンになりました」と奥様。ぐるりと回遊できることで動線が非常によくなり、使いやすいのだと言います。

 

打ち合わせの際には、新居で使う予定の家具のサイズを全部測って知らせたというご夫妻。そのため、キッチンのダイニング側のカウンター下には、お気に入りの収納家具をぴったりと納めました。無駄がなく、物を収納しやすくしたことで、キレイに保つ暮らしができています。ラクに家事をこなして、キレイを保ちながら、のびのびとした生活ができる家になりました。

お客様の声

大野様ご家族と、秋葉工務店の田邉さん( 後列左)、秋葉さん( 後列右)。「余計なお金をかけずに工夫して、こちらの要望をかなえてくれました」とご主人。

プラスアドバイス

火打ち梁を活用したサーキュレーターの定位置
吹き抜け部分の強度を出すため、火打ち梁を入れる必要がありました。そのうちの一つ、2階の廊下側の部分は床材を張り、コンセントも設置。天井にファンを付けなくてもここにサーキュレーターを置くことで空気を循環させることができます(田邉さん)。