K様のお宅は無垢材のフローリングを使用した温かみのある空間が印象的です。「傷つくか心配でしたが、結果ほぼすべてに無垢材を使って正解でした」と、住み心地のよさを実感しているそうです。
自然な木目と、海をイメージした青で西海岸風にまとめたLDK。大きな掃き出し窓は一つだが、キッチン背面上の窓から光が入り明るい。キッチンカウンターとテーブルの間の柱は構造上必要なもので、アクセントになるようにあえて太くしたところ、時計がぴったりサイズに。
明るいリビングで団らんを楽しむN様ご家族。LDKへは玄関から廊下経由、和室経由、洗面脱衣室経由と3つの動線を確保。和室とひと続きにすることでリビングをさらに広い空間としても使える。調光可能なダウンライトの配列を工夫することで、シーンに合わせてさまざまな表情を演出できる。
ダイニングキッチンでくつろぐ金子様ご家族。家を建てたのは、2LDKの集合住宅が手狭に感じたのと、お子様が小学校に入学する前に、という理由から。掃き出し窓からの採光性も高く、室内はとても明るい。ご主人も料理をするため、キッチンは少し高めにした。
中学1年生のお嬢様と3人暮らし。生活リズムが異なるためそれぞれの個室を用意したが、リビングで一緒に過ごす時間も多い。リビングをはじめ、屋内を特徴づけているのは濃淡の美しいフローリング。ひと目で気に入ったこの木目をベースにして内装を考えた。15cmとかなり広めの板幅が木目の美しさを際立たせている。
『イエマド』では、家づくりを成功させた人たちをたくさん紹介していますが、全てのご家族に共通することが一つだけあります。それは「家づくりのパートナー選び」に成功しているということ。家づくりの第一歩であり、不可欠な要素であるパートナー選びについて、自由設計で一人一人の夢をかなえる京都の工務店、株式会社トミタの冨田広樹社長と営業の冨田健吾さんにお話をうかがいました。
和やかな休日を過ごす佐藤様ご家族。室内は白を基調としているが、床材はナチュラルウッドなカラーを選ぶことで温かく落ち着いた空間づくりに成功した。ダイニングにも物入れを配するなど、収納スペースも多めにつくるように意識。
安心できる家づくりに欠かせないのがライフプラン。自分と家族の人生を想定し、収支を把握することで、負担の少ない家づくりが進められます。 しかし、ここで気を付けたいのが、家を中心としたライフプランを立ててしまうこと。あなたにとって家だけが幸せな人生でしょうか。住む人が幸せになる家づくりを提唱する、秋葉工務店の秋葉社長にお話を聞きました。 取材・文◎中川明紀 写真◎山田晋也