建具や階段もすべて白を基調にしたLDKは、調光式のダウンライトでよりすっきりとし、広く感じられる。窓には、開口部の広いワイドな2枚窓を採用した。
ご夫妻とご長男が暮らす2階LDKは特注の大きな窓を設置した。四季折々の窓からの景色を楽しむため、ソファの位置や向きを時折変えている。
新建材を使った家には興味がなかったというご夫妻。構造材や内装材はすべて京都産の国産無垢材を使用しました。床をはじめ「まるで森林浴をしているみたい」と奥様は語ります。
家を建てる前は、ついデザインや、性能に目が行きがちな家づくりですが、住んでみて感じる使いやすさという点についても気を付けたいところです。今回は収納動線の工夫によって、家を建てた後も快適に暮らすご家族をご紹介します。
リビングでくつろぐ川﨑様ご家族。キッチンはリビングダイニング、和室まで見渡せる対面式で、和室の扉は開ければリビングと一体感が出る4枚扉だ。1階はこの他も開き戸のような可動域が不要で風通しの調整もしやすい引き戸を多用している。
家づくりのコンセプトが特になかったというF様ご夫妻。住宅展示場を回り、そこで出会ったのが薪ストーブでした。薪ストーブが似合うナチュラルテイストのリビングができ上がりました。
堀口様ご家族は、ご主人、奥様、二人のお子様とお孫さんの5人暮らし。ホワイトとナチュラルウッドの建具で統一されたリビングに吹き抜けをつくったことで家全体に一体感が生まれ、別々の場所にいても家族の気配を感じられる。
リビングはもちろん家全体の天井を約30cm、階段2段分ほど高くしたことで開放感と広さを実感できる。キッチンカウンター上部にある五十崎様お気に入りのペンダントライトは、寂しくなりがちなキッチンのアクセントにもなっている。
リビングでくつろぐ内山田様ご家族。水回りの一部を除いて壁は塗り壁、床は杉材を使い、建具はダークブラウンで統一した。キッチンは広々と使えるフルフラットの対面キッチン。油はねを防止するオイルガードも半透明のパネルにして部屋に解放感をもたらした。
リビングから続くストレート階段を上がると、その先には大人の肩ほどの高さの蔵への入り口の扉が現れます。「1階のリビングより落ち着く」とセカンドリビングとしてくつろぎの場所となっています。
ナチュラルをテーマに、床材は無垢の白桜。照明は、アットホームな温もりを出すためと、奥様がまぶしい光が苦手なため、温かみのある色でそろえた。奥の二つの扉は子供部屋の入口。必ずリビングを通り抜けるように配置された。
入居時に三男が誕生し、いっそうにぎやかになった岩切様ご家族。信楽焼のポップな照明の下で、楽しく食卓を囲んでいる。内装はシンプルに、明るさにこだわって掃き出し窓は幅広のタイプにした。左の高窓の裏はファミリークローク。高窓からもれる明かりでファミリークロークに人がいることがわかるようになっている。
リビングでくつろぐ内山田様ご家族。水回りの一部を除いて壁は塗り壁、床は杉材を使い、建具はダークブラウンで統一した。キッチンは広々と使えるフルフラットの対面キッチン。油はねを防止するオイルガードも半透明のパネルにして部屋に解放感をもたらした。